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【知らないと後悔する】オフィスレイアウトは電源設計が重要

オフィスの電源設計は、効率的かつ安全な作業環境を提供するために非常に重要です。適切な電源設計を行うことで、電力の使用が最適化され、機器の故障リスクを減らし、オフィスの生産性を高めることができます。また、エネルギー効率の良い設計はコスト削減にも繋がります。 この記事では、オフィスの電源設計の重要性や必要な電気容量について解説します。



オフィス電源設計が重要な理由


1. 十分な電力供給の確保

オフィスの機器や設備は多くの電力を消費します。 電源設計では、これらの機器が安定して動作できるように、十分な電力供給を確保することが最も重要です。 各機器の消費電力を把握し、電源の容量を計算することが必要です。これにより、電源が不足することなく、オフィス内のすべての機器が正常に稼働します。 万が一の停電や電力供給の障害に備え、バックアップ電源(UPS: 無停電電源装置)を設置することも検討しましょう。 重要なデータの損失を防ぎ、機器が急に停止することなく業務が続けられます。

2. 電源の効率性を最大化

エネルギー効率の良い電源設計は、コスト削減と環境への配慮につながります。 省エネルギーのための取り組みは、オフィスの運営コストを低減させ、持続可能なオフィス作りに貢献します。 省エネ型のLED照明やエネルギースター認証を受けた機器を選ぶことで、消費電力を減らすことができます。 電力管理システムを使うことで、電力消費の状況をリアルタイムで把握し、無駄な電力使用を削減できます。

3. 電源配線の設計

オフィス内の電源配線は、すべての機器に安全で効率的に電力を供給するために重要です。適切な配線設計を行わないと、過負荷や過熱、火災などのリスクを引き起こす可能性があります。 配線の太さや長さを適切に選定し、必要な電力が確実に供給されるようにします。 電線の容量が不足すると、過熱や電圧降下の原因になります。 オフィスの配線が乱雑だと、配線が破損したり、トラブルの原因となる可能性があります。 ケーブルダクトや配線トレーを使って配線を整理することで、安全性が高まります。

4. コンセントの配置

オフィス内での作業効率を上げるためには、コンセントの配置が重要です。 机の近くに十分なコンセントを設置し、電源を簡単に利用できるようにしましょう。 パソコン、電話、プリンター、ライトなど、多くの機器が同時に使われるため、十分な数のコンセントを配置しましょう。 机や作業スペースに近い位置に設置し、無理なく接続できるようにします。フロアコンセントや壁面に取り付けることも考慮しましょう。

5. 安全性の確保

オフィス内での電源設計では、安全性が最も重要です。 電源の不具合や過負荷、短絡が原因で火災が発生する可能性があります。以下のような対策を講じることで安全を確保します。 電源回路に適切な容量のブレーカーを設置し、過負荷や短絡が発生した際に電源を自動的に切断します。 漏電が発生した場合に自動で電源を遮断する漏電防止装置(RCD)を設置することで、感電事故や火災を防止できます。 配線や電気機器が過熱しないように、絶縁処理が施された配線を使用し、火災のリスクを低減します。

6. 柔軟性と拡張性の確保

オフィスの成長や変化に対応できるように、電源設計には柔軟性と拡張性を持たせることが重要です。 将来的にオフィスが拡大する場合や新しい機器を追加する場合でも、簡単に対応できるようにしておくことが大切です。 また、配線が変更しやすいように、柔軟な配線システムを導入することで、オフィスのレイアウト変更や新しい機器の追加に対応しやすくなります。

7. 電力の分散と管理

オフィスの電力供給を効率よく管理するためには、複数の電源を分散して管理することが重要です。 各部門や作業エリアごとに電力を分けて管理することで、全体の電力使用を把握しやすくなり、問題の早期発見にもつながります。 電力管理システムを使うことで、リアルタイムで消費電力を把握でき、無駄な使用を抑えることができます。

