大阪でオフィス移転・オフィスデザイン(内装)ならハタラクバデザイン
BLOG
オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2025/01/17
内装工事の見積もりは、工事の成否を左右する重要な要素です。しかし、見積書には専門用語が並び、工程や費用の妥当性を判断することが難しい場合があります。そのため、「この見積もりは適正なのだろうか」「見落としている重要な項目はないだろうか」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、内装工事の見積もりに記載される主な工程項目の例をいくつか挙げ、見積もりの基本的な流れや、実際に見積もりを行う際のポイントを解説します。トラブルを防ぎ、満足度の高い工事を実現するためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
ここでは、内装工事の見積もりに記載されている主な工程項目について、いくつか例を挙げ、それぞれ解説していきます。
補修工事は、建物や施設の内装において、損傷や劣化が見られる部分を修復する作業です。これには、壁や天井のひび割れ、床の傷み、ペイントの剥がれなどが含まれます。
補修工事は、見た目の改善だけでなく、建物の構造や安全性を保つためにも重要です。見積もりには、補修に使用する資材の種類・単価・数量はもちろん、施工面積や費用も記載されます。
照明・電気設備工事とは、オフィス内の照明器具やコンセント、配線などの電気設備を取り付けたり、交換したりする工事のことです。見積もりに記載されるのは、設置する照明器具の本体代と取付費、配線工事費などの費用です。
照明・電気設備工事は、オフィスで働く従業員の快適さや作業効率に大きく影響します。例えば、適切な照明を設置できれば、従業員の眼精疲労を軽減し、集中力を高める効果が見込めます。また十分な数のコンセントを適切に配置すれば、パソコンなどの機器を使いやすくなるでしょう。
左官工事は、壁や床にモルタルや漆喰、珪藻土といった仕上げ材を塗る作業です。一般的なクロスの壁やカーペットの床ではなく、独自性や高級感を求める場合におすすめの内装工事です。独特の雰囲気を出せるため、オフィスのエントランスに活用すれば、来訪者に自社の信頼感や権威性をアピールできるでしょう。
見積もりには、使用する材料や単価、施工面積などが記載されます。
解体工事は、既存の内装を取り壊す作業で、新しい内装材を施工するために必要な工程です。これには壁や床、天井などの撤去や、不要な設備・備品の除去などが含まれます。
見積もりには、解体する範囲や作業に必要な時間、廃棄物処理費用などが詳細に記載されます。解体工事は、建物の構造に影響を与えないよう慎重に行う必要があり、安全対策が重要です。
衛生設備工事は、トイレの改修や新設、給湯設備の設置、水道管の修理や交換などを行う作業です。見積もりには設備の取り付け費用や部品代などが記載されます。
従業員のモチベーションを維持するためには、オフィスの衛生設備を整えておくことが大切です。使う頻度が高いからこそ、適切に整備する必要があります。
防災工事は、火災や地震などの災害から建物を守るために行う工事です。これには、防火壁の設置や耐震補強、避難経路の確保、消火設備の設置などが含まれます。見積もりには、使用する材料や施工方法などが記載されます。また防災工事では、施工後の安全確認も重要です。防災工事は、建物の安全性を高め、居住者や利用者の命を守るために欠かせない工程です。
ここでは内装工事の見積もりの流れについて紹介していきます。
まず、見積もりを依頼する内装工事業者を選びます。内装工事は高額になるため、予算内でニーズに応えてくれる業者を選ぶことが重要です。大手の内装工事会社を選ぶのも一つの方法ですが、近隣のエリアにある地元の業者を調べてみるのも良いでしょう。
大手は工事を委託している場合が多く、仲介費用が発生しない分、地元業者の方が安価になることもあります。業者を選んだら、施工例や価格帯、口コミなどを比較して、自分の希望に合う業者を見つけましょう。
希望に合う業者が見つかった場合は、Webサイトや電話から問い合わせを行います。
問い合わせをした後、まず業者との打ち合わせが行われます。打ち合わせまでに、内装工事の予算や条件、要望をまとめた要望書を作成しておきましょう。これにより、複数の業者に同じ条件で見積もりを依頼することができます。
打ち合わせでは業者からヒアリングを受け、予算や要望を伝えます。その後、現地調査に立ち会い、構造や設備の確認を行ってもらいましょう。現地調査を行うことで、正確な見積もりやデザイン案を出してもらえます。問い合わせから打ち合わせ・現地調査完了まで、2~3週間程度かかるのが一般的です。
