大阪でオフィス移転・オフィスデザイン(内装)ならハタラクバデザイン
BLOG
オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2025/03/04
天井や壁にコンクリートをあえて露出させたオフィスの内装デザインは、洗練された印象を与え、カフェのような雰囲気を演出できます。
本記事では、オフィスのコンクリート打ちっぱなし内装について、メリット・デメリット、失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
目次
コンクリート打ちっぱなしのオフィスとは、建物のコンクリート構造体(柱や壁、天井)を仕上げ材で覆わずそのまま見せた内装デザインのことです。
通常、コンクリートの壁や天井にはクロスや塗装を施しますが、打ちっぱなしではあえてコンクリートの質感や色味を露出させています。これによりコンクリート特有の無機質で重厚感のある素材感が空間デザインに活かされ、他にはない独特の雰囲気を生み出します。
近年のトレンドとして、スタートアップ企業やクリエイティブ系企業を中心に「おしゃれなオフィス」としてコンクリート打ちっぱなし内装が採用されるケースがあります。カフェのように開放的で自由な雰囲気を求める場合や、従来のオフィスらしさを脱却してクリエイティブな空間を作りたいというニーズから、スケルトンオフィスが注目されています。
コンクリート内装の持つメリットについて、具体的な事例とともに詳しく解説します。デザイン性だけでなく、機能性やメンテナンス性にも優れたコンクリート内装の特徴を理解し、空間づくりに活かしましょう。
最大の魅力は、そのシンプルでスタイリッシュな見た目です。余計な装飾や仕上げを加えないコンクリート壁は、無駄のないミニマルな美しさを持ちます。
グレーのコンクリートにオフィス家具や観葉植物の緑が映えることで、洗練された都会的な雰囲気を演出できます。素材そのものが持つ質感や色味に奥行きがあるため、人工的な内装材では出せない独特の存在感があります。「他にはないオシャレなオフィスにしたい」という企業に適したデザイン性といえるでしょう。
また、打ちっぱなしコンクリートの無機質な質感は、オフィスをクールで先進的な印象にしてくれます。来訪者に対して「洗練された企業」というブランディング効果も期待でき、働く社員にとってもデザイン性の高い空間はモチベーションアップにつながることがあります。
コンクリートは密度が高く重い素材のため、遮音性・防音性に優れている点もメリットです。壁や床をコンクリート打ちっぱなしにすると、外部からの騒音を遮断しやすくなり、オフィス内に静かな環境を作り出せます。周囲の交通音や隣室の物音が響きにくいため、集中して仕事に取り組みやすいオフィス環境になります。
また、防音性が高いことでオフィス内から外部への音漏れも軽減できます。例えば、社内で音楽を流したりオンライン会議を行ったりしても、外部に音が漏れにくいので周囲のテナントへの配慮もしやすくなります。機密性の高い会議や電話対応なども、コンクリート壁がしっかりプライバシーを守る壁となってくれるでしょう。
鉄筋コンクリートは耐火建築物にも分類されるほど火に強い建材です。コンクリート自体が不燃材料であり、木材のように燃え広がる心配がありません。
コンクリート壁は、木材と比較して高温に耐えやすく、火災時にも延焼を防ぐ壁として機能します。オフィスは大切な設備や書類、人命を守る空間なので、高い耐火性能は安心感につながるでしょう。
コンクリート打ちっぱなしの内装は、年月とともに独特の風合いが増していくのも魅力です。コンクリート面は一様ではなく、時間経過により色味や質感に変化が現れます。
例えば、ほんのりとした色ムラや、小さなひび模様、表面の艶の変化など、経年による味わいが出てきます。こうした変化をネガティブではなく「味」として楽しめるのは、素材感を大切にする打ちっぱなしならではのメリットです。
特に古い倉庫をリノベーションしたオフィスなどでは、長年使い込まれたコンクリート壁の風合いが空間に深みを与えてくれます。新品のピカピカな内装とは異なり、どこか落ち着きや温かみすら感じさせることもあります。
アンティーク調のインテリアや観葉植物とも調和しやすく、「ヴィンテージ感」や「味のある空間」を好む企業にはコンクリート打ちっぱなしの内装がフィットするでしょう。
通常の内装では定期的にクロスの貼り替えや塗装の塗り直しが必要ですが、打ちっぱなしは仕上げ材を使っていないため、そうした定期的な改装コストがかかりにくい傾向にあります。
