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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2024/03/18
オフィスセキュリティは従業員の安全や企業の機密情報を保護する重要な設備です。
近年はオフィスレイアウトを新たに設計する場合、何かしらのオフィスセキュリティを導入するのが一般的なので、事前に防犯システムの種類や費用の目安などを把握しておくことが大切です。
また、オフィスセキュリティを導入するときは、エリアごとに分類するゾーニングを考え、各ゾーンに必要な対策を講じることが重要といえます。
本記事ではオフィスセキュリティが重要な理由、ゾー二ングの基礎知識、主な防犯システムの種類について解説します。
目次
オフィスセキュリティはオフィスの設計をするうえで欠かせない要素です。
なぜ重要といえるのか、以下に具体的な理由を解説します。
オフィスセキュリティはオフィスの設計をするうえで欠かせない要素です。
なぜ重要といえるのか、以下に具体的な理由を解説します。
【外部リスク】
第三者がオフィスに侵入して従業員に危害を加えたり、資産を盗んだりするリスク。
【内部リスク】
従業員が会社の資産や機密情報を不正に持ち去るなどのリスク。
外部リスクは第三者の侵入など物理的なリスクだけでなく、近年、問題となっているサイバー攻撃なども外部リスクの一種といえるでしょう。
一方、機密情報の持ち去りは代表的な内部リスクであり、持ち運び可能なパソコンやタブレットなどの端末を従業員に支給している場合は、特に注意が必要です。
オフィスセキュリティの需要は近年、高まっています。
サイバー攻撃の技術が進化し、深刻な被害が出るケースも増えており、企業側の厳重な対策が求められているためです。
また、リモートワークやDX推進などの影響で、従業員が会社以外の場所で情報にアクセスできる機会が増加したため、便利になった反面、情報を持ち去るリスクが高まったことも関係しています。
オフィスセキュリティは「空間セキュリティ」「情報セキュリティ」の2種類に大別されます。
それぞれの特徴をまとめます。
オフィスに訪れる人を物理的に保護するセキュリティです。
たとえば入退室管理システムの導入、監視カメラの設置が空間セキュリティ対策として有効であり、多くのオフィスで利用されています。
オフィス内で空間セキュリティ対策が必要とされるエリアは、主にエントランスや受付、会議室、サーバールームなどです。
特にサーバールームは会社の重要なデータが保存された機器があるため、高いレベルに設定する必要があります。
個人や企業の情報漏洩、サイバー攻撃などを防止するためのセキュリティです。
通信設備やシステムへのアクセス制限といった手段を通して、顧客や従業員の情報漏洩、不正アクセスを防止します。
また、従業員が会社のパソコンなどから機密情報を持ち出し、外部へ流出させるリスクを防ぐための対策にもなるでしょう。
情報セキュリティ対策は、会社用パソコンのOS・アプリを最新バージョンにすることを従業員に周知徹底するほか、ウイルス対策ソフト、ファイアウォールの導入、パスワードの設定、通信の暗号化などが有効です。
ゾーニングとはオフィスをエリアごとに分けることを意味します。
オフィスセキュリティではゾーニングごとに必要なセキュリティレベルを考えなければなりません。
ここではオフィスセキュリティにおけるゾーニングを4つに分けて解説します。
【レベル1:パブリックゾーン】
エレベーターホール、トイレ、共用通路、階段などビル関係者であれば誰でも出入りできるゾーンです。
情報漏洩や盗難のリスクは少ないので、セキュリティレベルは低く設定します。
【レベル2:共有ゾーン】
オフィスの入口、受付、打合せスペースなど、外部からの来訪者が入室の許可を得れば出入りできるゾーンです。
機密情報や個人情報は基本的に存在しないエリアですが、オフィスの専用部に該当するので、セキュリティレベルは中程度に設定します。
【レベル3:ワークゾーン】
ワークスペース、会議室、休憩室など、従業員だけが出入りできるゾーンです。
顧客情報や個人情報などを扱うパソコン、紙媒体の資料などが多く配置されるエリアなので、セキュリティレベルは高く設定する必要があります。
【レベル4:機密ゾーン】
