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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2024/04/18
人間が持つ五感の中でも、特に記憶に残りやすいと言われる「嗅覚」。香りの効果を利用して、自社のイメージを向上させるためにアロマを取り入れる企業が徐々に増えています。アロマには様々なメリットがある一方で、多くの人が出入りするオフィスでの使用は注意すべきポイントもあります。今回はそんなオフィスでのアロマの使用について解説します。
目次
オフィスでアロマを使用するメリットは、主に3つあります。
アロマはストレスの軽減に役立ちます。もちろん、オフィスは仕事をする場所であり、ある程度は緊張感を持って仕事をすべきです。しかし、ずっと気持ちを張り詰めたままでは社員のメンタル面に不調が出てしまう可能性もあります。休憩室ではリラックス効果のあるアロマを使うなど、場面に応じて香りを使い分けることで社員が気分転換でき、仕事の生産性向上にもつながるでしょう。
アロマには、汗やタバコといった不快なにおいを中和する効果もあります。特に梅雨や夏などの湿気の多い時期は不快なにおいが発生しやすいため、消臭・殺菌効果のあるアロマを使うのがおすすめです。
香りは人間の感覚の中でも特に記憶に残りやすいと言われています。これを「プルースト効果」と言い、香水や食べ物のにおいなどで昔の記憶を思い出した経験がある方も多いでしょう。記憶とダイレクトに結びつきやすい香りを企業のブランディングに使う手法は、近年人気を集めています。特にエントランスや応接室など、社外の人が多く訪れる場所でアロマを使用すれば、企業の良いイメージをアピールできます。
オフィスにアロマを導入したいけれど、「どの場所で使うと良いのだろう」と悩んでいませんか。以下でおすすめの場所を3つご紹介します。
社員が休憩したりランチをとったりする場所は、忙しい1日の中でもひとときのリラックスができる空間です。仕事から少し離れて脳や身体を休めることは、午後からの業務の生産性アップのためにも重要な時間です。ランチルームや休憩室にアロマを導入すれば、社員のストレス緩和や気分のリフレッシュを促進する効果が期待できるでしょう。
エントランスや応接室は「会社の顔」ともいうべき重要な場所です。来訪者が最も長く過ごす空間にいつも同じ香りを漂わせると、「この会社といえばこの香りだ」と印象付けることができます。特に応接室は重要な会議や商談が行われる場合も多く、アロマを使用してさわやかな空間を演出することにより、会話をスムーズに進める手助けとなります。
社員が日々働くワークスペースも、アロマを使うのにぴったりな場所です。人が多く集まって空気が停滞したり、不快なにおいも蓄積しやすいため、消臭・殺菌効果のあるアロマによってさわやかな空間を保ちましょう。リラックスを促す休憩室とは異なり、ワークスペースには集中力を高めるアロマがおすすめです。
オフィスのアロマには、場所や場面に応じて合う香りがあります。ここでは3つの場面の例を挙げて、それぞれおすすめの香りを解説します。
・グレープフルーツ:交感神経を優位にするグレープフルーツの香りは、活動的になりたいとき、気分を前向きにしたいときにぴったりです。
・ベルガモット:ベルガモットは柑橘類の一種で、アールグレイ紅茶の香りづけに使われることで有名です。気力を回復させたり、エネルギーを循環させる働きがあります。
・ペパーミント:ミントの香りは気持ちをシャキッとさせ、気力アップが期待できます。さわやかな印象なのでオフィス空間での使用もおすすめです。
・ローズマリー:フレッシュな香りのローズマリーは、記憶力を高める効果があります。スッキリと気持ちを切り替えれば、目の前の業務に向き合う気力が湧いてきます。
・ユーカリ:清涼感のあるユーカリの香りは、頭をすっきりさせたいときにぴったりです。殺菌効果が高く、鼻やのどのトラブルが増える花粉症シーズンにも良いでしょう。
・レモングラス:ハーブティーや料理に使われるレモングラスは、脳を活性化する働きが期待できます。疲れた心を回復する効果もあり、気分を明るく前向きにしてくれます。
・ゼラニウム:心身のバランスの乱れを落ち着ける働きのあるゼラニウム。高ぶった神経を落ち着かせて穏やかな気持ちにしてくれるため、休憩スペースでの使用におすすめです。
・イランイラン:ストレスや緊張をほぐす効果があるイランイランは、メンタルの不調を防ぎます。ただし香りが強いため、初めて使う場合は薄めるなどの工夫が必要です。
・ラベンダー:リラックス効果といえばラベンダーを思い浮かべる方も多いでしょう。不安・ストレスを和らげ、深く落ち着いた気分にさせる効果があります。
社員はもちろん、来客も含めると多くの人が行き交うオフィス。それぞれの人が快適に過ごせる空間にするため、アロマを使う際も一定の配慮が必要です。以下ではアロマを取り入れる際に注意すべきポイントをまとめました。
社員や来客の中で、妊娠中・病気治療中・化学物質に過敏な人がいる場合は、その近くではアロマを使わないようにします。また、健康であっても香りに敏感な人も少なくありません。多くの人にとって快適なオフィス空間にするために、香りが広がる範囲には配慮が必要です。
どんなに良い香りでも、強すぎると不快に感じる人が増えてしまいます。あまり主張しすぎることなく、ふわっと自然に香る程度に留めましょう。また、個性的な香りを選ぶのではなく、多くの人にとって心地よいと思える万人受けするアロマを使用するのがおすすめです。
アロマオイルは、肌に直接触れると肌荒れやかゆみを引き起こす場合があります。市販のアロマオイルは基本的に安全性の高いものがほとんどですが、皮膚が弱い方は保管や使用の際は十分に注意しましょう。
アロマは、オフィス空間で適切に使用すれば社員や来訪者にとって心地よい空間を作るのに役立ちます。ただし、使用の際は周囲の人の体調に十分配慮しましょう。「オフィスにアロマを導入したいけれど、どの場所で使うべきかわからない」または「アロマとオフィス空間の相乗効果でもっと良いワークスペースを目指したい」という場合は、黒田生々堂が適切なアドバイスをいたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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