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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2024/05/30
オフィス移転やリニューアル工事を行うとき、床材選びは重要な要素の一つといえます。
床材はオフィスの雰囲気を大きく左右し、従業員の働きやすさや会社のイメージにも影響を与えるためです。
適切な床材を選ぶためには、導入コスト、メンテナンス方法、機能性、デザイン性など、さまざまな観点から検討するようにしましょう。
そこで本記事では、目的別におすすめの床材と、床材選びの注意点について解説します。
目次
初めに代表的な床材3種類の特徴、メリットやデメリットを解説します。
タイルカーペットとは、正方形や長方形のタイル状のカーペットのことです。
カラーや柄を組み合わせたり、並べ方を変えることで、 好みに合わせたデザインにできるため、オフィスの床材として人気があります。
部分的な交換がしやすいうえ、他の床材より埃などの汚れが目立ちにくく、OAフロアにも適しているというメリットがあります。
一方、通気性が悪く湿気がこもりやすい点、コーヒーなどのシミ汚れが落としにくい点などがデメリットといえるでしょう。
フロアタイルとは塩化ビニル(PVC)を主成分とした床材で、一般的に「塩ビタイル」とも呼ばれているものです。
耐久性・耐水性が高く、色や柄の種類も豊富にあるので、オフィスの用途に応じてさまざまなデザインに対応できます。
撥水性に優れており、シミ汚れも簡単に落とせるので、清掃やメンテナンスが比較的容易な点もメリットです。
また、通常のフロアタイルは定期的な洗浄やワックス塗布が必要ですが、最近ではワックスが不要なメンテナンスフリーのタイプも、広く流通しています。
ただし、耐久性が高い反面、クッション性が少ないので長時間立ち続けていると足腰に負担がかかりやすい点、経年劣化により変色やひび割れなどが起こりやすい点などがデメリットといえます。
天然素材とは石、木、タイルなど自然の素材を生かした床材のことです。
大理石やフローリングなどが代表例で、高級感やナチュラルな雰囲気を演出したいエリアにおいて、最適な床材といえます。
ただし、設置費は他の床材より高額で、定期的なメンテナンスも必須になるので、オフィスの床材すべてを天然素材にするのは現実的ではありません。
エントランスや応接スペース、リフレッシュフロアなど限られた空間で用いるのが一般的な活用方法です。
続いてオフィスの目的別におすすめの床材を紹介します。
会社の方針やニーズを理解し、最適なタイプを選ぶようにしましょう。
オフィスの内装工事は多くの場合、予算が決まっているので、費用を抑えることを重視する方は多いでしょう。
床材の費用を抑えたい場合は、タイルカーペットがおすすめです。
カーペット1㎡あたりの設置費は約2000円~3000円が相場で、フロアタイルや天然素材などと比較すると安価です。
カーペットは部分的な張り替えも可能で、劣化が進んだ場合に容易に取り替えられる点も費用を抑えやすい特徴といえます。
デザイン性を重視したい場合、大理石などの天然素材、デザイン性の高いフロアタイルがおすすめです。
カフェのようにぬくもりのある空間を演出したい場合は、フローリングや無垢材など木目調の床材が適しているでしょう。
また、タイルカーペットにも数多くのメーカーやシリーズが存在し、組み合わせ方によってさまざまなデザインが可能です。
床材は定期的なメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスを怠ると、汚れや傷が目立つようになり、オフィスの美観を損ねることになります。
フロアタイルの場合、コストは高めですが、ワックスやコーティングなどの定期的なメンテナンスが不要なメンテナンスフリーの素材であれば、手間はほとんどかからないでしょう。
メンテナンスフリーのフロアタイルは耐久性も高いので、メンテナンスコストを抑えたい方にもおすすめです。
また、タイルカーペットは部分的な張り替えが可能なので、劣化した箇所のみを張り替えることで費用を抑えつつ美観を保つことが可能です。
SDGsや脱炭素の取り組みの一環として、環境に配慮したオフィスづくりを目指す企業も増えています。
床材としては、無垢材などの自然素材、コルク、リノリウム、リサイクル素材がおすすめです。
また、環境に配慮した床材は、揮発性有機化合物(VOC) やその他の有害物質を排出しないため、より健康的な室内環境を作ることができ、オフィスの空気質の向上に役立ちます。
リモートワークを始め、働き方の多様化が進む中、オフィスのレイアウトも従来とは違った形になってきています。
クリエイティビティや創造性を刺激するため、ユニークさや遊び心をオフィスに取り入れるケースも少なくありません。
また、社内交流を促進するため、リラックススペースや、カフェスペースを配置する会社も多いでしょう。
ユニークな雰囲気を演出したい場合、色合いを工夫したタイルカーペットや木目調のフロアタイルなどの床材が有効です。
最後に床材を選定するときに注意すべき点を紹介します。
特にフロアタイルや天然素材は設置後に取り替えるのが困難なので、慎重に選定するようにしましょう。
床材の色はオフィスの雰囲気に大きな影響を与えます。
たとえば赤は活発な雰囲気、青は落ち着いた雰囲気など、色は人の心理面に影響を与えることから、その場所に応じて適切な配色をすることが大切です。
また、色の選定を考えるときは、汚れが目立ちやすいかどうかも意識することをおすすめします。
たとえば白は清潔感が現れますが、汚れが目立ちやすいので、あまり使用頻度の高い箇所で使用してしまうと、メンテナンスが大変になるリスクもあります。
なお、オフィスの壁紙や床で使用する色の効果は、以下の記事で解説しているので、是非参考にしてください。
「オフィスの壁紙や床は見た目が大事!色の効果や注意点を解説」
オフィスすべてを一つの床材で統一するのでなく、エリアに応じて適切な種類を選定するのも良いでしょう。
たとえばエントランスは高級感のある大理石、会議室などは落ち着いたデザインのタイルカーペットにするなど、場所によって床材の選定を変えることで、独自の雰囲気を演出できます。
エリアの使用目的、用途のほか、使用頻度を意識することも大切です。
人の出入りが多いエリアは耐久性の高いタイルカーペットやフロアタイル、少ない箇所は自然素材にするなど、工夫して考えてみましょう。
OA床とはオフィスの床下に空間を設け、ケーブルやコンセントなどの配線を収納するための二重構造の床のことです。
フリーアクセスフロアや二重床と呼ばれることもあります。
OA床は配線を敷く場合は便利ですが、配線の変更・増設が行えるようにするために、適切な床材を選ばなければならない点を理解しておきましょう。
たとえばフロアタイルやフローリングといった床材は、部分的な交換が難しいため、OA床にした場合、初期の状態から配線の変更・増設をするのは困難です。
一方、タイルカーペットであれば部分的な交換が可能なので、配線の変更・増設も容易に行うことができます。
特にパソコン関係の配線が多い執務スペースでは、タイルカーペットがおすすめです。
オフィスのレイアウト設計を考えるとき、決めるべきポイントはたくさんあります。
中でも床材はオフィスの印象、機能性、ランニングコストなどに大きな影響を与えるので、慎重に選定するようにしましょう。
また、環境配慮型の床材やユニークなデザインの床材など、最近のトレンドを意識した床材を取り入れることもおすすめです。
オフィスの移転を検討している方は、ぜひハタラクバデザインへお問い合わせください。
オフィスの設計から導入までお手伝いするハタラクバデザインでは、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できるところが強みです。
アスベスト調査にも対応しており、複数の有資格者を保有しております。
現在、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があります。
オフィスにおける各種工事をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。
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