サーバールーム、倉庫、役員室など、社内でも特定の人のみが出入りできる重要機密を取り扱うゾーンです。
会社にとって重要な情報が集まっているので、セキュリティは最高レベルに設定しなければなりません。
また、サーバールームのようにサーバーを扱う部屋では、コンピュータが熱を持たないように空調設備にも注意する必要があります。
オフィスで活用できる防犯システムにはさまざまな種類があります。
代表的な防犯システム4点の機能や費用の目安を紹介します。
入退館システムとはオフィスに出入りする人を管理するシステムのことです。
いつ・誰が・どこに・入室または退室したのかをクラウド上で管理し、正確に記録することでオフィスのセキュリティ対策を実現します。
入退館システムでは室内に入る扉の解施錠に、さまざまな認証技術を活用します。
たとえばICカード認証、テンキー認証、指紋認証などがあり、その部屋のセキュリティレベルに応じて使い分けるのが一般的です。
また、室内に「パッシブセンサー」という赤外線受動式センサーを用いる場合もあります。パッシブセンサーを活用すれば、第三者による不法侵入があった際に検知できるため、防犯対策として有効な手段となるでしょう。
実際に入退館システムを導入する場合、初期費用として数十万円、さらに月額の費用がかかります。
監視カメラは防犯対策として広く利用されています。
オフィスに監視カメラを導入すれば、第三者の侵入や従業員による不正行為の防止につながるほか、ハラスメントの抑止や正確な労務管理のためにも活用できます。
ただし、監視カメラを設置する場合は、従業員のプライバシーを侵害しない範囲に留めなければなりません。
また、必要以上に監視カメラを設置しすぎると、気が休まらないオフィス環境になるリスクがあるので、設置箇所や個数が的確であるかどうか検証することが大切です。
なお、監視カメラには一般的なカメラの形をした「バレット型(BOX型)カメラ」や、半球状の形をした「ドーム型カメラ」があります。
監視カメラ1台の費用は2~10万円程度ですが、このほかにレコーダーやモニターの費用があり、さらに設置工事費を加えると、1台取り付けるのに概ね10~30万円程度のコストがかかるでしょう。
ネットワークセキュリティとは、オフィスの情報システムやデータを保護する対策の総称であり、オフィスの情報セキュリティ対策として欠かせない要素といえます。
具体的にはウイルス対策ソフトの導入、OSの最新アップデート、定期的なデータのバックアップなどがあげられます。
従業員にパソコンを貸与する場合、ウイルス対策ソフトやOSの定期的なアップデートは、従業員が自ら実施するのが基本なので、会社が利用ルールを決め、周知徹底する必要があります。
金庫や鍵付きキャビネットなどの収納ボックスも、オフィスセキュリティの重要な要素です。
前述した入退館システムや監視カメラを活用すれば一定の対策はできますが、さらに金庫や鍵付きキャビネットに保管することで、二重のセキュリティ対策になるので、より安心できるでしょう。
絶対に流出してはいけない重要書類や大切な鍵を所持しているオフィスでは、このように二重の対策をしておくことをおすすめします。
オフィスセキュリティはオフィスの設計を考えるうえで、重要な要素です。
特に近年、サイバー攻撃や機密情報の漏洩などが社会問題化しているので、より高い意識を持つ必要があるでしょう。
ただし、必要以上のセキュリティ対策を施しても、無駄なコストになったり、オフィスの雰囲気を悪化させたりする可能性もあるため、バランスを考えて導入することが大切です。
オフィスのセキュリティ対策を検討している方は、ぜひハタラクバデザインへお問い合わせください。
オフィスの設計から導入までお手伝いするハタラクバデザインでは、オフィスのセキュリティ対策だけでなく、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できるところが強みです。
現在、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があります。
オフィスにおける各種工事をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。
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