オフィス必要な電気容量

容量が不足すると、機器の故障や停電などのリスクが高まり、業務に支障をきたすことがあるため、適切な容量を確保することは非常に重要です。

必要な電気容量の計算方法

オフィスに必要な電気容量を計算するためには、以下の要素を考慮する必要があります。 1. 使用する機器の消費電力 まず、オフィスで使用する機器の消費電力を把握することが重要です。主なオフィス機器の消費アンペアを以下にまとめておきます。 デスクトップパソコン:2~4A レーザープリンター:2~5A シュレッダー:3~6A 電子レンジ:6~15A 電気ポット:9~13A 複合機:12~20A エアコン:8A~12A 蛍光灯(1本):0.3~0.4A 2. 同時に稼働する機器数 オフィス内で同時に稼働する機器の数を見積もり、それに基づいて必要な電力容量を計算します。例えば、オフィス内でPC、プリンター、エアコンが同時に稼働することが多い場合、その電力消費を合計します。 3. 予備容量 オフィスには予備容量を持たせることが重要です。将来の設備追加や急な電力需要の増加に備えて、電気容量に余裕を持たせておくことをお勧めします。 4. 電力の使用ピークを考慮 特に注意すべきは、オフィスが稼働している時間帯の電力ピークです。たとえば、午前9時〜午後5時の間に機器が集中して稼働する場合、そのピーク時間に必要な電力を見積もる必要があります。

オフィスレイアウトを考える時に注意するべきこと

基本となる執務スペースを確保するだけではなく、具体的な作業内容に応じて適切なスペースを設けなくてはなりません。

1.通路の幅や机間の距離

机と机の間の距離や通路の幅などを詳しく計算した上で、オフィスレイアウトを決定する必要があります。 新しいオフィスに設備を搬入してから細かい配置を検討するのは効率が悪いので事前に間取り図を入手し、慎重に検討しておくと良いです。

さらに、通路については、人がすれ違える幅を確保して満足するのではなく、スタッフが効率的に移動できるように動線を意識することも忘れてはいけません。 実際にどのように移動するかを考えておかないと、目的の場所へ行くのに遠回りすることになったり、混み合って動けない状態になったりしてしまいます。

そのため、スタッフがストレスを感じないように移動できるように設備を配置したり、通路を決めたりすることが肝心です。 机や椅子などの設備については十分に考えていても、通路のことを軽く見てしまうと使い勝手の悪いオフィスになってしまいます。 さらに、電気を使う機器があるなら確実に電源を確保できるようにしておかないと、作業が上手く進められないことになります。

2.電源設計のことも考えてオフィスレイアウトを検討する

家庭でも家電機器を使っているため、電気が使えるのは当たり前のことに感じてしまいますが、仕事で電気を使用する際は慎重に検討しなくてはなりません。 パソコンはビジネスで必須のツールとなっていますし、仕事で大量に電気を消費する機器を使う機会も増えています。

このような電気を消費する機器を、多数のスタッフが一度に使うことになるので、オフィスレイアウトを検討する際はどこの電源から電気機器に電気を供給するのか決めておかないと、満足に作業できなくなってしまうこともあります。

また、電気を使う機器の中には危険な状況が発生するものもあります。 暑い時期や寒い時期になるとエアコンなどを頻繁に使うことになって消費電力も増えますから、その点を考慮しておかなくてはなりません。 使用する全ての電気機器が必要とする電力を詳細に計算してから、電力会社と余裕を持った契約を結ぶことが不可欠です。

そして、部分的な場所に対応するブレーカがある場合は、その電力内で済むように計算しておく必要もあります。 全体として電力に余裕があっても、部分的にブレーカが落ちるようでは業務に支障が生じます。 なので、一カ所で大量に電気を消費しないように、オフィスレイアウトを工夫することが求められます。

このように、スタッフが働きやすい環境となることに加えて、使用する機器のスペックなども詳しく調べておかなくてはなりません。

3.適切な位置にコンセントやOAタップを設置する

オフィスレイアウトを決めるときに、電源のことにも配慮する必要性は認識していても、よく考えずにコンセントからケーブルが多く出ているケースが少なくありません。 パソコンを使っていると数々の周辺機器を接続することになります。 スマートフォンやカメラなどを充電するため一時的にコンセントを使うこともありますのでやむを得ない面もありますが、計画的に電気を使用することが大切です。

まとめ

オフィスの電源設計は、効率的で安全な作業環境を作るために不可欠です。十分な電力供給、エネルギー効率の向上、安全な配線、適切なコンセント配置、そして将来の拡張を考慮した設計が必要です。さらに、電力消費の管理や安全対策を講じることで、オフィス内での電源使用がスムーズかつ安全に行えます。

オフィスの電源設計を検討している方は、ぜひハタラクバデザインへお問い合わせください。 オフィスの設計から導入までお手伝いするハタラクバデザインでは、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できるところが強みです。 複数の有資格者を保有しており、現在、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があります。 オフィスの改装における各種工事をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ・お見積もりはこちら

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