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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
会社にとって、人材も貴重な資源の一つです。
貴重な人材を災害によって失うことのないように安全を意識したオフィスレイアウトを考えなければなりません。
安全性を考えてレイアウトを検討するのなら、まず避難経路を確保することです。
災害で建物の中で多くの犠牲者を出すパターンを見てみると、逃げ道が失われて閉じ込められたような状態になってしまうケースが多いです。
まずは、部屋の中のどこにいてもすぐに外に出られるような動線を確保することです。
そして災害が起きて非難する際には、多くの人が同じ方向に向かって移動します。もし通路が狭いと詰まってしまってスムーズに避難ができなくなります。
そのため、ある程度の幅を確保しておく必要があります。
無理なく人が行き交えるような幅の目安を考慮して、1.2メートル以上の道幅を作るといいです。
せっかく出入口まで移動しても、そこがふさがってしまうと避難が完了しません。
特に注意したいのは、出入り口の前に大きな家具を設置するパターンです。
地震が起きた際、この家具が倒れる恐れがあります。
この家具が邪魔をして、ドアを開けられない事態に発展する恐れも出てきます。
大きめの家具は入り口の近くに置かないように注意する。どうしても置く必要があれば、固定して簡単に倒れないようにするなどの工夫が必要です。
もう一つ重要なのは、デスク周りに背の高い大型のインテリアを設置しないことです。
これも地震の時などに倒れてしまって、デスクに折り重なる恐れがあるためです。
もしそのデスク近くに人がいれば、この人は脱出不可能になりかねません。
安全面でオフィスレイアウトを考えるにあたって、火災対策も重要です。
一般住宅と比較して、オフィスで火災が発生することは決して多くないです。
しかしゼロではありませんから、いざという時のための予防は施すべきです。
まず気を付けたいのは、鏡や金魚鉢などを窓側に持ってこないことです。
もしこれらを窓側に設置してしまうと、一種のレンズのような役割を担ってしまうことがあります。
収れん火災といって、太陽光の熱を集めることで発火する事態にも発展しかねません。
実際に、東京のオフィスで過去に水晶玉を置いていたことが原因で火災が発生しています。
そのほかにも、ミネラルウォーターの入ったペットボトルを置いたことで火災が発生した事例もあります。
3階建て以上の建物にオフィスが入っている場合、窓に三角のマークがついているはずです。
赤いこのマークは、消防隊が侵入する入り口を意味しています。
もしこの窓の近くにロッカーなどの家具や荷物を置いていると、消防隊の救出作業の妨げにもなりかねません。
この部分にはできるだけ余計な荷物を置かないことも安全性の観点から大切です。
オフィスの上部に排煙窓が設けられていることがあります。
普段は使用することもないのであまり意識することはありませんが、火災などの非常時に煙を排出するためのものです。
この窓はボタンやハンドルで操作するのですが、この操作パネルがほかのインテリアで隠れているオフィスも珍しくないです。
もしパネルを家具などで覆っている状態であれば、速やかに見直さなければいけません。
業種に関係なく、パソコンなどでのデスクワークが主流になっています。
パソコンの中には顧客データなど重要な情報が入っています。もしこのようなデータが漏れ出すと、多方面に迷惑をかけかねません。
これからの時代オフィスレイアウトを考えるにあたって、情報セキュリティ対策も重要なポイントになります。そのためのカギを握るのがゾーニングです。
オフィスの空間を分けて、誰が立ち入るか区別できるようにします。
来客者の立ち入れる場所と社員と来客者の共有する場所、社員だけが立ち入れる場所の3種類に分けて、どこに何を持ってくるか検討しましょう。ワークスペースと応接室、受付の部分を明確に分けます。
床や壁の色を変えるなど分かりやすく仕切ることで、それぞれの場所がどのようなエリアなのか直感的に把握できます。
これはセキュリティ対策の強化につながります。またオフィスを有効に活用できますから、作業効率化にも一定の効果が期待できます。
重要な情報を取り扱うところは、できるだけ出入りできる人物を制限したほうがいいです。
誰でも出入りできると、情報が持ち出されるリスクがどうしても高くなってしまいます。
情報の安全を確保する意味で入場を制限したいのであれば、その部屋を区切ると良いです。
さらに、カードキーや暗証番号ロックなどを使って、特定の人物しか入れないように対策しましょう。
オフィスレイアウトを考えるにあたって、いろいろなポイントがあります。効率的に作業できるか、快適にオフィス内で過ごせるかなどが考えらます。しかし、その中でも特に重視しなければいけないのは安全面だということを念頭に置いておきましょう。
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