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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ

更新日:2025/04/07

#ワークスタイル #オフィスレイアウト

【ウェルビーイング経営とは?】ウェルビーイング経営のメリットや取り組み方を解説します。

ウェルビーイング(well-being)とは、個人や集団が身体的、精神的、社会的に健康で幸福な状態を指す概念です。ウェルビーイングは単なる「健康」や「幸せ」という表面的な状態を超えて、生活の質や充実感、満足感が高い状態を包括的に捉えたものです。
企業がウェルビーイングを推進することは、社員のパフォーマンス向上やエンゲージメントの向上、ひいては企業の成長や競争力強化にもつながるため、近年ますます注目されています。
この記事では、企業がウェルビーイングを推進する重要性やメリット、具体的な取り組みについて解説します。

ウェルビーイングとは?

「ウェルビーイング」は、健康、幸福、福祉などに直訳されます。
世界保健機関(WHO)憲章の前文にも「健康とは、単に疾病がない状態ということではなく、肉体的、精神的、そして社会的に、完全に満たされた状態にある」と定義されています。

ウェルビーイングを構成する5つの要素

Positive Emotion(ポジティブな感情)
Engagement(何かへの没頭)
Relationship(人との良い関係)
Meaning and Purpose(人生の意義や目的)
Achievement/ Accomplish(達成)

この5つの要素がすべて満たされた状態がウェルビーイングの実現に繋がると考えられています。
【健康経営オフィス】企業が健康経営に取り組むメリットを解説

ウェルビーイング経営とは?

ウェルビーイング経営とは、企業が社員の身体的・精神的・社会的な健康と幸福感を重視し、その向上を目的にした経営方針や施策を導入することです。近年、働き方改革や企業の社会的責任(CSR)の一環として注目されています。社員のウェルビーイングを改善することで、業務の効率化や創造性の向上、離職率の低下、企業の魅力向上など、企業にとっても多くのメリットが期待できます。

ウェルビーイング経営のメリット

社員の生産性向上

身体的・精神的に健康な社員は、集中力やパフォーマンスが向上し、仕事の効率が高まります。
幸福度の高い人は、そうでない人に比べて「創造性は3倍、生産性は31%、売り上げは37%高く、離職率や欠勤率も低い」ということがアメリカの心理学者が行った調査で、明らかになっています。
また、ストレスが少ない環境は創造力を高め、業務のクオリティも向上します。

離職率の低下

社員の幸福度を重視することで、企業への愛着や忠誠心が高まり、離職率が低くなります。
ウェルビーイングを重視する企業文化は、社員の定着を促進します。

企業の魅力向上

ウェルビーイング経営を実践する企業は、優秀な人材の採用に有利です。
企業の社会的責任として、社員を大切にする姿勢を示すことは、企業ブランドの価値を向上させます。

コスト削減

健康管理やストレスケアの取り組みが功を奏すことで、社員の病気や休職、医療費の負担が減少します。
結果的に、長期的な医療費や労働力の損失を防ぐことができます。

持続可能な企業経営に繋がる

社員のウェルビーイングを重視することは、企業の社会的責任を果たす行動の一環としても評価されます。
企業が社会に与える影響を考慮し、社員の健康と幸福を支援することは、持続可能な企業経営に繋がります。

ウェルビーイングの会社での取り組みの効果と重要性

引用元:【Well-beingについて意識調査】経営者の7割以上が「Well-beingの重要性」を実感/AIR Lab. JOURNAL(エアラボジャーナル)

経営者の7割以上が「Well-beingの重要性」を実感

AIR Lab. JOURNALが行った調査では、6割以上の企業が実際にWell-beingに取り組んでおり、そのうち7割以上の経営者がこの取り組みに対する重要性を実感したと回答しています。

企業ができるウェルビーイングの取り組みとは?

引用元:【Well-beingについて意識調査】経営者の7割以上が「Well-beingの重要性」を実感/AIR Lab. JOURNAL(エアラボジャーナル)

勤務体制の柔軟化

企業で最も多いのがフレックスタイム制度の導入など、勤怠体制の柔軟化です。
社員が自分の意志で働く時間を決められるため、社員一人一人の予定や体調に合わせた柔軟な働き方ができるため社員の幸福度の向上が期待できます。

フレキシブルな働き方の推進

在宅勤務、フレックスタイム制度、ノートパソコンやスマートフォンの活用など、社員が自分のライフスタイルに合わせて働ける柔軟な働き方を提供します。
こういった施策は、仕事とプライベートのバランスを取りやすくするだけでなく、社員のモチベーションや生産性を高め、企業全体のウェルビーイングを向上させる効果があります。

オフィス環境の整備

オフィスレイアウトは社内コミュニケーションや業務効率に大きな影響を与えています。
コミュニケーションの取りやすい環境や自宅にはない設備(カフェの設置や集中ブースなど)をオフィスに取り入れるなど、働く環境を整えることも社員の満足度を高めより効率的に働けるため、ウェルビーイングの実現につながります。

メンタルヘルスサポート

企業内にカウンセリングサービスを提供したり、ストレス管理や心理的サポートを行うセッションを定期的に実施することで、社員のストレスや不安を軽減し、仕事のパフォーマンス向上や生産性の向上を促進する効果が期待できます。
例えば、社員のメンタルヘルス状態を定期的にチェックし、問題が発生する前に早期対応する、メンタルヘルスの重要性を社員に認識させ、偏見や誤解をなくすといった取り組みもよいでしょう。

