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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ

更新日:2024/03/06

インナーブランディングとは|社員に支持される会社になるために重要なこと

社内へ向けたブランディング活動である、インナーブランディング。企業理念・ビジョン・価値観などを社員へ浸透させるために行われます。インナーブランディングは企業にとってメリットが多くありますが、具体的に何をすればいいのかわからない方も多いでしょう。今回はインナーブランディングの目的や代表的な手法、実施時のポイントについてまとめます。

インナーブランディングとは?

インナーブランディングとは、企業の理念や重視する価値観を社員に伝える活動です。

インナーブランディングの目的

インナーブランディングの目的は、企業の理念・ビジョンを社内に浸透させることです。大切にしたい価値観を共有し、社員の意識や進むべき方向をそろえる効果があります。企業が目指す未来の姿に向けて、社員の行動を促進するための施策全般を指して「インナーブランディング」または「インターナルブランディング」と呼びます。

インナーブランディングはなぜ重要?

インナーブランディングが重要な理由は、企業を一つのチームとして見たときに、結束力を高められることにあります。いくら優秀な人材がそろっていても、社員が別々の方向を向いているのでは業績は上がりません。社員が自社の仕事の価値や意義をしっかりと理解できれば、仕事に自信や誇りを持ち、毎日いきいきと働ける状態になります。

アウターブランディングとの違い

アウターブランディングとは、インナーブランディングの対義語であり、社外のステークホルダーに対して自社の魅力・価値観・ポジティブなイメージを発信する活動です。「自社の良さを伝える」という観点はアウターブランディング・インナーブランディングの両方で共通していますが、情報発信の対象者が「社外の顧客・取引先」と「自社で働く社員」という違いがあります。アウターブランディングとインナーブランディングは車の両輪のようなものです。社内と社外でそれぞれ目指す効果を整理し、セットで取り組むことが重要です。

インナーブランディングを行うメリット

企業がインナーブランディングを行うメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。主に考えられる3つのメリットについてわかりやすく解説します。

愛社精神を向上させる

インナーブランディングを行うと、会社に対する社員の理解や共感が深まります。それにより、社員一人ひとりが「自社の仕事には価値がある」と考えるようになり、組織貢献度や連帯感が増します。つまり、インナーブランディングの成功はワークエンゲージメントや個人のパフォーマンス向上にもつながるということです。自分の所属する組織が好きになれば、離職率の低下にも一役買う可能性があるでしょう。

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企業のイメージアップにつながる

インナーブランディングで自社の理念やビジョンが社内にしっかり浸透すると、社外への情報発信もよりブラッシュアップされていきます。顧客への様々な連絡はもちろん、SNSやWEBサイトでの広報活動なども、「自社の魅力をもっと多くの人に知って欲しい」という気持ちが芽生えるからです。社員が自ら発信内容の工夫を重ねるようになり、その熱心な姿を見た顧客は良い印象を持ち、イメージアップが期待できます。

自社のカラーに合う人材が採用・育成できる

インナーブランディングは、人材の採用・育成の場でもぶれない軸を作るのに役立ちます。すでに自社で働く社員に対しては、「自社が何を目指すのか(ビジョン・理念)」「それはなぜか(パーパス)」を正しく伝え、会社のありたい姿と個人のありたい姿を一致させることにつながります。これにより、定着率の上昇・働きがいのある職場づくりが実現します。
このようにモチベーションの高い社員が働く会社は、学生などの求職者にとって魅力的に映り、より優秀な人材を確保できる可能性があります。

インナーブランディングで代表的な手法

インナーブランディングを行う際、「何から手をつければいいかわからない」という悩みがよく聞かれます。以下で代表的な手法3つを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

エントランスや社内レイアウトの改装

インナーブランディングを形にする一つの方法として、エントランスやオフィスのレイアウト変更があります。自社が大切にしたいビジョンに関連したキャッチコピー・テーマカラーなどを表現した空間へと改装することで、社員に視覚から訴えかける効果が期待できます。エントランスは来客にも見える場所のため、インナーブランディングだけでなくアウターブランディングとしてもおすすめの方法です。

社内報やブランドブックの作成

社内報・ブランドブック・クレドなどの社内向け発刊物を作成し配布することも、インナーブランディングに適しています。ここで重要なのは、配布物によるメッセージ発信を一度だけで終わらせないことです。日々の業務に追われて忙しかったり、新しい社員が増えたりした場合、インナーブランディングの効果は薄まってしまいがちです。そのため、自社が大切にする考え方を「繰り返し・定期的に発信して社員にわかってもらうこと」が重要だと理解しておきましょう。

社内イベントの開催、社内SNSの活用

社員同士が交流できるレクリエーション活動や、周年記念行事・社員表彰式などのイベントは、部署を超えた接点を増やす際に有効です。また、社内SNSでは業務連絡だけでなく、それぞれの社員の個性が伝わるような情報共有ができると、自然と社員間の会話が増えることが期待できます。社員の幅広い交流を積極的に生みながら、自社への愛着を育てる工夫をしてみてください。

インナーブランディング実践時のポイント

インナーブランディングを実践する際は、次の3つのポイントをおさえておくべきです。
・社内に伝えたいメッセージを明確にする
・社員が自社のブランドに共感できる場を作る
・中長期的な計画を立てて取り組む
以下で詳しく解説します。

社内に伝えたいメッセージを明確にする

インナーブランディングを設計する際は、まず「社内にどんなメッセージを伝えたいのか」を整理します。創業者の想いや商品の開発ストーリーなど、これからも大切にしたい価値観は何なのかを、難しい言葉を使わず具体的に伝えることが重要です。近年は社員参加型のワークショップを開催し、社員を巻き込みながら「自社の魅力とは何か」を一緒に考える企業も増えています。トップダウンで決めたビジョンよりも、当事者の社員もインナーブランディングに参加する機会があれば、より自社への愛着が増します。

社員が自社のブランドに共感できる場を作る

社員が「やっぱりこの会社はいいな」と実感できる場が多ければ多いほど、インナーブランディングへの理解は深まります。部署や役職に関係なく社員が交流できるイベントの開催、クレドなどのビジョンがいつでも確認できる配布物の作成、社内SNSやワークショップで社員同士が意見交換できる場づくりなど、定期的に自社らしさを感じられる仕掛けづくりをしましょう。それが社員のモチベーションを高め、一つの目標に向かってみんなで頑張る風土づくりにつながります。

中長期的な計画を立てて取り組む

インナーブランディングによって理念やビジョンが社内に浸透するには、長い時間がかかることを事前に把握しておきましょう。浸透を急ぐあまり理念の暗記を社員に強制したとしても、社員の心に愛社精神は育ちません。一つの施策のみにこだわらず、時には社員の声を拾い上げながら「次はこれを試してみよう」とインナーブランディングを総合的かつ継続的に進めることが重要です。

まとめ

インナーブランディングを実践すると、社内に理念やビジョンが広く浸透し、ぶれない経営が実現します。ただし、インナーブランディングはすぐに成果が出るものではありません。中長期的な視野を持ち、様々な取り組みを複合的に実施する必要があることをおさえておきましょう。
社員の交流スペースやエントランスの改装により、社内外へ自社らしさを発信するのもおすすめの方法です。黒田生々堂では、社員が会社をより好きになるオフィスレイアウトを提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。
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この記事の監修者

ハタラクバデザイン 編集部

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