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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2025/05/09
オフィスの給湯室は、飲み物を用意したり炊事をする場所としてだけでなく、近年では社員同士のコミュニケーションを促す目的で利用される重要なスペースです。従業員満足度や業務効率の向上を目的として、給湯室の使い方や設備を見直す企業が増えています。
本記事では、オフィスの給湯室が果たす役割や快適に保つためのポイント、あると便利な設備について紹介します。働きやすい職場環境をつくるうえで給湯室の改善を検討している方は、ぜひご覧ください。
目次
給湯室の役割が近年変化していることをご存じでしょうか。以下では従来の使い方から変化している背景や、他社がどのような用途で給湯室を設置しているのかについて解説します。
従来の給湯室は、来客用のお茶やコーヒーを用意する場所として、また電子レンジや冷蔵庫があり昼食を用意する場合に使われることが多い場所でした。お湯を沸かしてコーヒーを淹れたり、お弁当箱などの簡単な洗い物を行える場所というイメージが強いでしょう。これまでは必要最低限のキッチンまわりの設備が置いてある、機能的なスペースとして使われてきました。
近年では、社内のカフェスペースや休憩スペースなどにオープン型のキッチンを置き、給湯室を一体型としているオフィスも多くあります。従来の壁づけのキッチンではなく、アイランドキッチン・対面キッチンなどで人と人同士の交流を想定した空間づくりに変化しているのが大きな特徴です。
休憩時間や昼休みをきっかけに、社員同士が気軽に集まってコミュニケーションを楽しめる、いわゆる「マグネットスペース」としての給湯室活用が進んでいます。
オフィスの給湯室を見直す際には、いくつか考慮すべきポイントがあります。以下で詳しく解説します。
まず、給湯室をどのような目的で使いたいのかを事前に明らかにします。
・社員同士のコミュニケーションが自然と生まれる場所にしたい
・業務から離れてリラックスできる場所にしたい
・来客との簡単な打ち合わせができるラウンジにし、自社の魅力を伝えたい
上記のようなコンセプトを決めておくと、そこに必要な設備や内装デザインなどもスムーズに検討できます。目的が曖昧になると不必要な設備まで導入してコストがかかる原因となります。事前に社員へアンケートを行うなど、給湯室に対してのニーズを把握することに努めましょう。
給湯室では、執務室のような機能面・規律ある空間というよりも、明るくリラックスできる雰囲気を重視します。休憩室・カフェスペースなどと同じ空間に設置する場合は、室内とのデザインテイストを合わせることも重要です。休憩時間に社員がほっと一息つけるような、温かみのある空間デザインが人気です。
給湯室について考える際は、来客用のお茶を出しやすいように会議室の近くにするなど、使いやすい動線への配慮が必要です。賃貸オフィスの場合は給湯室を動かせませんが、コーヒーメーカー・ウォーターサーバーや電子レンジ、冷蔵庫といった家電は、コンセントがあるだけでどこにでも設置が可能です。これらの設備を執務室の中に置く方法もあるため、給湯室という空間だけにとらわれず、柔軟にスペースを使いましょう。
給湯室の中に置くべき設備は様々ですが、その中でもニーズが高く、あると便利なものを中心にご紹介します。
社員のお弁当などを保存できる冷蔵庫、昼食を温められる電子レンジ、休憩時の飲み物を用意できるコーヒーメーカーなどは、給湯室に不可欠なものです。社員数が多い会社の場合は、複数台の電子レンジがあると昼休みの混雑を避けられます。他にはウォーターサーバーや電気ポットなどもあると、「カップ麺を作りたい、紅茶を淹れたい」といった社員の様々な好み・ニーズに応えることができます。
来客用のカップやお茶・コーヒー、調味料などの細かなものが多いキッチンまわり。どうしても雑然としがちな空間のため、整理整頓しておける棚があると散らかることを防げます。どこに何を収納するのか、あらかじめルールを決めておくと「どこに置いたかわからない」というトラブルが予防できるのでおすすめです。
給湯室を休憩室・カフェスペースと併用する場合は、リラックスできる室内の印象を演出します。温かみのある照明、座りやすい椅子と高さの合うテーブル、そして観葉植物などがあると、仕事時間との気分の切り替えができてゆっくり過ごせるでしょう。
多くの社員が日々使用する給湯室。誰もが快適に使うためには、以下のようなポイントをおさえておく必要があります。
・定期的な設備点検と清掃を行う
・使用時の社内ルールを決めておく
それぞれ詳しくみていきましょう。
給湯室の設備を定期的に点検することと、室内のこまめな清掃は快適な空間を保つために必須です。コーヒーメーカーなどは点検を怠ると目詰まりを起こして使えなくなり、買い替えや修理などの余計なコストがかかるリスクがあります。また、ごみ箱がいっぱいだと不衛生で社員の健康に害を及ぼすほか、害虫などの被害も起こりかねません。
賃貸オフィスの場合は、ビルの規約によって清掃の頻度や範囲が定められている場合があります。どこまで自社で清掃・点検を負担するのかについて、事前に管理会社などへ確認しておくと安心です。
給湯室を使った際のルール設定も、快適な空間づくりには有効な方法です。使ったあとはきれいな状態に戻すことはもちろん、ごみ捨てや清掃を社員の持ち回りで当番制にしたり、私物を置きっぱなしにしないといったルールを周知徹底します。みんなで気持ちよく使える空間をつくるという意識づけが重要です。
オフィスの給湯室は、快適な職場づくりや社員のエンゲージメント向上に貢献する、重要な場所です。使いやすい収納・設備の導入、便利な動線の確保、清潔感を維持するためのルール設定などを行い、給湯室の利便性と居心地の良さを両立しましょう。
近年は社員同士のコミュニケーションの場として、給湯室を活用する企業が増えています。黒田生々堂では給湯室も含めたオフィスの最適化をご提案しています。自社の給湯室をより活かしたい方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
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