コンクリート自体の耐久性も高いため、壁紙が剥がれる場合や塗装が劣化するといった心配がありません。日常的な掃除も、基本は埃を払ったり汚れを拭き取ったりする程度で十分です。コンクリートは凹んだり傷ついたりしにくく、オフィス家具のレイアウト変更なども気兼ねなく行えます。
また、打ちっぱなしの床であればフローリングのように傷が目立つことも少なく、土足利用のオフィスでも気楽に使えるでしょう。
魅力の多いコンクリート打ちっぱなし内装のオフィスですが、快適性の面でいくつかデメリットも存在します。ここでは代表的なデメリットと、その対策方法について解説します。デザインに取り入れる際は、あらかじめ課題と解決策を把握しておきましょう。
コンクリートは熱を通しやすく蓄えやすい素材のため、外気温の影響を受けやすいという弱点があります。壁に断熱材や仕上げを設けない打ちっぱなし状態だと、夏は外の熱がどんどん室内に伝わり蒸し暑く、冬は外の冷気が室内を冷やして底冷えしやすくなります。
エアコンで空調しても熱が逃げやすく、冷暖房効率が悪いためになかなか快適な室温を保てません。その結果、真冬や真夏には社員が寒さ・暑さにさらされ、光熱費(空調費用)も余計にかかってしまう傾向があります。
断熱性の低さに関連して、結露やカビのリスクも高まります。冬場にコンクリート壁が冷えると、室内の暖かい空気との温度差で表面に結露(水滴)が発生しやすくなります。
この結露を放置するとカビが生える場合や、コンクリート表面に黒ずみ汚れができてしまうことがあります。コンクリート自体が湿気を吸いやすい素材のため、湿度の高い環境では壁が水分を含んでカビの温床になる恐れもあります。
打ちっぱなし内装では天井や壁に仕上げパネルを付けないため、どうしても電気配線や空調ダクト、配管類が露出しがちです。オフィスでは照明やコンセント、LANケーブルなど多くの配線が必要ですが、それらを全て隠すカバーを付けると打ちっぱなしの良さが損なわれてしまいます。
その結果、天井を見上げるとケーブルや配管が蜘蛛の巣状に張り巡らされて雑然とした印象になるケースもあるでしょう。壁面に走る配線モール(配線カバー)も増えてしまうと、せっかくのシンプルな空間がチープな印象になりかねません。
対策として、配線・配管をデザインの一部として魅せる工夫をすることがポイントです。例えば、配管やダクトを一直線に整然と配置し、その色を黒やシルバーに統一してインテリアのアクセントにします。
照明器具やケーブルもインダストリアル風のデザイン製品を選び、あえて存在感を出すことで「見せる配線」に変えていきます。また、どうしても隠したい配線はスッキリまとめて収納しましょう。
床下にフリーアクセスフロアを設けて配線を通す、天井周囲に配線用のモールボックスを走らせるなど、目立たない場所に集約させます。レイアウト段階で専門家と相談し、美観と機能性を両立させる配線計画を立てることが重要です。
コンクリートそのままの空間はクールで格好いい反面、無機質で冷たい印象になりやすいというデメリットもあります。グレーの壁と天井、無彩色の空間に囲まれていると、人によっては殺風景で落ち着かないと感じるかもしれません。
特にオフィスは長時間過ごす場所ですから、あまりに無機質すぎると居心地の悪さに繋がり、場合によっては社員のモチベーション低下を招く恐れもあります。「コンクリートジャングル」という言葉があるように、冷たいコンクリートばかりでは人間味や温かみが感じられない空間になってしまう可能性があります。
以上のデメリットと対策を踏まえて、コンクリート打ちっぱなし内装のオフィス計画で失敗しないための工夫ポイントをまとめます。快適なオフィス環境にするために、以下の点に注意しましょう。
壁や天井の内側に目立たない形で断熱材を追加施工し、床にカーペットや断熱シートを敷くことで室温の安定性を高める方法で寒さ対策が可能です。床暖房を導入するのも効果的で、コンクリートの冷たさを和らげ冬でも足元から暖かくできます。
また、大きな窓がある場合は断熱性能の高い二重サッシにするなど、建材の工夫で熱損失を防ぐことも重要です。どうしても構造上断熱処理が難しい場合は、夏場は打ちっぱなしコンクリート壁に遮熱カーテンやブラインドを設置し、直射日光による過度な室温上昇を抑える工夫も有効でしょう。
結露・カビ対策として、調湿効果のある塗料や素材を取り入れます。珪藻土や炭などの調湿インテリアグッズを置いたり、壁面に調湿壁紙を貼ったりする方法も対策としておすすめです。