現地調査が終わったら、次はリフォームのプランニングの段階です。打ち合わせの内容を元に、内装工事業者が希望するリフォーム内容を実現するための、具体的なプランを提案してくれます。この際、概算見積書、レイアウト図面、完成イメージのパース、工事進行の工程表などの資料が共有されます。
レイアウトや完成後の詳細なイメージに加え、工事の進行方法も提示されるため、今後の予定を立てる際にも役立つでしょう。これらの作成には時間がかかるため、早めにお問い合わせをすることが大切です。
設計プランが完成した後、内装工事にかかる費用の見積もりが提示されます。この見積もりを確認することで、業者の金額が妥当かどうか判断します。その際、価格相場を知らないと、適切な判断を下すのは難しいため、費用相場についてある程度の下調べをしておくことが大切です。
また複数の業者に見積もりを依頼することで、適正な費用を把握することもできます。これにより、不当な高価格で工事を依頼することを防げます。
ここからは内装工事の見積もりをする際のポイントについて解説していきます。
内装工事の見積もりには時間がかかります。早ければ1週間ほどですが、工事内容や規模によっては数カ月ほどかかることもあります。これは壁・天井・床の仕上げや照明器具、設備工事など、さまざまな工事を含むためです。
職人の人数や使用する材料の詳細を算出する必要があり、そのため時間がかかります。見積もりを短期間でお願いすることも可能ですが、その場合、十分な現地調査ができないかもしれません。その結果、誤った見積もりとなり、結果として高額になったり、他業者との正確な比較ができなくなったりします。
正確な見積もりを得るためには、少なくとも数カ月の期間を設けることが重要です。
打ち合わせで決めたことは、文書として残しておき、お互いに保管することが重要です。書面で記録することで、確認漏れや誤解を防ぎ、後々のトラブルを避けることができます。さらに、次回の打ち合わせをスムーズに進めるためにも役立ちます。
決定した仕様や、次回までに確認しておくこと、些細な事項も漏れなく書面に残し、メールなどで共有しましょう。このようにすることで、双方の認識にずれが生じにくく、円滑なコミュニケーションが維持できます。
内装工事では、複数の業者から相見積もりを取り、施工金額の妥当性を判断するのが一般的です。しかし、見積もりを取り過ぎると情報整理に時間がかかり、正確な判断が難しくなることがあります。
そのため依頼する業種に詳しく、信頼できる内装工事業者を絞り込んでから見積もりを依頼することが重要です。信頼性や過去の実績を確認し、見積もりを依頼する業者を絞り込むことで、無駄な手間を省き効率的に判断できます。
打ち合わせで分からない部分があれば、そのままにせず必ずその場で解消するようにしましょう。質問をすることで、後のトラブルを防げるだけでなく、内装施工業者の姿勢や担当者の力量を確認でき、信頼できる業者を見極める材料になります。
誠実で迅速に対応してくれる担当者は、工事全体をしっかりサポートしてくれる可能性が高いです。逆に、質問を避けるような対応や曖昧な回答を繰り返す担当者は、工事に対する不安を感じさせるため、慎重に判断することが重要です。
疑問点を解消してから進めることで、スムーズで安心な工事が実現します。
内装工事の見積もりは、工事内容や費用の詳細を把握するために非常に重要です。各項目の理解を深めることで、過剰な費用を避け、必要な工事を適正価格で行うことができます。
見積もりの流れやポイントを参考に、細かい項目を確認し、複数の業者から見積もりを取ることで、納得のいく選択が可能になります。工事前に十分な情報を得て、安心して内装工事を進めましょう。
オフィスでの内装工事を検討している方は、ハタラクバデザインでの見積もりも検討してください。ハタラクバデザインでは、オフィスデザインやレイアウトをはじめ、オフィスに関わる内装工事・設備工事を一括で承っています。会社のオフィスをさらに良いものにしたいと考えている場合はぜひ気軽にご相談ください。
内装工事・設備工事の関連記事
オフィスの内装工事における工期はどのくらい?失敗しない方法も解説
オフィスの窓は生産性に影響する?窓やガラスの種類、周辺アイテムを紹介
オフィスビルの屋上防水工事の種類や注意すべきポイントを解説
【会議室反響音対策】ガラスに貼れる吸音材iwasemi
サービスの流れ
ハタラクバデザインへのご依頼手順をご説明します。まずはお打ち合わせを行い、デザインプランのご提案を行います。ご不明な点があれば、お問い合わせフォームまたはお電話で、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ・無料御見積り