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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ

更新日:2024/01/09

#ワークスタイル

働くママに優しい職場とは|女性が活躍し続けるために会社ができること

仕事と子育てを両立する人が増えた昨今、職場で働くママの活躍を後押しするサポートが不可欠となっています。一方で、「自社でも働くママのための職場づくりを推進したい」と考えているものの、何から取り組めばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。この記事では、働くママが職場で力を発揮するために会社ができることについて、制度設計・風土づくり・環境整備の観点から解説します。

働くママを取り巻く現在の環境

働くママにとって快適な環境を提供したいと考えるなら、育児をしつつ働く女性社員はどのような状況におかれているのかを正確に把握する必要があります。ワーキングマザーや妊娠中の女性を対象とした調査結果をもとに、働く女性たちの現状を解説します。

働くママの6割が「出産後も仕事を続けたい」

2019年にパーソル総合研究所が実施した「ワーキングマザー調査」によると、育児期に離職した正社員女性の約6割が「出産後も働き続けたかった」と回答しました。

出典:パーソル総合研究所「ワーキングマザー調査」(2019年)p.16
つまり、正社員を辞めた女性のうち6割は、仕事を続ける意思があったにもかかわらず、様々な要因が重なり離職してしまったと言えます。退職理由は子どもの年齢により異なりますが、未就学児を抱えるママの場合は「家族のサポート不足」「職場の理解不足」「職場での肩身の狭さ」が主な理由として挙げられています。
小学生を抱えるママでは、「職場で休みが取りづらい」「残業が多い」「子どもの教育や精神的ケアが足りていないように感じる」といった理由が多くなっています。それぞれの家庭環境によって課題は様々とはいえ、職場での問題点もいくつか見られることから、子育て中のママが在籍する職場では早急にケアが求められるでしょう。

働くママのワークライフバランスの課題

子どもを育てながら正社員として働く女性のワークライフバランスに注目すると、同じく2019年のパーソル総合研究所「ワーキングマザー調査」によれば、「ワークライフバランスがとれている」と回答したのはおよそ49.7%でした。

つまり、残りの半数の女性はワークライフバランスに不満を感じており、「退職予備軍」である可能性が高いと言えます。一方で、上司に仕事量の調整について希望を伝えているワーキングマザーは、ワークライフバランスが取れている割合が高いこともわかっています。

出典:パーソル総合研究所「ワーキングマザー調査」(2019年)p.24
「子育てと仕事で手一杯だが、なかなか上司に相談できない」という状態になってしまうと、働くママのモチベーションが下がる大きな原因となります。職場では部下と定期的に対話する場を設けたり、働くママが助けを求めやすい雰囲気づくりを進めたりすることが重要です。

働くママのための制度設計

子育てをしながら働く女性社員が活躍するためには、社内の制度設計も重要です。ここでは働くママを制度面からバックアップする場合に押さえておくべきポイントをまとめます。

柔軟な働き方の導入

働くママは、子どもの体調不良で急に休まなければならない場面もあります。何度も休みが重なると、職場やチームのメンバーに対して申し訳なさが生まれてしまいます。あらかじめフレックスタイムや時短勤務、リモートワークなどを選べるように制度を整えておけば、働くママだけでなく様々な事情を抱える他の社員にとっても働きやすい職場となるでしょう。

キャリアアップの透明性と公平性を保つ

会社の成長を長期的な目線で見たとき、女性社員が「子育て中だから」とキャリアを諦めてしまうことは、未来の戦力が大きく損なわれる原因となります。無理のない範囲で働くママも力を発揮し、男女ともに公平な昇給・昇格や学びの機会が与えられるのが理想です。これから多様化が加速する社会の中で、キャリアアップの透明性がある会社は多くの求職者にとって魅力的であり、人材確保の面でもプラス要素となるでしょう。

育児支援制度の整備

「子どもを持つ社員に向けた支援制度はあるものの、上司に申請しづらく使う人が少ない」という職場はまだまだ多くあります。また、男性の育休を推進する企業も徐々に増加していますが、未だ少数派に留まっています。働くママ自身だけでなく、家族全員が育児に参加して子どもの成長を支えていくためにも、職場での育児支援制度はしっかり整えるべきです。
加えて、上司は子どもがいる部下に対し「こんな制度があるから、使いたいときはいつでも声をかけて」と利用を促すことも大事です。制度設計だけで終わらず、それを使いやすい雰囲気づくりもあわせて推進するとよいでしょう。

