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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ

更新日:2024/04/12

オフィスでの運動不足解消のメリットとは?健康的なオフィスの作り方

コロナ禍によるテレワークの普及により、運動不足を実感している人は少なくありません。運動習慣が定着しないのは「仕事や家事が忙しい」という理由が多くあります。1日の大半をオフィスで過ごす従業員の健康増進を考えると、企業側も従業員の健康のために働く環境の改善の検討が必要です。

この記事では、オフィスでの運動不足解消方法について解説します。従業員の健康増進に役立つデスクまわりでできる運動も3つご紹介します。健康的なオフィス環境づくりに役立ててください。

デスクワークは運動不足になりがち


オフィスで働く人の多くがデスクワークです。長時間座りっぱなしになることが多く、運動不足による筋力の低下や健康リスクの増加が深刻化しています。どのような状況なのかくわしく解説します。

働き世代は運動不足

スポーツ庁が2022年に実施した「スポーツの実施状況等に関する世論調査」で1年以上継続している運動習慣を調査したところ、20代~50代が運動不足とわかりました。

運動不足は喫煙や高血圧に次いで死亡リスクを高める要因のひとつです。またメンタルヘルスの不調も運動不足が原因と言われています。

厚生労働省の調査によると、20代~30代でメンタルヘルスの不調を訴える人が増加傾向にあることがわかりました。仕事量の多さや職場環境など、ストレスを感じるものが多くなったためと考えられます。

テレワークの普及で運動不足が増加

新型コロナウイルス感染症流行の拡大を受けて、テレワークを導入した企業も多いのではないでしょうか。テレワークは雇用の幅が広がるだけではなく、従業員の満足度が向上するといったさまざまなメリットがある働き方です。

しかし、テレワークに切り替えた従業員は1日の歩数が29%減少。なかには70%も歩数が減少した従業員もいることがわかりました。厚生労働省は1日8,000歩を推奨しているなかで、テレワークによる身体活動量の減少が深刻化しています。
関連記事:座りすぎの危険性とスタンディングデスクの効果

運動習慣のための時間がない

運動不足を実感していながらもできない理由でもっとも多かったのが「仕事や家事が忙しい」というものです。

日本人の1日の所定労働時間は平均7時間47分※1。通勤時間の平均は約1時間※2。もし残業などで勤務時間が超過した場合や職場から離れていると、日々の生活で運動の時間を確保するのは難しいといえるでしょう。

業務の効率化とともに、オフィス内で身体づくりに取り組める環境を作ることで、運動習慣を身につけられるのではないかと考えられています。

※1 厚生労働省「令和5年就労条件総合調査の概況
※2 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果

従業員の運動不足解消で得られるメリット

従業員が運動習慣を身につけることで得られるメリットは以下の3つです。

1. 生産性の向上
2. コミュニケーションの促進
3. 採用力の強化

それぞれ簡単に解説します。

1. 生産性の向上

従業員が軽めの運動を取り入れた生活を送ることで、デスクワークによる疲労が軽減し、モチベーションアップにつながります。

働いているときも姿勢を意識するようになるため、座りっぱなしではなく立ち姿勢もくわえるなどメリハリをつけた働き方が可能です。運動不足解消により、心身ともに健やかな状態になり、結果生産性の向上につながります。

2. コミュニケーションの促進

長時間の座位姿勢を防ぐために、従業員同士で声をかけあうなどコミュニケーションがうまれやすくなるメリットがあります。デスクワークで集中する時間も必要ですが、従業員が集まるスペースを用意することで、さらに交流の機会を増やすことが可能です。

たとえばミーティングスペースにスタンディングデスクを導入する方法があります。座りっぱなしを防げるだけではなく、立ち姿勢による筋力の強化にもつながります。

3. 採用力の強化

優秀な人材は最高のパフォーマンスを発揮するために、自身が快適に過ごせる環境を選ぶ傾向があります。

従業員の健康を考えている企業は、社会的に見ても評価が高まりやすいものです。そのため、従業員のための環境や福利厚生は大きな魅力となり、採用力の強化につながります。

デスクワーク中におすすめの運動3選

デスクワークをしながらでもデスクでもできるおすすめの運動を3つご紹介します。

1. シーテッドカーフレイズ


1.椅子に浅めに腰掛けて姿勢を正す
2.足を少し広げて床に足の裏をつける
3.かかとを限界までゆっくりとあげる
4.かかとをゆっくり下ろす

ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど大切な部位です。ゆっくりとした動作でも意識をして動かすことで、しっかりと筋肉にアプローチできます。

立っておこなう「スタンディングカーフレイズ」なら、より筋肉(下腿三頭筋)に負荷をかけることが可能です。昇降機能を備えたスタンディングデスクを導入することで、どちらの運動も取り入れられます。

オカムラが展開している上下昇降デスク『Swift(スイフト)』は、オフィスでも立ち姿勢を取り入れられるデスクです。業務にも集中しやすくなるデスクトップパネル(別売り)もあります。


 

2. ペルビッククランチ


1.椅子に浅めに腰掛ける
2.両ひざを拳ひとつ分入るくらい開ける
3.胸を開くように両手を開く
4.息を吐きながら背中を丸めつつ手の甲をあわせるように両手を前方に出す
5.鼻から息を吸いながら両手をゆっくりと広げて胸を開く

ペルビッククランチは上半身の筋肉にアプローチできる運動です。動作が大きくなるため、肩や腕が重く感じたときに取り組むとよいでしょう。

上半身だけではなく、下半身の筋肉も効率よく動かすには、座りながらでも腰の筋肉を動かせるコクヨのオフィスチェア『ing(イング)』がおすすめです。
座っているだけで、肩と腰の筋肉を活動させることができるグライディング機構を備えています。軽めの運動をしたときと同じような効果を期待できるため、デスクワークにおすすめです。

