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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ

更新日:2023/12/12

1on1とは|部下を成長に導くミーティングのポイントを解説

近年、日本でも導入する企業が増えている「1on1ミーティング」。管理職やリーダー層にとって、部下の成長を促進し円滑なコミュニケーションを築くために大事な対話の手段です。
今回は1on1ミーティングの目的や必要性を掘り下げながら、部下のポテンシャルを最大限に引き出すポイントについても解説します。これから1on1ミーティングを実施したい方、部下との信頼関係を築く方法を模索している方はぜひご覧ください。

1on1ミーティングとは

1on1(ワンオンワン)とは、上司と部下が一対一で行うミーティングのことです。アメリカのシリコンバレーの企業で実施される手法で、近年は日本国内でも取り入れる会社が増えています。日本で上司と二人きりで話すといえば「人事面談」が一般的で、1on1もよく混同されがちですが、この二つには大きな違いがあります。1on1の目的や意味について改めてみていきましょう。

1on1ミーティングの目的

1on1ミーティングの最大の目的は、部下の成長を後押しすることです。部下が抱える悩みの背景にあるものや、将来目指す姿に向けて必要な要素などを整理し、次のアクションを促します。時には最近の成功事例・失敗事例を共有しながら「なぜその結果になったのか」とポイントを整理する場合もあります。反省会ではなく、あくまでも次のステップに向けた前向きな対話の場である点が特徴です。

1on1ミーティングと人事面談との違い

1on1ミーティングと人事面談との大きな違いは、「評価をしない」ということです。人事面談は「昇進・昇格にふさわしい社員かどうか」を見ますが、1on1では部下の仕事に対する考え方を聞き、より良くなるための方法を上司も一緒に考えるのが原則です。
また、人事面談は四半期に一回など数か月の期間を空けることが多いのに対し、1on1は2週間や1ヶ月に1回など、定期的に開催します。これによって部下が小さな悩みを相談しやすくなり、上司もそれぞれの社員の成長度合いを確認・促進することができます。

1on1ミーティングはなぜ必要なのか

1on1ミーティングは上司と部下の対話の場です。昨今、特に若い社員の間では、一つの会社に長く勤めるよりも転職してスキルアップしていくことが一般的になりつつあります。そんな中でも社員が自社にとどまり力を発揮するため、そして組織の中心人物となって活躍してもらうためには、定期的な対話の機会が欠かせません。1on1によって社員が自身の仕事について振り返る習慣が持てれば、ますます社内が活性化し仕事の生産性向上にもつながるでしょう。

1on1ミーティングのメリット

1on1ミーティングのメリットは主に3つあります。
・部下との信頼関係が深まる
・部下が成長するきっかけになる
・職場全体の活性化につながる
以下で詳しく解説します。

部下との信頼関係が深まる

上司と部下が一対一で話をする1on1ミーティングは、普段はなかなか言えないことも上司に相談できる貴重な機会です。上司は一方的に自分の意見を押し付けるのではなく、部下の考えも汲みながら「対等な対話」を意識しましょう。それにより、「上司が自分のことをちゃんと見てくれている」という信頼につながり、なんでも相談しやすい関係性が作れます。小さなことも気軽に相談できれば、部下の悩みを早期解決でき「不満を溜めた社員が急に辞めてしまった」といった事態も防げるでしょう。

部下が成長するきっかけになる

1on1ミーティングでは、部下の身の回りで最近起きた出来事や、本人にとって課題となっていることを聞き出します。「なぜうまくいったのか」「なぜうまくいかなかったのか」を一緒に振り返ることで、部下は学びや気づきを得ます。それが新しい挑戦のきっかけを生み、課題を突破するヒントになることで、部下の成長をますます促進します。

職場全体の活性化につながる

1on1ミーティングによって、部下が自分自身の仕事やチームの在り方を振り返る習慣が身につくと、職場全体に前向きな風土が広がります。1on1を実施した全員にいきなり効果が出るとは限りませんが、一部のモチベーションの高い社員から意識が波及していき、徐々に周囲の社員も刺激を受けることが期待できます。上司はすぐに1on1の成果を追い求めるのではなく、少しずつ時間をかけて社員の変化を見守る姿勢が大事です。

