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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2024/12/06
オフィス環境を快適にすれば、従業員のパフォーマンスが高まりますが、「窓」も働きやすいオフィスにするために重要であることをご存知でしょうか。
本記事ではオフィスの窓が従業員に与える影響を解説し、オフィスに使用される窓やガラスの種類、窓と一緒に使用したいおすすめグッズもご紹介します。オフィスの改装や移転などを検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
目次
まずはオフィスの窓が従業員に与える影響とは何か?という疑問への答えや特徴を3つに分けて解説します。
日光を浴びると人間の脳内に「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。セロトニンは脳を活性化させる効果や、精神の安定や不安感の軽減などストレスに対しての効能もある物質です。
そのため、自然光が適度に入る明るいオフィスは、従業員のモチベーションがアップしやすくなります。一方で、窓のないオフィスの場合は日光が入らないため、従業員のモチベーションに悪影響を及ぼす可能性があります。
先述したように、日光を浴びると人は脳が活発化し、前向きな気持ちになりやすくなるため、自然光が入る明るいオフィスでは従業員の気持ちに良い影響を与える可能性があります。
一方、窓のないオフィスでは、閉塞感や圧迫感を感じやすくなる場合があり、従業員の心理面に影響を与える可能性があります。社内の会話は仕事を円滑に進めるためにも重要です。程よく自然光の入る明るいオフィスにすることでの場合は、生産性アップを期待できます。
日中にしっかりと日光を浴びることができると、従業員の自律神経が整い、睡眠の質も向上します。夜にしっかり眠れることで、翌日の仕事のパフォーマンスにも良い影響を与えられるでしょう。
また、日光を浴びるだけでなく、外の景色を眺めたり室内を換気したりすることで気分転換できるのも窓の重要な役割です。オフィスに窓がなければ気分も暗くなりやすくなるため、明るく快適なオフィス環境にするためにも窓の数や位置などに配慮すると良いでしょう。
ここでは、オフィスに使用される窓の種類やそれぞれの特徴について解説します。ぜひオフィスデザインや物件探しの参考にしてください。
引き違い窓は、横開きタイプで最もオーソドックスな窓です。オフィス以外にも店舗や一般住宅などあらゆる建物に使用されています。
換気の調整がしやすく、網戸付きであれば常時開けておくことも可能です。また、引き違い窓は周辺グッズもさまざまあるので、理想の環境に整えやすいというメリットもあります。
一方で、窓の面積が大きいため隙間風が発生しやすく、耐熱性に欠けるというデメリットもあります。そのため、結露や冷暖房効率などには注意が必要です。
片開き窓はその名の通り、外側もしくは内側のどちらか一方向に開けられる窓のことです。
採光や換気性に優れており気密性が高いことがメリットですが、強風時には全開になりやすいというデメリットもあります。そのため、ストッパーなどで固定できるタイプのものがおすすめです。
中央にフレームがないため眺望を確保でき、開放感に優れているという特徴があります。
FIX窓は、開閉が一切できないシンプルな構造の窓です。そのためデザイン性が高く、飾り窓としての設置や、採光目的での利用に適しています。空間をおしゃれにし、開放感を与えることができ、気密性の高いビルに設置されていることが多いです。
一方、従業員数が多く空気が淀みやすいオフィスへの設置や、換気で使用する目的には合わない可能性があります。FIX窓しかない部屋の場合、他の窓や換気口との併用、または空調設備の設置など、適切な換気対策を検討することが必要です。
外倒し窓・内倒し窓とは、外側または内側に倒して開けるタイプの窓のことです。内倒し窓は、内側に開く際にストッパーなどで固定できるため、全開にはならず人が入れるような隙間もないことから外倒し窓に比べて防犯面に優れています。
一方、外倒し窓は外側に開くため内側の空気を排出しやすく、喫煙所や災害時の煙対策として高い位置に設置されることも多い窓です。
オーニング窓とは、ハンドル操作で複数の窓を同時に開閉できるタイプの窓のことです。ハンドル操作で窓の開き具合を調整でき、外開きなので雨の日でも換気できるメリットがあります。
また、窓の一枚一枚に窓枠がついているため防犯性に優れており、戸建ての一階やビルの低階層などに設置されることが多いです。
一方でデメリットもあり、複雑な構造のためメンテナンスや修理の際には専門業者に依頼する手間がかかります。そのため、複数箇所に多用することには向いておらず、防犯性を高めたい箇所にのみ設置するのがおすすめです。
