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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
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近年、リモートワークの増加や働き方改革などにより、場所にとらわれない働き方を選択する人が増え、コワーキングスペースやフレキシブルオフィス、バーチャルコワーキングなど、様々なサービスが登場しています。
中でも、会社員だけでなく個人事業主や起業家、学生など幅広い層が利用できる、コワーキングスペースの需要は近年増加しており、施設数も増加傾向にあります。
コワーキングスペースの世界市場は、2030年には479億8,000万米ドルという驚異的な規模に達すると予測されており、今後も利用者数の増加が見込まれています。
この記事では、コワーキングスペースを開業する場合に必要な費用やおすすめの設備を紹介したいと思います。
コワーキングスペースを開業する場合は、まずコンセプトを決める必要があります。
おおよそ開業の4ヶ月前までには、決定しておくとよいでしょう。
コワーキングスペース併設カフェ開業資金の相場は、坪単価30万~50万円程度です。
資金調達には、大きく分けて融資、補助金・助成金、借入、出資の4種類があります。
基本的に融資の申し込みから融資実行まで約1ヶ月程度かかります。
申し込みから面談までは約3日~1週間程度、面談から内定連絡までは約1週間程度です。
資金調達の目途が立ったら、開業準備も同時に進めていきましょう。
開業するエリアを決め、物件を選定していきましょう。
広さや立地、家賃、周辺環境など内見時によく確認しておきましょう。
選び方や注意点については下記の記事にまとめてありますので、ぜひお役立てください。
賃貸オフィスの選び方や契約のポイントを分かりやすく解説
物件の選定後は、レイアウトを決定します。
コンセプトやサービス内容に合わせて、必要な設備やスペースを決めましょう。
スペースの広さや什器や設備へのこだわりの程度により費用や施工期間も変わります。
施工期間は一般的に、内装工事業者の選定~着工に2~4ヶ月程度、内装工事に1〜3か月程度、デザインやレイアウトの打ち合わせに2か月程度の時間がかかります。
レイアウト決定後は、開業することを周知していきましょう。
ホームページやSNS、ポスティングなどを利用して宣伝活動を行い、開業と同時に来店してくれるユーザーを集めておきましょう。
コワーキングスペースの開業費用の目安は300万円から1,000万円と幅があります。
建物を所有している場合は、200万~300万円程度で開業も可能ですが、一般的には下記の費用が必要になります。
◆物件取得費
物件取得費は、テナントを借りる際に必要となる初期費用で、おおよそ物件価格の15%程度の費用が必要となります。
【保証金】
賃貸契約の保証金とは、入居する際に借主が担保として貸主に預け、借主の退去時に返金されるお金です。
保証金の相場は、一般的には賃料の6〜12ヵ月分程ですが、物件の種類によって異なります。
保証金の金額や返還時期に関しては、賃貸借契約書に記載されているため、契約前にしっかり確認しておきましょう。
【仲介手数料】
仲介手数料は仲介業者に紹介してもらったオフィスに入居を決める場合に仲介業者に支払う費用のことで、一般的に賃料1ヵ月分が相場です。
仲介業者を利用せず賃貸借契約を結ぶ場合は、仲介手数料はかかりません。
【家賃】
契約時に初回分の家賃の支払いが必要です。
初回は当月分(日割り)と翌月分の賃料を支払うため、金額が大きくなりがちです。
◆内装工事費
内装工事費にかかる費用は、100万~500万円程度とかなり幅があります。
物件の所有有無や、物件の大きさにより費用が変わります。
オフィスの内装工事の坪単価は、10万円~20万円程度とされているため、50坪の物件であれば500万円~1000万円程度の費用が必要となります。
その他、廃棄作業が必要な場合はさらに高額になります。
◆設備(備品)費
什器やインテリア等の設備費用はおおよそ坪単価5〜10万円程度です。
座り心地や機能性など、グレードによって必要な予算が変わるため、こちらもかなり幅があります。
◆その他
その他に、広告・宣伝費や人件費などの費用が必要となります。
WEBサイトを立ち上げる場合はおおよそ20~30万円程度、従業員を雇う場合は一人当たりおおよそ20~30万円程度の費用が必要となります。
コワーキングスペースを利用する際に最も重視するものが「立地」です。
テレワークの仕事場所の確保や、スタートアップやベンチャー企業の活動拠点、商談や打ち合わせ等の目的で利用を検討する人が多く、アクセスしやすさはとても重要です。
施設の快適性も重視する利用者が多い傾向にあります。
仕事を効率的に進めたい場合や集中しやすい環境を求めて利用するケースが多いため、“使いやすさ”も多くの利用者が重視しています。
施設の設備充実度は利用顧客の満足度に影響するため、快適に利用できる環境を提供することが大切です。
コワーキングスペースのレイアウトを考える場合、作業目的やコンセプトに合わせて選ぶ必要があります。
また、様々な人が集まるため、業種や立場、年齢を越えた交流が生まれやすい、コミュニティづくりの場として利用するユーザーも増えています。
コワーキングスペースアンケート調査20200224.pdf
会議や打ち合わせを行う場所を希望するユーザーも多く、電話やTV会議ブースといった設備を設置することで新たな利用者の獲得に繋がるかもしれません。
中にはコワーキングで開催されるイベント(セミナーや交流会等)にも利用するケースがあるため、利用者同士の交流の場としても重宝するでしょう。
コワーキングスペースにはオフィスの代わりとしての機能が求められる傾向が高いため、コピー機や複合機の設置を希望する利用者も少なくありません。
最近では、リモートワークや在宅勤務の増加により、コワーキングスペースの需要が高まっているため、現金やICカードで使用料金を支払ってコピーやプリントアウトができる、コインベンダー付きのコピー機や複合機も求められています。
集中して仕事ができる場所として提供したい場合には集中ブースの設置がおすすめです。
特にソロワークブースは、防音機能があるため、WEB会議にも使用可能です。
飲み物やスナックが無料で利用できるサービスなどを用意しておくこともおすすめです。
利用者アンケートでも、飲食スペースやカフェ等のサービスは評価が高く、利用率も高い傾向にあります。
コワーキングスペースはオープンスペースになっていることが多く、仮眠ができない場合が多いです。
しかし、利用者アンケートでは、仮眠室の設置を希望しているユーザーも多く、最近では仮眠専用チェアを設置するコワーキングスペースも増えています。
その他にも、プロジェクターやジム、シャワールームや宿泊設備などの要望が多く、こういった設備を充実させることで競合と差別化を図れる可能性があります。
コワーキングスペースアンケート調査20200224.pdf
今回はコワーキングスペース開業に必要な費用や開業までの流れをご紹介しました。
リモートワークやフリーランスという働き方は今後も増加が見込まれており、個人が仕事をしやすい環境が整っているコワーキングスペースのニーズも高まっていくと予想されています。
コワーキングスペースの開業を検討している方は、ぜひハタラクバデザインへお問い合わせください。
オフィスの設計から導入までお手伝いするハタラクバデザインでは、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できるところが強みです。
複数の有資格者を保有しており、現在、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があります。
コワーキングスペース開業における各種工事をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。
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