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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2023/05/30
役員室は役員の執務スペースとなる他、さまざまな目的で使用されます。そのため、仕事がしやすいスペースであることに加え、役員室の役割に適したデザインやレイアウトを考えなければなりません。
今回は役員室のデザインやレイアウトのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
役員室をデザイン・レイアウトする前に、役員室にどのような役割があるのか把握しておくことが重要です。
一般的に、役員室には次のような役割や機能が求められます。
会社の重要な経営方針が決定される場所であるのが、役員室の役割の1つです。
役員は会社の各部署のトップが務めるのが一般的で、さまざまな事案について話し合われます。そのため、役員室は機能性に優れ、効率よく業務ができるようデザインするべきでしょう。
また、一般社員と違い、役員は秘書と連携して業務を行うこともあるため、お互いに連携が取りやすいレイアウトを検討することも重要です。
役員室は、機密性の高い情報が扱われる場所でもあります。
役員での会議では、一般社員には伝えられない(伝えてはならない)情報が扱われることがあります。そのため、役員室には相応のセキュリティの高さが求められるでしょう。
会社外部から人が侵入することを防ぐことはもちろん、企業内の人間でも役員室周辺に出入りできる人を制限する必要があります。
また、役員室の入り口や家具などは施錠できるようにして安全性を高めておきましょう。
さらに、役員室には高い防音性も求められることがあります。各役員に個室が用意できれば問題ありませんが、個室でない場合は専用の会議室を用意し、機密性の高い情報を守る仕組みを作りましょう。
社外の重要な来客を出迎えもてなすのも、役員室の役割の1つです。
そのため、役員室は機能性の高さだけではなく、デザイン性や清潔感についても考慮する必要があります。
訪問した客が心地よく過ごせるように、応接用のソファやテーブル、絵画、花など、インテリアにもこだわるべきでしょう。
また、来客をお茶などでもてなすことも考えて、広めのスペースを取っておくことも大切です。
役員室事例はこちら:役員室 レイアウト事例
役員室にはいくつかの役割があります。そのため、執務や応接、会議などに対応できる機能性を持っていることが重要です。
ここでは、機能性を保ちながら役員室を実際にレイアウトする際のポイントを紹介します。
役員室に応接機能を備えるために、センターテーブルやソファ、椅子などの応接セットを設置しましょう。
来客人数や対応人数によりますが、4人用から6人用の家具のセットを選んでください。家具のデザインや材質は、役員室の雰囲気合ったものを選択します。
役員室での執務機能を高めるために、機能性に優れた役員用のデスク・チェアを設置しましょう。
一般社員と同じものではなく、機能性の高さを求めて家具を選択するのがポイントです。役員がストレスなく仕事に取り組めるよう、ファイルなどが整理しやすく引き出しや、長時間利用しても疲れにくいチェアを選んでください。
また、執務の間に食事や着替えをするケースもあるため、役員室が個室の場合は、仕事用の設備の他に、パーテーションなどで仕切ったプライベートなスペースを設けることも検討しましょう。
役員室に会議機能を持たせる場合は、6人程度で使用できるミーティングテーブルやチェアを設置しましょう。
会議では資料を広げて検討が行われる場合もあるため、大型サイズのテーブルを選ぶのがポイントです。チェアも役員室の雰囲気に合ったデザインや素材のものを選ぶといいでしょう。
また、会議にパソコンを使う場合は、OAタップやLANケーブルなどを収納できるテーブルがおすすめです。
役員室に防音性能を求める場合は、防音工事を行うことを検討してください。
機密性の高い情報を扱う場合や、個室の役員室が隣り合っている場合は、声が外の漏れないようにしたり、各部屋の音が騒音になったりしないようにする必要があります。
専門業者に工事を依頼し、設備の変更、防音壁・仕切り壁の設置などを行えば、防音性を高められるでしょう。
役員室と一言にいっても、企業によってタイプが異なる場合があります。役員室には次のタイプがあります。
個室タイプはその名のとおり個室の役員室です。役員室というと個室をイメージする人も多いでしょう。
機密性の高い情報を扱いやすく、セキュリティや防音性の高さが特徴です。
一方、一般の社員がアクセスしづらい他、来室を案内するスタッフを別途設置する必要があります。
また、一般社員と同じフロアにパーテーションやドアなどでスペースを区切るタイプの役員室を設置する企業もあります。
設置コストを抑えられる他、一般社員がアクセスしやすい点がメリットです。ドアに後付けできるセキュリティシステムを採用すれば、安全面でもある程度安心できるでしょう。
他にも、個室やパーテーションで区切られた役員スペースを廃止し、一般社員と同じフロアに完全にオープンな役員スペースを設ける企業もあります。
オフィス内の様子を確認しやすいことや、社員からのアクセスの良さがオープンタイプのメリットです。また、何かあった場合でも情報を得やすいため、迅速に対応できる点も特徴といえます。
一方、機密情報を扱う場合は、会議室などへ移動する必要があります。
このように、企業によって役員室のタイプが異なるため、役員室の新設・リニューアルをする場合は、どのタイプにするべきなのか慎重に検討しなければなりません。
役員室では利用する人が限られるため、役員の動線を広く取るのが基本です。
執務デスクと壁面や収納との間は1,000mm程度確保して、役員が通りやすくしましょう。
一方で、人の異動が少ないため、会議室や執務室よりも通路を狭めにするケースが多いです。デスクと壁面またはテーブルとの間は、700mmから800mm程度確保できるようにしましょう。
個室タイプでは、機能性が高く落ち着いた雰囲気の執務用デスクとチェアを設置し、空いたスペースに応接セットを設置します。
家具のカラーリングを統一できれば、落ち着きがありながら過ごしやすい空間を演出できます。
パーテーションタイプや半個室タイプでは、一般社員との関係性を遮断しないような空間の区切り方が重要です。ガラスで仕切った半個室タイプなら、社員とのアクセスの良さを保ちながら、機密性の高さも備えることができます。
オープンタイプでは、一般社員と同じデスク・チェアを利用するケースもあります。チェアのみ機能性が高いものを選択し、違いを出すのもおすすめです。
役員室には執務・応接・ミーティングなど、さまざまな役割があるため、それぞれを効果的に行えるだけの機能性を持たせる必要があります。
また、企業によって役員室の性質が異なるため、自社の雰囲気や考え方にあった役員室のレイアウト・デザインを考えることが大切です。
本記事を参考に、役員が過ごしやすく仕事がしやすい役員室を作り上げましょう。
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