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ハドルスペースは、少人数かつ短時間でミーティングやコミュニケーションをとるために設けられた空間です。ハドルスペースを設置することで、業務の素早い意思決定が可能となり、チームの生産性向上やコミュニケーションの活性化につながる点が注目されています。今回はハドルスペースを導入して得られる具体的なメリットや、主な種類をわかりやすく解説します。オフィスの働き方改革や社員同士のコラボレーションを推進したい方はぜひ参考にしてください。
目次
ハドルスペースは、短時間で終える会議であるハドルミーティングをするための空間です。以下ではハドルミーティングの詳しい意味と、従来の会議室とハドルスペースがどういった点で異なるのかについてまとめます。
ハドルミーティングとは、もともとアメリカンフットボールの試合前に行われる25秒間のハドル(作戦会議)が由来の言葉です。ハドルでは次のプレイの指示や情報交換、モチベーションアップのための声かけなどが行われています。
この考え方がビジネスに取り入れられ、短時間の会議を指す言葉となりました。手軽さとスピード感が特徴で、集中的に議論できる場として注目されています。
会議室は大人数の会議・研修はもちろん、入社式などの社内イベントにも使用できるよう広いスペースが確保されています。また完全個室のため、チームメンバー以外に会議内容を聞かれる心配がなく、機密性の高い情報を扱う際は便利です。
一方でハドルスペースは執務エリアなどのオープンな場所に設置されています。機密性には欠けますが、少人数でさっとミーティングができることから、会議のスリム化・短時間化が叶い業務全体の効率アップも期待できます。
ハドルスペースを設置するメリットは、主に4つあります。以下で詳しく解説します。
従来の会議室は予約が必要で、「会議室の予約時間なのに、前の会議が長引いていて待たなくてはいけない」「今週は空いていないから来週にしよう」などの調整が必須とされていました。今すぐ使いたいのに使えないストレスを感じたことがある方も多いでしょう。
その点、ハドルスペースは空いていればすぐに使える手軽さがあります。スキマ時間にメンバーでさっと集まって話せるのでわずらわしい予約なども不要で、かつ会議室不足の解消にも役立ちます。
会議室を増やすとなると、大規模なリフォームの手間と費用がかかります。しかし、ハドルスペースは執務室や共有スペースのレイアウトを変更すれば、すぐに設置が可能です。簡易的なデスクとミーティングに必要な備品さえあれば、簡単にハドルスペースとして運用開始できる点が最大のメリットです。
ハドルスペースを使って簡易的なミーティングを日常的に行うことにより、プロジェクトメンバーの報連相が活性化されます。チーム内でコミュニケーションが活発になると、わからないことを質問・相談しやすい雰囲気が生まれ、業務に必要な情報の共有がスムーズになる効果が期待できます。
短時間で終了するミーティングを重ねることができるハドルスペースは、「必要なときにすぐ集まって話す風土」が社内に根付くことに役立ちます。以前よりも短時間で意思決定できる組織になれば、それだけこなせる業務量もアップします。その結果、業務のスピード感が高まり効率化と生産性の向上につながります。
ハドルスペースを使いやすい空間にするためには、いくつかのポイントがあります。導入前にしっかりチェックして、社員がフル活用できる場所を作りましょう。
ハドルスペースにはデスクや椅子のほか、ミーティングの要点を書いて伝えるためのホワイトボードとペン、プレゼン資料を投影するモニターなどがあると便利です。ハドルスペースの利用は5人以下といった少人数を想定しているため、会議室ほど大きなものは必要ありません。ハドルスペースの広さに合うサイズのものを選びましょう。
ハドルスペースはミーティングしたいときにすぐに利用できるよう、「空いていれば誰でも使ってよい」というルールを社内で周知しましょう。また、「1回のミーティング時間は20分程度まで」や「使用中の札を下げる」などの使用時のルールもあわせて決めておくとスムーズな運用が実現します。
ハドルスペースの設置場所は、執務室の中または廊下などの社員がよく使う場所に近いところがおすすめです。移動時間が短縮され、すぐにミーティングを始められます。アクセスが悪い場所に置くと、せっかく設けたハドルスペースが使われずに空間が無駄になる可能性もあるため、社員の動線を確認してから設置場所を検討するといいですね。
ハドルスペースには、スタンディングデスクを備えたタイプ、ファミレスのようなボックス席タイプ、半個室タイプなど様々な種類があります。ここでは主な3種類を紹介します。
椅子がなく、スタンディングデスクとミーティング用の備品のみ設置したタイプです。最も手軽かつ省スペースで運用が開始できるハドルスペースだと言えます。オープンなスペースに設置すれば、いつでも気軽に立ち寄ってミーティングができます。
レストランのボックス席に近い、向かい合わせのソファーを設置したタイプです。モニターなどを置けば、資料を見ながら落ち着いて話すことも可能です。ソファーの背もたれが高いものを選ぶと、ある程度の遮音効果がありミーティングへの集中度もアップします。
パーティションなどを設置して、より個室に近い形にしたハドルスペースです。半個室ならば近くを通る社員の目もそれほど気にならず、相談ごとも話しやすいため部下との面談や1on1にも使いやすいスペースを作れます。
短時間のミーティングや情報共有に適したハドルスペースは、設置することで迅速な意思決定や業務生産性の向上、コミュニケーションの活性化といった幅広いメリットがあります。ハドルスペースにはオープン型や半個室型など様々な種類があるため、自社の利用目的やオフィス環境に合わせて選択できます。
ハドルスペースを設置して社員の働きやすさやチームの連携力をさらに強化したい方、ハドルミーティングを活用してさらなる仕事効率化を目指したい方は、黒田生々堂までお気軽にご相談ください。
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