ここでは、窓と一緒に使用することでさまざまな性能を発揮できるおすすめアイテムをご紹介します。プラスαで性能を追加し、性能を補いたい場合などにぜひ参考にしてみてください。
ブラインドは外からの視線をカットしつつ日光を取り入れられるアイテムです。社内を暗くすることなくプライバシー性を向上できます。
遮熱性に優れており、猛暑の暑さ対策ができるだけではなく、冷房効率も上げられます。遮光性も高いため、紫外線対策も可能です。
色もさまざまあり、素材はアルミ製や木製、PVC製など理想のオフィスに合わせて選べます。ブラインドの色がもたらす心理的効果は下記を参考にしてください。
【色がもたらす心理的効果】
ロールスクリーンとは、布製のスクリーン状のカーテンのことです。シンプルな見た目と構造になっており、付属の紐を使って上下に開閉することで日差しや視線をカットできます。
下側からのみ日光を取り入れることも可能なので、状況に応じて柔軟に日よけの調整ができるメリットもあります。日差しがきつい時間帯や季節に応じて使用するのがおすすめです。
フィルムは窓に直接貼り付けることで、遮光や遮熱、紫外線カット、ガラス飛散防止などさまざまな性能を付与できます。既存の窓ガラスにプラスαで性能をアップさせたい場合におすすめのアイテムです。
安価なものも多く、窓ガラスに貼るだけで簡単に施工できるため、費用を抑えられるのもメリットといえます。また、透明度が高く見た目に大きく影響しないため、さりげなく遮光・遮熱・紫外線対策などが可能です。
断熱性の高いフィルムは冷暖房効率をアップさせることができるので、企業ではオフィスに導入するケースも増えています。冷暖房効率が上がれば節電になるだけでなく、室内温度も快適に保ちやすい点が注目されている理由といえるでしょう。
ここでは、一般的なオフィスの窓に使用されているガラスの種類をご紹介します。特徴や機能はさまざまなので、目的に合った窓ガラスを選びましょう。
フロート板ガラスとは、一般的に最も多く普及しているガラスです。透明な一枚板で歪みが少ないため、日光を多く室内に取り入れられます。
機能面で特別なものはありませんが、オフィスや住宅、店舗、ビルなど建物を選ばずさまざまなところで使用されています。
合わせガラスとは、フロートガラスを2枚貼り合わせたフロート板ガラスの強化タイプです。フロートガラスの間に樹脂製の膜があるため、省エネや防犯性、快適性を高められる特徴があります。
そのほかにも、割れた際にガラスが飛散するのを防いだり、吸音性が高いことから室内の防音性を上げる効果も期待できます。上記のような特徴から、合わせガラスは低階層や防犯性をアップさせたい箇所に適しているといえるでしょう。
ペアガラスとは、ガラスが二重になっている構造でガラスの間に真空を封入しています。
高い断熱効果や耐音効果、紫外線カット率や防犯性に優れているのが特徴です。一方、ガラスを2枚使用しているため、高価になりやすい点がデメリットといえます。
また、結露の発生も防げるので、寒い地域や省エネ対策として取り入れられることが一般的です。
強化ガラスとは、スマートフォンやテーブルの天板などにもよく使用されている強度の高いガラスのことです。
フロート板ガラスに比べて数倍近い強度があり、割れにくく衝撃にも強いです。割れた場合でも粉々になるため、ガラスの破片で大怪我を負う心配がありません。
見た目は普通のフロート板ガラスと変わらないため、安全性や防犯性を高めたい場合におすすめのガラスです。
すりガラスとは、一般的なガラスが透明であるのに対して、ガラスの片面のみを不透明に加工したガラスのことです。外側からの視線をカットしつつ日光も取り入れられます。
プライバシーを守りつつ採光したい場所に適しており、低階層やオフィスの間仕切りなどに使用されることが多いです。開放感を損なうことなく外部からの視線をカットできるのが最大のメリットといえるでしょう。
この記事ではオフィスの窓が従業員に与える影響や、オフィスに使用される窓やガラスの種類、窓と一緒に使用したいおすすめグッズを紹介しました。
窓にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴も異なります。設置する場所や取り入れたい機能を考慮して、使用する窓・ガラス・周辺グッズを選び、理想の窓を作り上げましょう。
ハタラクバデザインでは、働きやすいオフィスづくりに関する総合的なご相談を承っています。オフィスの改装や移転などを検討されている方は、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があるハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。
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