こちらの商品には、リビングやダイニングにもなじむデザインが特徴の『ingLIFE』もあります。自宅のインテリアを損ねず、テレワーク中の運動不足を解消できます。


 

3. デスク・プッシュアップ


1.デスクから少し離れた場所に立つ
2.足をそろえて、手はデスクの端に置いて体を前に倒す
3.デスクに胸を下すように近づけて、息を吐きながら元の位置に戻す

デスクを使用した腕立て伏せです。20回を目安にやると効果を期待できます。上半身をしっかり動かせるため、長時間の座位姿勢で凝り固まった筋肉の活動を促すことが可能です。

座りすぎによる身体の負担を軽減するには、スタンディングデスクが効果的です。コクヨの『SEQUENCE』は、昇降機能を備えているため、仕事中の姿勢を自由に変えることができます。チルト機能付きで天板の角度も変えられるため、業務の内容にあわせた姿勢を維持できるのが特徴です。


 

従業員の健康を支えるオフィスを作る方法

従業員が運動不足を自覚し、身体づくりに取り組むにはオフィス環境の改善や、運動に関するイベントの開催や情報の発信が効果的です。それぞれわかりやすく解説します。

オフィス設備の見直し

デスクワーク中の身体活動を促進するため、スタンディングデスクや高機能チェアを導入しましょう。
物理的に歩く環境を作るため、デスクの配置を変えるなどオフィスレイアウトの見直しも効果的です。

階段を設置したり間取りを変えたりなど、内装のリフォームは見た目の変化が大きく、気分転換にもつながります。従業員のモチベーションアップにもなるので、ぜひ検討なさってください。
オフィスレイアウトの事例はこちら

社内で運動イベントを実施

楽しみながら身体を動かせると継続しやすくなります。社内運動会やヨガサークルなど、運動の動機づけが必要です。社内で取り組みやすいのはウォーキングでしょう。推奨歩数8,000歩を目標にかかげて、できるだけ階段の利用を呼び掛けるのも効果的です。

参加率が伸びないときは、アンケートを実施してどのような運動イベントなら参加してみたいか調査してもよいでしょう。運動イベントは年齢層によっても向き不向きがあるものです。従業員が実践し、継続しやすい運動を検討することが大切です。

健康づくりに関する情報の発信

体組成計などを配布して、体重や血圧などの意識を促すことで健康増進につながります。目標をクリアした従業員には独自のポイントを付与するなど、運動の定着・習慣化を後押しする取り組みもおすすめです。

自身の身体に意識を向けるように、定期的に運動に関するセミナーを開催する方法もあります。セミナーはアーカイブで配信するなど、参加できない人も視聴できるようにしておくことが大切です。

従業員の健康づくりを考えるときは、運動など身体的な対策だけではなく、メンタルヘルスケアも含めた環境づくりが大切です。まずは従業員の健康状態を把握し、どのような状態が理想なのか指標を立てましょう。

健康オフィスの指標を導入する

従業員が適度な運動を心がけ、運動不足の解消につながるオフィス環境をつくるには指標を立てることが大切です。ここでは健康オフィスの指標として企業が取り入れやすいものを紹介します。

WELL認証

『WELL Building Standard』は人々の健康とウェルビーイングに影響を与える機能を測定、評価、認証するシステムです。認証を受けるには、10のコンセプトで構成された必須項目と加点項目を取得しなければなりません。くわしくは下記をご覧ください。
関連記事:WELL認証とは?評価項目や認証取得までの流れ|オフィス空間から考える健康経営

WELL認証は、採光の確保やスタンディングデスクの導入など、従業員が快適に働くための基準を把握できます。どのような環境を用意すればよいのかわからない企業にとって、健康オフィスの指標となるでしょう。

健康経営

健康経営とは、従業員の健康づくりを企業が戦略的に実践する取り組みを指します。従業員一人ひとりが健康を意識することで、モチベーションや生産性の向上につながると考えられており、国策として2015年からは率先して取り組んでいる企業に対して認定を行う「健康経営優良法人制度」も始まっています。

従業員の健康増進行動とは、以下の7つの行動が挙げられます。

1. 快適性を感じる
2. コミュニケーションする
3. 体を動かす
4. 健康意識を高める
5. 適切な食行動をとる
6. 清潔にする
7. 休憩・気分転換する
参照:経済産業省「健康経営オフィスレポート」

上記7つの行動を誘発できるようなオフィスづくりに取り組むことで、従業員の運動不足の解消にもつながります。身体の健康は心の状態にも影響を与えるものです。健康経営で従業員のエンゲージメントを高めることで、企業の成長にもつながります。
関連記事:【Well-being(ウェルビーイング)】会社の業績は社員の幸福度によって決まる!企業が取り組むべきこととは?

健康的なオフィスづくりはハタラクバデザインへおまかせください

従業員の健康は企業の成長に欠かせないものです。長時間オフィスで働く従業員が少しでも健康に意識を向け、運動を取り入れられるように、企業も環境の構築や情報の提供を意識していかなければなりません。

ハタラクバデザインでは、生産性を維持しつつ安心して働ける環境づくりに尽力しています。デスクワーク中の運動不足は、多くの従業員が実感している問題です。
快適に働けるように、企業として環境づくりに取り組んでみませんか?

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この記事の監修者

ハタラクバデザイン 編集部

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