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おしゃれな会議室のつくり方とは?デザインのポイントと事例を解説

出社の機会が戻り、会議室は商談や採用面接、社内会議で人の目に触れる「見られる場所」になっています。その一方で、「殺風景な会議室を何とかしたいが、どこから手を付ければよいかわからない」と感じている経営者や総務担当者の方は少なくありません。

本記事では、おしゃれな会議室が企業にもたらす効果から、デザインを構成する4つの要素、目的別の方向性、スペースが足りないときの選択肢、そして刷新の進め方と業者選びまでを、実際の事例とあわせて解説します。

読み終えるころには、自社の会議室をどの方向に、どんな要素で変えればよいかという判断軸がつかめるはずです。

会議室のリニューアルをご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。

目次[非表示]

  1. おしゃれな会議室が企業にもたらす効果
    1. 商談・来客時の第一印象と信頼感
    2. 採用面接での企業イメージ向上
    3. 会議の集中度・アイデアの出やすさへの影響
  2. おしゃれな会議室をつくるデザインの要素
    1. 配色と内装素材(壁・床・アクセントカラー)
    2. 照明とグリーンの使い方
    3. テーブル・チェアの選び方
    4. ガラスパーテーションと音響・映像設備
  3. 目的別に見る会議室デザインの方向性
    1. 社内ミーティング中心:カジュアルで可変性の高い空間
    2. 商談・来客中心:ブランドを伝える応接寄りの空間
    3. 研修・セミナー兼用:レイアウトを切り替えられる空間
  4. 会議室が足りない・スペースがないときの選択肢
    1. 個室ブース・Web会議ブースの活用
    2. オープンミーティングスペース・ファミレス席
    3. パーテーションでの間仕切り増設
  5. 会議室のデザインを刷新する際の進め方と業者選び
  6. 目的整理からコンセプト・デザイン・施工までの流れ
    1. デザインから内装工事・家具・設備まで一括対応できる業者を選ぶ
    2. 費用感の考え方
  7. おしゃれな会議室・応接室の事例
    1. 英国風の戦略会議室と3つのテーマ応接室(黒田生々堂 大阪本社「MELANGER」)
    2. 窓からの採光を活かして広がりを演出した会議室
  8. 会議室のデザインを見直して打ち合わせの質を高めよう

おしゃれな会議室が企業にもたらす効果

会議室のデザインは、単なる見た目の問題ではありません。商談の成約、採用、会議の生産性という経営課題に関わる投資対象として捉えると、かける手間や費用の判断基準が明確になります。まずは、会議室を整えることが企業活動のどこに効くのかを整理します。

商談・来客時の第一印象と信頼感

会議室は、取引先や顧客が社内で長い時間を過ごす場所です。整った空間は、会社の姿勢や細部への配慮を伝え、商談の土台となる信頼感につながります。

反対に、荷物置き場を兼ねたような雑然とした会議室は、それだけで印象を下げてしまうこともあります。来客の動線から見える範囲を含めて、空間の質を意識することが大切です。

採用面接での企業イメージ向上

採用面接の多くは会議室で行われます。求職者にとって会議室は、入社後の働く環境を想像できる数少ない手がかりです。

デザイン性のある会議室は「働く環境を大切にしている会社」という印象につながり、採用競争力を後押しします。出社したくなるオフィスづくりの一環として、人目に触れる会議室から着手する企業もあります。

会議の集中度・アイデアの出やすさへの影響

照明の明るさや椅子の座り心地、空間の圧迫感は、会議の集中度に影響します。リラックスできる空間では発言が出やすくなるなど、会議の質そのものにも関わる要素です。

会議の目的に合わせて空間を整えることは、見栄えの問題にとどまらず、生産性への投資でもあります。

おしゃれな会議室をつくるデザインの要素

おしゃれな会議室は、思いつきの装飾ではなく、要素の組み合わせで設計します。押さえたい要素は、配色・内装素材、照明・グリーン、家具、設備の4つです。

配色と内装素材(壁・床・アクセントカラー)

ベースカラーを白やグレーなどの落ち着いた色で整え、1面だけ色や素材を変えるアクセントウォールを設けると、まとまりを保ちながら印象的な空間になります。

木目やタイルカーペットといった床材の質感も、部屋の雰囲気を大きく左右します。たとえば、木目とグリーンにアースカラーを合わせて温かみを出す、モノトーンにガラスを合わせて洗練された印象を出すなど、目指すイメージからトーンを決めると素材を選びやすくなります。

コーポレートカラーをアクセントに取り入れれば、自社らしさも表現できます。

照明とグリーンの使い方

天井の均一な照明だけでなく、ペンダントライトや間接照明を組み合わせると、空間の表情は大きく変わります。調光できる照明にすれば、商談・Web会議・アイデア出しと、用途に合わせて明るさを切り替えられます。

