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更新日:2024/08/30

#ワークスタイル

自然採光がオフィスに与える影響とは|社員の士気を高める「日当たり」の重要性

オフィスの採光や日当たりが、社員の生産性向上と精神的な健康をサポートすることをご存じでしょうか。自然光には人間の気分を明るく前向きに保ち、士気を高める効果があります。この記事では、オフィスにおける自然採光の重要性とメリット、自然採光を手軽に取り入れる方法について紹介します。

オフィスに自然採光が必要な理由

家を建てるときに日当たりを気にする人は多いですが、一方で「オフィスについてはあまり考えたことがなかった」という人も少なくありません。ここでは自然採光がオフィスになぜ必要なのかについて解説します。

自然採光(日当たり)がオフィスに与える影響

人間の身体は、日光を浴びると体内で「セロトニン」と「ビタミンD」を生成します。セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれており、脳の働きを活性化させる効果があります。またビタミンDは免疫力の維持など、身体を健康に保つ働きを担っています。このことから、社員が毎日イキイキと働けるオフィスを実現するために自然採光が欠かせないのです。

薄暗いオフィスは社員の士気が下がる可能性も

日照時間が短い冬や梅雨の時期に気分が沈んだ経験がある人は多いでしょう。その理由は、日光を浴びることによって体内で生成されるセロトニンの量が減るからです。セロトニンは精神を落ち着かせる役割があり、これが減るとネガティブな気持ちになる確率が上がると言われています。
また、セロトニンは夜になると「メラトニン」という眠りを誘うホルモンに変化します。日中に浴びる日光が少ないと、メラトニンの分泌量が減って睡眠不足に陥り、ますます憂鬱な気分になってしまいます。そんな悪循環を断ち切るためにも、オフィスにはできる限り光を取り入れ、薄暗い状態を避けた方が社員の士気やメンタルに良い影響を与えるでしょう。

オフィスに自然採光を取り入れるメリット

オフィスに自然採光を取り入れると、以下のようなメリットがあります。
・ストレスの緩和・幸福度アップ
・業務効率が向上する
・免疫力を高め健康な身体になる
それぞれ詳しくみていきましょう。

ストレスの緩和・幸福度アップ

人間はあまりにも日光を浴びない生活を続けていると、イライラや落ち込み、考えがまとまらない、疲れやすくなるなど心身に様々なデメリットが表れます。自然採光によって日常的に太陽の光を浴びるようにすれば、これらのリスクを避けながら毎日安定したメンタルで仕事に向かうことができます。社員のストレスを緩和し、「幸せホルモン」であるセロトニンの恩恵を受けるためにも、自然採光を積極的に取り入れましょう。

業務効率が向上する

オフィスが明るいだけでも作業効率は大きく変わりますが、日光を浴びて生成されるセロトニンには集中力を高める効果があります。前向きな気持ちで仕事に取り組む社員が増えれば組織全体の雰囲気が良くなり、チームワーク向上やコミュニケーション促進によって業務が円滑に進むことも期待できます。

免疫力を高め健康な身体になる

日光を浴びて生成されるビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨や歯を強くする効果が期待できます。また、免疫力アップや血圧の過度な上昇予防にも効果的です。自然採光を意識すると、社員の健康を守りながら毎日元気に働けるオフィスが実現します。

オフィスに自然採光を取り入れる方法

オフィスへ光を取り入れるには「窓を増やすしかないのでは」と考えがちですが、実は少しの工夫で自然採光を増やすことができます。以下で3つの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

採光ブラインドに取り換える

採光ブラインドとは、光を遮らずに太陽光を室内に取り入れることができるアイテムです。太陽の光を透過し、ブラインドの羽根で拡散させて部屋全体を明るくする効果があります。日当たりの良い窓におすすめで、直射日光のまぶしさを軽減し紫外線もカットできるため照明器具の利用を最低限に抑えられ、電気代削減にも効果があります。

採光フィルムを活用する

採光フィルムは、紫外線をカットしながら太陽光を部屋全体にやさしく行き渡らせることができます。窓に貼るだけで設置が簡単な点が最大のメリットで、目隠し効果のあるすりガラス調のフィルムを使用すれば、隣の建物が近い場合にプライバシー確保も可能です。日当たりが弱い北側の窓のブラインドやカーテンを外して採光フィルムにすると、明るさがかなり変化します。

太陽光を再現したLED照明を導入する

オフィスの窓が少ない、または窓が小さくあまり光が入らない場合は、太陽光の波長に近いLED照明を導入する方法がおすすめです。実際の太陽光のような紫外線は発生しないため、日焼けをしたり壁紙が色あせたりする心配はありません。窓が小さいオフィスでも日光を浴びるのと同じ効果が期待でき、明るさも通常の蛍光灯より確保できるメリットがあります。

まとめ

自然採光は、社員の士気や生産性に大きな影響を与える重要な要素です。日光が十分に取り入れられた空間では、社員のメンタル面の健康が向上し、結果として事業活動の発展にもプラスの効果が期待できます。小さな工夫をするだけでもオフィスへ太陽光を取り込むことは可能ですので、記事を参考にまずは身近にできるものから試してみると良いですね。
黒田生々堂では、オフィスの環境改善に関するお問い合わせに対応しています。光が差し込む明るい職場を実現したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

ハタラクバデザイン 編集部

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