ワークライフバランスの改善

ワークライフバランスの改善は、社員のウェルビーイング(心身の健康や幸福)を高めるために欠かせない要素です。仕事と私生活の調和が取れた状態を作ることで、社員はストレスの少ない生活を送りやすくなり、その結果、企業全体の生産性やエンゲージメントの向上にもつながります。
休暇制度の充実、育児・介護休暇の制度強化、フリーアドレスやリモートワークを推進することで、社員が仕事とプライベートのバランスを取れるよう支援します。

ウェルビーイング経営に取り組む場合の注意点

ウェルビーイング経営を企業で取り組む際には、いくつかの注意点があります。
以下に、ウェルビーイング経営に取り組む場合の主な注意点を挙げます。

1. 一過性の取り組みにならないようにする

ウェルビーイング経営は企業文化の一部として定着させる必要があります。
そのためには、経営層からの強いコミットメントと、社員全体の意識改革が必要です。
また、定期的に効果を評価し、改善を加えながら継続的に取り組むことが重要です。

2. 企業の実情に合った施策を選ぶ

企業の業種や規模、社員の特性に合った施策を取らなければなりません。
自社の状況に応じたウェルビーイング施策を検討しましょう。
たとえば、製造業とIT企業では、働き方の柔軟性やストレス源が異なるため、各企業のニーズに合わせた施策を導入することが重要です。

3. 社員のニーズに応じた多様なアプローチを取る

社員のウェルビーイングのニーズは一人ひとり異なります。
定期的にアンケートやフィードバックを通じて、社員のニーズを把握し、その声に基づいて柔軟に取り組みをカスタマイズしましょう。
たとえば、育児や介護のサポートが必要な社員向けには特別な支援を、キャリアの成長に焦点を当てたい社員には研修やメンター制度を提供するなど、個別対応を強化することが大切です。

4. 表面的な施策にとどまらないようにする

「福利厚生を充実させる」や「リモートワークを導入する」など、表面的な施策だけでは、ウェルビーイング経営が本当に社員の心身の健康や幸福感に結びつくとは限りません。
施策は根本的な価値観や企業文化に基づいたものにする必要があります。
たとえば、フレキシブルな働き方の導入だけではなく、社員が安心して意見を述べ、ストレスなく働ける職場文化を醸成することが重要です。

5. 社員のプライバシーと自律性を尊重する

ウェルビーイング経営の取り組みが行き過ぎて社員のプライバシーを侵害したり、過度に管理的なものになったりすると、逆に社員の負担やストレスを増加させることになります。
健康管理やメンタルヘルスサポートにおいては、社員のプライバシーを尊重し、個別のサポートが必要な場合でも、必ず社員の同意を得て、適切な範囲で対応しましょう。また、社員が自らのペースで取り組めるようにサポートし、過剰な監視や強制を避けることが大切です。

6. 定量的な評価を行う

ウェルビーイング経営は「感覚的な良さ」や「一時的な満足感」に終わることが多いですが、これだけでは本当に効果があったのかどうかを判断できません。
ウェルビーイング施策の成果を定期的に評価するための基準や指標(KPI)を設定しましょう。
社員の満足度調査や、健康状態、パフォーマンスの改善状況、離職率の低下などを定量的に測定し、必要に応じて施策の改善を行うことが大切です。

7. 経営層のリーダーシップとコミットメント

経営層がウェルビーイング経営に対する明確なビジョンやコミットメントを示さない場合、社員の意識が低くなり、施策が形式的なものに終わる可能性があります。
経営層が積極的にウェルビーイング経営を推進し、率先してその価値観を示すことが大切です。
経営層がまず自らの働き方や健康への配慮を示し、その取り組みを社員に伝えることで、ウェルビーイングの重要性が社内に浸透しやすくなるでしょう。

8. 企業文化に溶け込む形で実施する

ウェルビーイング経営が企業の文化や価値観と合っていない場合、社員はその施策を受け入れにくいと感じることがあります。
企業文化に即した形でウェルビーイング経営を実施することが重要です。
企業の理念や価値観に基づいたウェルビーイングの目的や施策を明確にし、社内での共通認識を高める取り組みが求められます。

9. 偏見を避ける

メンタルヘルスのサポートを提供する際に、サポートを受けることに対する偏見を感じさせるような状況があると、社員が支援を利用しづらくなります。
メンタルヘルスの問題や支援について、企業内でのオープンな議論を促進し、サポートを求めることが決して恥ずかしいことではないという文化を作ることが重要です。

まとめ

ウェルビーイング経営を成功させるためには、ただ単に福利厚生を充実させるだけでなく、社員一人ひとりの健康、働き方、キャリアの充実を総合的にサポートする文化を育む必要があります。そのために、企業の実情や社員のニーズに応じた具体的な施策を取り入れ、継続的に評価・改善していくことが大切です。また、プライバシーや自律性を尊重し、経営層のリーダーシップのもとで、社員にとって実効性のある施策を進めることが、ウェルビーイング経営の成功につながります。

まずはオフィス環境の整備や勤怠体制など取り組みやすい部分から見直し、社員が楽しく健康に働き続けられる組織作りを目指しましょう。

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この記事の監修者

ハタラクバデザイン 編集部

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