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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2022/04/05
オフィスのレイアウトは、効率的に業務を進めるために仕事内容や部署間連携などを考慮して適切にレイアウトすることが重要です。
レイアウトをするにあたり、間仕切り工事についても検討することをおすすめします。
目次
間仕切りは、パーティションとも呼ばれ、スペースを区切るための設備のことを意味します。
一般的に壁は、建物の構造体として設置されるものであり、間仕切りは構造体以外の設備を増設するものとして区別されています。
欄間(間仕切りの上部にあるスペース)のあるパーティションを設置した場合、空間を区切った後も隣室との間で空気の流れがあるため、隣室と空調機器を共同使用したい場合にも適しています。
ただし、パーティションがない場合と比べれば、エアコンの効果は下がることとなります。
どの程度の空調効果が得られるのかは空調機器の位置や高さ・欄間の寸法によって変わってくるので、事前に確認しておくことが大切です。
また、空気だけではなく人の話し声や物音が漏れるという点にも留意する必要があります。
間仕切り工事は、オフィスを有効活用するためにおすすめの方法ですが、事前の確認が必要となる事柄がいくつか存在します。
パーティションの中でも欄間がないタイプの製品は、スペースを完全に区切ることができるので、高い遮音性やセキュリティー保持率を求める場合に適しています。
例えば、重要度の高い会議を開くミーティングルームを設置する場合にもおすすめです。
ただし、スペースが完全に分割されることによって生じるデメリットもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
具体的には、隣室と空気や光の行き来がなくなるので空調機器や照明器具の増設が必要になる可能性があり、それらの工事にかかる費用も考慮した上で検討を進めることが大事です。
さらに、スペースを完全に区切るパーティションを設置した場合、法律上区切られたスペースがそれぞれ別の部屋とみなされ、消防署への届け出をする必要性があります。
また、法律ではオフィスの各部屋に火災報知器の設置が義務付けられており、新設した部屋に火災報知器がない場合は増設しなければいけません。
しかし、既存の火災報知器の位置を考慮した上でレイアウトをすることで、火災報知機等の増設工事が不要になります。
その他に、排煙設備の設置状況もチェックポイントになります。
排煙設備も同様に法律の取り決めに従って設置することが義務付けられているので、あらかじめ確認しておきましょう。
テナントビルでパーティションの設置工事をする場合は、ビルの管理会社から事前に承認を得る必要があります。
あらかじめ契約書に目を通し、疑問や不安がある場合には管理者に問い合わせや相談をしておきましょう。
賃貸物件でパーティションの設置工事をする場合は、原状回復に関する規定も確認しておく必要があります。
原状回復とは、賃貸物件を退去する際、物件を入居当時のコンディションに戻すことを意味します。
一般的な賃貸物件では、退去者に原状回復義務があり、そのための費用は入居者が負担することとなっています。
もし入居後に自分の都合で設置した間仕切りを撤去するために工事や廃材処理などの必要性が生じた場合、それらの費用も負担しなければいけません。
原状回復にかかる費用が心配な場合、工事の不要なパーティションを設置するのも選択肢の一つになります。
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