働くママを支える組織風土づくり

働くママは毎日仕事と子育てで手一杯で、悩みがあってもなかなか周囲に相談できない場合も少なくありません。組織全体で働くママを支える際、意識すべき風土の部分について解説します。

コミュニケーションとサポート体制

働くママをサポートするためには、日頃のこまめなコミュニケーションが欠かせません。上司や同僚との情報共有を円滑にすることはもちろん、子育てと仕事との両立について何か悩みがないか常に気にかけることで、働くママのストレス軽減に繋がります。普段から悩みや不安を相談しやすい雰囲気があれば、働くママの「誰にも相談できない」孤立状態を防ぎ、離職以外の解決策を一緒に探す関係性が構築できます。

子どもの行事や体調不良時の柔軟な対応

子どもはすぐに体調を崩すものであり、小さな子であればなおさら頻繁に看病が必要です。そんなときに働くママが職場に引け目を感じることがないよう、普段から進捗の共有をこまめに行いましょう。週次でチームのミーティングを開催するなど、最新情報を常に職場内で共有できていれば、急な休みも周囲がしっかりカバーできるようになります。加えて、子どもの運動会や発表会といった行事も働くママにとって重要なものです。子どもの大事な場面で休みやすく融通の利く職場づくりは、女性を組織の戦力として長期的に育てるうえで欠かせない要素です。

メンタリングプログラムの提供

子育てと仕事の両立はハードな場面も多く、将来への不安・業務への悩みを抱え込んでしまうママも多く存在します。そんなときにメンタリングプログラムがあれば、働くママの心の支えになれます。子育て経験が豊富な社員が相談に乗ったり、外部の専門家のサポートを受けたりして、子育てと仕事を両立するコツやストレス管理のアドバイスを行うのもおすすめです。

働くママを応援するためにおすすめのオフィス設備

働くママが毎日充実して業務を行うために、オフィス環境の整備を行うのも良い方法です。以下ではママたちが働きやすい職場をつくる際におすすめの設備3つをご紹介します。

集中できる個室ブース

パーテーションなどで仕切られた半個室のブースや、電話ボックス型の防音ブースを設置する会社が増えています。1日の中で働く時間が限られる子育て中の女性社員も、集中ブースがあれば短時間で仕事を進めることができます。普段は自分のデスクで周囲の社員と対話しながら仕事を進め、ここぞというタイミングで個室を使うようにすれば、業務にメリハリが生まれて効率アップも期待できます。

リフレッシュスペース

リフレッシュスペースは社員が休憩や昼休みを過ごす空間としてはもちろん、気軽なミーティングにも使える場所です。多目的な用途で社員の交流を図ることができ、働くママ同士の会話も生まれるでしょう。仕事から少し離れてくつろげる空間があれば、毎日忙しいワーキングマザーもほっと一息つけるはずです。

オンライン会議専用スペース

コロナ禍以降に多くの企業で広がったリモートワーク。働くママがリモートワークを選択している場合でも、社内にオンライン会議専用スペースがあれば、スムーズに職場のメンバーとやりとりが可能です。ともに働く仲間としてつながっている感覚が芽生え、業務効率化はもちろんコミュニケーションの活性化にもつながります。

まとめ

働くママは、仕事と育児に追われる毎日で「いつも時間がない」と焦ってしまいがちです。職場の制度・風土・環境を整え、心身ともにしっかりサポートすることが重要です。柔軟な働き方への対応や子育て支援、公平な評価制度などで働くママが成長できる環境を用意できれば、ますます成果と価値を生み出す企業へと発展させることができるでしょう。
子育て中の社員が働きやすくなる社内設備を整備するのもおすすめです。黒田生々堂では、社員がイキイキと力を発揮できるオフィスづくりをご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。
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この記事の監修者

ハタラクバデザイン 編集部

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