観葉植物などのグリーンは、手軽に取り入れられて効果の大きい要素です。緑を計画的に空間へ取り入れるバイオフィリックデザインという考え方も注目されています。

参考:バイオフィリックデザインとは?緑を取り入れたオフィスレイアウトのメリットや事例をご紹介|ハタラクバデザイン

テーブル・チェアの選び方

家具は会議室の主役です。部屋のサイズに合ったテーブルと、長時間座っても疲れにくいチェアを、内装のトーンに合わせて選びます。

天板の素材や脚の形状、チェアの張地の色まで揃えると、空間に統一感が生まれます。キャスター付きや折りたたみ式の家具を選ぶと、将来のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。

また、来客用の会議室では、チェアのグレードを執務用より一段上げるのもひとつの方法です。座り心地と見た目の両面で、空間の質を底上げできます。

ガラスパーテーションと音響・映像設備

壁の一面をガラスパーテーションにすると、開放感と明るさを保ちながら空間を仕切れます。すりガラス調のフィルムを併用すれば、視線への配慮も可能です。

一方で、会議室には防音性やモニター・配線といった機能も欠かせません。デザインと機能を別々に考えると、「見た目は良いが声が漏れる」「配線が露出して台無しになる」といった後悔につながりがちです。内装のデザインと設備の計画は、一体で進めることが重要です。

目的別に見る会議室デザインの方向性

同じ「デザイン性の高い会議室」でも、使い方によって最適な方向性は異なります。代表的な3つの用途別に整理します。

社内ミーティング中心:カジュアルで可変性の高い空間

社内の打ち合わせが中心なら、ホワイトボードや可動式の家具を備えた、気軽に集まって話せるカジュアルな空間が向いています。

明るい配色や立ったまま話せるハイテーブルを取り入れると、短時間でテンポよく話し合う文化づくりにもつながります。壁の一面をホワイトボード仕様にして、思いついたことをすぐ書き込める環境にするのも効果的です。

商談・来客中心:ブランドを伝える応接寄りの空間

来客対応が中心なら、落ち着いた配色と上質な家具で信頼感を伝える、応接室寄りの方向性が向いています。

自社のブランドカラーやロゴ、事業を象徴する装飾をひとつ効かせると、会社らしさが記憶に残る空間になります。照明は白すぎる色味よりも温かみのある色温度を選ぶと、落ち着いた雰囲気をつくりやすくなります。

研修・セミナー兼用:レイアウトを切り替えられる空間

研修やセミナーを兼ねる場合は、人数の増減に対応できることが優先です。折りたたみテーブルやスタッキングチェアで構成すると、スクール形式からグループ形式へ短時間で切り替えられます。

モニターやプロジェクターを使う機会が多いなら、電源と配線の位置もあわせて計画しておくと、日々の運用がスムーズになります。

なお、会議室のレイアウト形式の種類や、人数に対して必要な広さの考え方は、以下の記事で詳しく解説しています。

参考:会議室のレイアウトにはどんな種類がある?人数別のおすすめレイアウトについても紹介|ハタラクバデザイン

参考:一人あたりに必要な会議室の広さは?レイアウトの種類やプライバシー確保についても解説|ハタラクバデザイン

会議室が足りない・スペースがないときの選択肢

ハイブリッドワークの定着で1人でWeb会議に参加する場面が増え、会議室が足りないという悩みを抱える企業も少なくありません。スペースに余裕がなくても打ち合わせの場を増やせるよう、会議室を新設する以外の選択肢も押さえておきましょう。

個室ブース・Web会議ブースの活用

1人でのWeb会議が会議室を占有してしまう場合は、個室ブースやWeb会議ブースの設置が有効です。周囲の音を気にせず通話でき、会議室は複数人での打ち合わせに充てられます。

家具として設置できる製品が多く、間仕切り工事を伴う会議室の増設に比べて短期間で導入しやすい点も特徴です。製品によって吸音・遮音の性能や広さが異なるため、通話中心か集中作業中心か、利用シーンに合わせて選ぶことが大切です。

オープンミーティングスペース・ファミレス席

執務エリアの一角にテーブルとチェアを置いたオープンなミーティングスペースや、背もたれの高いソファで緩やかに仕切るファミレス席も、日常的な打ち合わせの受け皿になります。

機密性の高い会議は会議室、気軽な相談はオープン席と使い分けることで、会議室の不足を緩和しながらコミュニケーションを活性化できます。オープン席の仕上げや家具をあえて執務エリアと変えると、空間にメリハリが生まれ、オフィス全体の印象も豊かになります。

パーテーションでの間仕切り増設

既存のスペースをパーテーションで仕切り、会議コーナーを増設する方法もあります。ローパーテーションであれば、工事の負担を抑えながら導入できます。

ただし、天井までの間仕切りや個室ブースを設置する場合は、電源・換気に加えて、スプリンクラーの散水範囲など消防設備への影響を確認する必要があります。設置前に施工会社など専門家に相談すると安心です。

