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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ

更新日:2024/07/16

#内装工事・設備工事

オフィスビルの屋上防水工事の種類や注意すべきポイントを解説

オフィスビルの屋上防水工事は、建物の長寿命化と快適な環境維持に不可欠です。
しかし、屋上防水工事は専門的な知識が必要なため、適切な費用や施工方法などを把握していたい方も少なくありません。
そこで本記事では、屋上防水工事の種類や注意点を詳しく解説します。
雨漏りの原因から工事費用、さらには業者選定のポイントまで、オフィスビルの価値を守るために必要な情報を網羅的にお伝えします。

オフィスビルの屋上防水工事とは?

はじめに屋上防水工事の基礎知識を解説します。

屋上の雨漏りを防ぐための工事

オフィスビルの屋上防水工事は、主に屋上からの雨漏りを防ぎ、建物の構造や内部を水害から保護するための工事です。
適切な防水処理を施せば、建物の寿命を延ばし、快適な室内環境を維持することができるでしょう。
屋上防水の一般的な耐用年数は10~15年とされていますが、建物の状況によって変わるので、定期的な点検を実施して劣化状況を確認することが大切です。

雨漏りが起こる原因とは?

雨漏りの主な原因には、コーキング・防水層の経年劣化、気候の変化や紫外線による劣化、床面のひび割れ、ルーフドレン詰まり、施工不良などがあります。
施工時は問題なくても、時間の経過とともにコーキングや防水層が劣化し、亀裂や剥がれが生じることはあるでしょう。
また、寒暖の差による膨張・収縮で防水層の劣化が進行したり、日光によって劣化したりする可能性もあります。
防水工事が適切に行われていない場合や、排水溝の詰まりや設計ミスによる水たまりも雨漏りの原因となります。
このような原因により、防水層に隙間や亀裂が生じると、雨水が建物内部に侵入し、雨漏りを引き起こす可能性が高まることを、建物の所有者・管理者は理解しておかなければなりません。

屋上防水にかかる費用

屋上防水工事の費用は、建物の規模や選択する防水工法によって大きく異なります。
一般的には1㎡あたり1万円から3万円程度が相場となっていますが、高品質な材料や特殊な工法を使用する場合はさらに高額になることもあります。
大規模なオフィスビルの場合、広い面積を施工する必要があるため、工事費は数百万円から数千万円に達するケースもあるので、事前に予算を確保する必要があります。
ただし、多くのコストがかかるものの、適切な防水処理を行えば、将来的な修繕費用を抑えられるため、長期的には経済的なメリットがあるといえます。

オフィスビルの屋上防水工事の種類

屋上防水工事にはさまざまな種類があります。
代表的な工法を4つ紹介します。

シート防水

塩化ビニールシートで屋上の床を覆い尽くすことで、防水層を形成する工法です。
主な特徴として、凸凹があっても均一に仕上げられるため安定した防水性能があり、軽量で建物への負担が少ないことがあげられます。
また、広い範囲を一度に施工できるので、工期が短いのもメリットといえるでしょう。
一方、接合部分の処理が重要になるため、施工技術によって防水性能が左右されることがあります。
そのため、技術力の乏しい業者に依頼すると、施工不良が起きがちなので、業者選定を慎重に行わなければなりません。

ウレタン防水

ウレタンでできた塗料を施すことで防水層を形成する工法です。
シート防水と違い、形状が複雑な屋上でも対応可能で、既存の防水層の上から施工できる点が特徴といえます。
柔軟性があり、建物の動きに追従するメリットもあります。
ただし、手作業で塗料を施すため、塗りムラが起こりやすいというデメリットがあるほか、紫外線による劣化が比較的早い工法なので、定期的なメンテナンスが必要です。

FRP防水

FRP(繊維強化プラスチック)を防水分野に応用した工法です。
高い強度と耐久性を持ち、複雑な形状にも対応可能で、薄層での施工が可能な点が特徴です。
塗膜の乾燥を待つ工程が少ないため、短期間で工事が完了しやすい点もメリットといえます。
しかし、施工には高度な技術が必要なので、工事費が比較的高くなる傾向があります。

アスファルト防水

シート(ルーフィング)を、液状のアスファルトにより張り付ける工法です。
高い防水性能と耐久性を持ち、厚い防水層を形成できる点が特徴で、長い歴史を持つため信頼できる工法といえます。
また、寒暖差の大きい地域でも安定した性能を発揮できるでしょう。
一方、施工に時間がかかり、施工方法によっては臭気や煙が発生するため、実施する際は細心の注意が必要です。

オフィスビルの屋上防水工事で注意すべきポイント

最後にオフィスビルの屋上防水工事で注意すべきポイントを3つ紹介します。

防水工事の時期を把握する

防水工事の適切な時期を見極めることが大切です。
適切な時期を見極めるためには、前回の防水工事からの経過期間を把握するとともに、点検によって劣化状況を把握するのが重要といえます。
たとえば屋上の表面に亀裂や膨らみが見られる場合、室内に雨漏りの跡がある場合、前回の防水工事から10年以上経過している場合などは、防水工事を検討すべき段階です。
また、梅雨や台風シーズン前に工事を完了させれば、雨季の水害リスクを軽減できるので、工事を実施するときは季節のことも考えながら予定するようにしましょう。

業者選定を慎重に行う

信頼できる防水工事業者を選ぶことが、工事の成功に直結します。
業者選定の際は、実績と経験、技術力、資格、見積もりの透明性、アフターフォローなどの点に注意しましょう。
同規模のオフィスビルでの施工実績があるか、最新の防水技術に精通しているか、防水施工技能士などの関連資格を持つ技術者がいるか、工事内容と費用の内訳が明確か、施工後のメンテナンスサポートはあるかなどを確認することが大切です。
できれば複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

保証の有無を確認する

防水工事には長期的な保証がつくことが一般的です。
屋上防水工事の保証期間は原則10年ですが、どのような不具合が保証対象となるか、定期点検やメンテナンスが必要かなどの保証条件をよく確認しましょう。
同時に防水工事後に不具合が発生しないかどうか、オーナー自らが点検する意識を持つことも大切です。
たとえばウレタン防水やシート防水でよくありがちなトラブルとして、シートの膨れがあげられます。
膨れは目視でも見つけやすく、保証期間内であれば補修対応が可能なので、発見した際は施工業者へ補修依頼をするようにしてください。
膨れが頻繁に発生する場合は、空気抜き用の脱気筒を設置するなど、根本的な対策ができないか問い合わせるようにしましょう。

まとめ

オフィスビルの屋上防水工事は、建物を長期にわたって守るための重要な工事です。
適切な防水処理を行うことで、雨漏りによる損害を防ぎ、建物の価値を維持することができるでしょう。
工事を検討する際は、建物の状態と要求に合った防水工法を選択し、信頼できる業者を慎重に選定し、適切な時期に工事を行うことが大切です。
また、保証内容を十分に確認し、定期的なメンテナンスを怠らないことが重要といえます。

オフィスビルの屋上防水工事を検討している方は、ぜひハタラクバデザインへお問い合わせください。
ハタラクバデザインでは、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できるところが強みです。
現在、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があります。
オフィスにおける各種工事をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。
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この記事の監修者

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