1on1ミーティングの実施方法

1on1ミーティングを実施するためには3つのステップが必要です。社内に1on1の意義を浸透させ、長い期間にわたる取り組みにするために、以下で解説するステップをぜひ取り入れてみてください。

STEP1:目的を社内に周知する

1on1ミーティングの目的は、部下を評価することではありません。その点が社内で誤解されていると、部下が対話の場で必要以上に構えてしまい、対等に話すことが難しくなります。あくまでも部下の成長を支援するのが目的であり、1on1の実施を通して一緒に業務の振り返りをし、より良いチーム作りを促進したい点を周知することが重要です。

STEP2:日程を設定する

忙しい日々の中で1on1ミーティングの優先度は下がりがちです。しかし、仕事の生産性を向上させ、活発なコミュニケーションのあるチームを作るには、1on1こそ最も重要なタスクです。
1on1ミーティングは長時間実施する必要はありません。一人あたり15分から30分程度の対話をするだけでも、部下との関係性を築くことは十分可能です。「毎月この週は1on1を実施する」など開催日を固定し、後回しにならない工夫をしましょう。

STEP3:実施と振り返り

「1on1ミーティングで何を話せばいいかわからない」と悩む方は、アジェンダを作って話しやすくするのも一つの方法です。例えば「最近の課題や困っていること」「小さな成功体験、そこから得た気づきや学び」「今後チャレンジしたいこと」など、いくつかテーマを用意しておけば、上司も部下も話しやすくなります。1on1ミーティングの最後には、「今日はこんな話をしてこういう気づきがあった」というように、互いに対話内容を振り返る時間を持つのも忘れないようにしましょう。

1on1ミーティングを実践する際の注意点

1on1ミーティングを実施する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。これから社内に1on1の文化を根付かせたい方はぜひチェックしましょう。

1on1の記録をしっかり残しておく

1on1ミーティングの実施後は、部下が話した内容の要点を記録に残します。記録があれば、次に1on1ミーティングの際に「前回はこんな話があったけど、その後はどう?」というように、進捗や変化の度合いを確認できます。部下にとっても「上司がちゃんと話を覚えていてくれた」と安心でき、ますます対話が活性化するきっかけとなります。

傾聴と自己開示を意識する

1on1ミーティングで部下と話すときは、自分の意見を言いすぎてしまわないよう注意が必要です。上司が意識すべきなのは、部下の話をさえぎらずに最後まで聞くこと、そして話しやすい雰囲気を作ることです。中には話すのが苦手な社員もいますが、上司自身の失敗談を語るなどして「そういう話をしてもいいんだ」と部下のメンタルブロックを外す配慮をすると良いでしょう。

継続して実施する

1on1ミーティングは一度だけ実施してもまったく意味がありません。月一回など、普段の業務スケジュールに1on1ミーティングをしっかり組み込み、定期的な開催を習慣づけることが重要です。そのうえで上司・部下が何でも話せる関係性づくりや、お互いに個性を知る時間になっていけば、普段の業務も円滑に進みます。

まとめ

1on1ミーティングは、単なる業務の進捗確認ではなく、部下の個別の課題に焦点を当ててコミュニケーションを深め、生産性を向上させるための重要なアプローチです。今回解説した1on1ミーティングのポイントをもとに、チーム全体の成果につながる効果的な1on1を実現しましょう。
1on1ミーティングで必要となるのが、上司も部下もリラックスして話せる空間です。いつもの会議室ではつい構えてしまいうまく話せない社員も、少人数向けの打ち合わせスペースなら打ち解けてくれるかもしれません。1on1の実施を機会に小規模なミーティングスペースを社内に整備し、定期的に1on1が実施できる環境づくりを検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者

ハタラクバデザイン 編集部

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