あわせて換気設備を整え、常に空気の流れを作ることで湿度が過剰にこもらない環境も意識しましょう。
無機質になりすぎないよう、インテリアに木材やファブリック(布)などの自然素材を積極的に組み合わせて、空間に温かみをプラスしましょう。例えば、床に木目調のフローリングやカーペットタイルを採用すると、一気に柔らかな印象になります。
木製のデスクや観葉植物、ソファやカーテンといった布製品を配置することで、コンクリートの無機質さが中和され居心地が向上します。また照明計画も重要です。白色蛍光灯ばかりだと冷たい雰囲気になりがちなので、間接照明や暖色系のライトを用いて柔らかな光を演出します。
壁にアートやグラフィックを飾るのも有効です。社員がリラックスできるような色彩や質感の要素を散りばめて、デザイン性と快適性のバランスが取れた空間づくりを心掛けましょう。
照明は空間の印象を大きく左右します。コンクリート打ちっぱなし空間には、天井のダウンライトやスタンド照明など間接照明を用いて陰影をつけると雰囲気が良くなります。
暖色系の照明で壁を照らせばコンクリートの質感が柔らかく浮かび上がり、リラックスできるムードになります。昼白色の照明と組み合わせて、シーンに応じた明るさ・色温度を調節できるようにすると良いでしょう。
実際にどのようにコンクリート打ちっぱなし内装がオフィスに取り入れられているのか、一般的な事例パターンをいくつかご紹介します。多くのオフィスで見られる傾向をまとめました。
事例パターン | 特徴 |
インダストリアル風オフィス | ・天井をスケルトン仕上げ、配管やダクトを露出 ・広いワンフロアでフリーアドレスデスクを配置 ・スチール製家具とペンダントライトを使い、工業的な雰囲気 |
木材と組み合わせた温かみのある空間 | ・コンクリート壁・床に木製の天井や家具をプラス ・木材で温かみを加え、冷たい印象を緩和 ・観葉植物や木製のデスクを配置して調和を図る |
カラーやアートでアクセントを加えた空間 | ・コンクリート壁にカラフルな家具やアートを配置 ・グレーの空間にビビッドな色を加え、インパクトを与える ・空間の中心に目を引くアートを飾り、オリジナリティを演出 |
部分的な打ちっぱなし利用 | ・会議室やエントランスの一部だけコンクリート壁を採用 ・他は白い壁でシンプルに仕上げ、アクセントとして利用 ・空間にメリハリをつけ、打ちっぱなしの印象を和らげる |
以上のように、コンクリート打ちっぱなし内装のオフィスにも様々なデザインパターンがあります。それぞれ企業のカルチャーや業種に合わせてアレンジされており、クールなだけでなく温もりや遊び心を上手にミックスしている事例が多く見られます。
コンクリート打ちっぱなしのオフィス内装には、シンプルで洗練されたデザイン性や高い遮音・耐火性能など多くの魅力がある一方で、断熱性の低さや無機質さなど注意すべき点も存在します。
本記事で紹介したメリット・デメリットを振り返りつつ、快適性を損なわないための工夫(断熱・調湿対策や素材の組み合わせ、照明計画など)を取り入れることが重要です。デザインのかっこよさとオフィス環境の快適さは両立できますので、計画段階でしっかり検討しましょう。
ハタラクバデザインでは、オフィスのデザイン・レイアウト作成だけでなく、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できることが強みです。
レイアウト変更や各種工事をご検討されている場合は、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があるハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。
オフィスデザインの関連記事
オフィスにアートを取り入れて活気ある職場に!メリット・導入方法を解説
アウターブランディングとは|実施ステップ・メリットをわかりやすく解説
インクルーシブデザインとは|意味と広がった背景、オフィスに取り入れる方法も紹介
【オフィスの採用戦略】オフィスは人材への投資になる?オフィスに投資するメリットやオフィスづくりのポイントを解説。
サービスの流れ
ハタラクバデザインへのご依頼手順をご説明します。まずはお打ち合わせを行い、デザインプランのご提案を行います。ご不明な点があれば、お問い合わせフォームまたはお電話で、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ・無料御見積り