参考:【会議室が足りない】オフィス回帰による会議室不足が起こる理由や対策方法を解説|ハタラクバデザイン

参考:【オフィスの集中ブースの重要性】選び方や設置する場合の注意点を解説します|ハタラクバデザイン

参考:ローパーテーションとは?オフィスに設置する場合の高さやデザインなど選び方を解説|ハタラクバデザイン

参考:スプリンクラー散水障害とは?パーテーション設置前に知りたい消防法の基本や範囲・高さ制限について解説|ハタラクバデザイン

会議室のデザインを刷新する際の進め方と業者選び

最後に、実際に会議室を刷新する際の進め方と、業者選びで押さえたいポイントを整理します。

目的整理からコンセプト・デザイン・施工までの流れ

まず「誰が・何のために使う会議室か」という目的を整理し、それに沿って空間のコンセプトを固めます。その後、デザインとレイアウトの設計、内装工事や家具・設備の手配、施工へと進みます。

目的が曖昧なまま見た目だけを決めると、使いにくい会議室になりがちです。既存の会議室への不満(狭い・暗い・予約が取れないなど)を社内から集めておくと、目的がより具体的になります。遠回りに見えても、最初の整理に時間をかけることが結果的に近道になります。

デザインから内装工事・家具・設備まで一括対応できる業者を選ぶ

会議室づくりでは、内装のデザイン、造作や電気の工事、テーブル・チェアの選定、モニターや音響設備の手配と、関係する発注先が分かれがちです。それぞれ別の業者に依頼すると、色味や仕様の食い違い、スケジュール調整の負担が生じやすくなります。

デザインから内装工事・家具・設備まで一括で対応できる業者に依頼すると、意匠と機能の整合が取れ、工程もまとめて管理できます。業者を選ぶ際は、対応範囲の広さと、会議室やオフィスの施工実績を確認してみてください。

費用感の考え方

会議室の改修費用は、内装をどこまで変えるか、家具や設備をどのグレードにするかで大きく変わります。壁紙や照明の変更といった部分的な改修から、間仕切りの新設を伴う全面的な改修まで、工事の幅が広いためです。

費用に影響しやすい要素としては、間仕切り工事の有無、防音性能、造作家具の量、映像・音響設備のグレードが挙げられます。

目的に対して優先度の高い要素から予算を配分し、「どこまでやるか」を業者と相談しながら決めていく進め方が現実的です。正確な金額は、要望を整理したうえで見積もりを取って確認しましょう。

おしゃれな会議室・応接室の事例

ここでは、ハタラクバデザインが手がけた会議室・応接室の事例を紹介します。いずれも「目的に合わせて空間を設計する」という考え方を形にした事例です。

英国風の戦略会議室と3つのテーマ応接室(黒田生々堂 大阪本社「MELANGER」)

ハタラクバデザインを運営する黒田生々堂の本社オフィス「MELANGER」では、英国風のデザインでまとめた戦略会議室兼役員室を設けています。クラシックな意匠の造作収納と木目のテーブル、装飾性のある照明を組み合わせ、モニターなどの設備も備えた、格式と機能を両立する空間です。

さらに、CANYON・FOREST・OCEANというテーマの異なる3つの応接室を用意し、来客や商談の内容に合わせて空間を選べるようにしています。このオフィスは、2025年度の第38回日経ニューオフィス賞で近畿ニューオフィス奨励賞を受賞しました。

参考:MELANGER 施工事例|ハタラクバデザイン

窓からの採光を活かして広がりを演出した会議室

68.97坪・38名規模のオフィス移転事例では、窓から差し込む光を活かした会議スペースを設けました。窓に面した明るい場所に木目のテーブルを配置し、実際の面積以上の広がりを感じられる空間になっています。

会議室のデザインは、内装だけでなく「どこに配置するか」によっても印象が変わります。採光や眺望を活かせる位置に打ち合わせの場を設けるのも、有効な設計手法のひとつです。

参考:オフィス移転・オフィスデザイン事例【68坪】|ハタラクバデザイン

会議室のデザインを見直して打ち合わせの質を高めよう

会議室は、商談・採用・社内会議の質に直結する「見られる場所」です。配色・内装素材、照明・グリーン、家具、設備という4つの要素を、使う目的に合わせて組み合わせることで、見た目と使いやすさを両立した会議室になります。

スペースが足りない場合は、個室ブースやオープンミーティングスペースといった選択肢もあります。デザインと工事・家具・設備を一体で進めることも、仕上がりと工程を安定させるポイントです。会議室のデザインを見直して、日々の打ち合わせの質を高めていきましょう。

会議室のリニューアルをご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。


ハタラクバデザイン 編集部
ハタラクバデザイン 編集部
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