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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2024/12/16
2024年はうめきた2期を始めとする大阪梅田の再開発や、御堂筋沿いに大規模なオフィスビルが複数棟開発され、大阪市内の主要オフィスエリアで大規模な供給が始まりました。
2025年にも大規模なオフィスビルの新規供給が予定されているため、賃料が一定期間、下落傾向が続くことが予想されています。
新しい働き方に適応した、人材確保ができる先進的なオフィス環境を目指して、大企業を筆頭にオフィス移転を進める企業が増加しています。
オフィス家具メーカーのコクヨでは、人材確保ができる先進的なオフィス環境のイメージを高めるため、実際にコクヨのオフィス家具を見て触ったり、コクヨの社員が働く様子をショールームやライブオフィスで見学や体験ができます。
今回、2024年11月15日に、コクヨのショールームやライブオフィス空間を見学しましたので、体感したオフィス環境やオフィス家具のレポートを2回に分けてお届けします!ぜひ、オフィスづくりの参考にしてください。
まず、コクヨで働く方々の様子やワークスペースを見て印象に思ったことは、先進的なオフィス空間ということはもちろん、静的な空間と動的な空間のゾーニングが素晴らしいという印象を受けました。
オープンなワークスペースは、広々とした活力が湧くオフィス空間で、ソロワークやグループワークなど、働き方に合わせたデスクエリアがありました。もちろん、会議や集中するような業務の場合は、しっかりと防音対策された個室スペースが確保されていて、用途に合わせてオフィス空間を移動して、業務ができるため、コミュニケーションが活性化されます。
そして、窓際のソファ席でリラックスできたり、中心には参考資料などが手に取れる大きなオープン収納棚があり、役職や年齢、部署間の隔たりをシームレスにできる人が集まる仕掛けがたくさんあるという印象でした。
ワークスペースやライブオフィス空間については、写真でのお届けができないので、これからオフィスづくりの参考にしたい場合は、実際に足を運んで見学することをおすすめします。
ショールームでは、コクヨの最新オフィス家具や、最先端のオフィスレイアウトを見て、オフィス環境づくりの参考になります。
コロナ禍以降、リモートワークやハイブリッドワークが推奨され、オフィススペースの削減を進める企業が増えていましたが、2024年には100%出社を目指し、人材不足を解消する「働きやすいオフィス環境づくり」に努める企業が増加しています。
そこに着目しているコクヨは、これまで主流であった対向島型レイアウトのオフィスではなく、その時々の仕事内容に合わせて、働く場所を自由に選べる働き方であるABW(Activity Based Working)のオフィス空間づくりができるオフィス家具を展開しています。
ABWのオフィスづくりの参考になるよう、ショールームで気になったオフィス家具を一部紹介します。
ショールームに入って最初に目を引いたのは、コクヨ「Any way」のオフィス家具でつくられた空間です。「Any way」は、集まった人や目的にあわせて、自由自在にファニチャーを組み替えられ、迅速なアジャイル・ワーキングが実現できます。
ポップなカラーの組み合わせで明るいオフィス空間になり、デザイン性に富んだオフィスづくりができます。
次に気になったのが、エナジーボトル。一見、水筒かと思うフォルムのデザインですが、持ち運び可能なモバイルバッテリーの電源です。
災害時、業務を継続させるために重要な電源を、普段からモバイルバッテリーを使用することで、いざとなったときに「充電していなかった!」というトラブルを防ぐBCP対策として活用できます。
バッテリー容量は207WHで、50WHのパソコンで3回充電できます。また、12WHのスマートフォンは12.5回充電が可能です。給電ポートは、パソコン充電に適した65Wと、スマートフォン充電などに適した18WのType-Cが2口あります。
見た目がかわいいコンパクト設計のオフィスチェア「pallo(パロ)」は、座面の高さが40㎝まで下がるので、背の小さい方や女性も快適に利用できます。前傾姿勢のときに、座面が5°前傾するので、大腿部への圧迫を軽減します。また、座る人の体重に合わせて、最適なロッキングの強度に自動調節してくれるので、さまざまな人が利用するフリーアドレス席に最適です。
座面や背面のカラーやタイプは、豊富な種類から選べ、さまざまなオフィス空間に合わせてカスタマイズできます。今回ショールームで見た「pallo」は、「Any way」のテーブルや「Any wall」、「Any Wagon」とも相性がよく、かわいらしいオフィス空間でした。
カスタマイズが自由にできるオフィスソファ「OSFA(オスファ)」で、オフィスグリーンを中心に囲うソファブースがありました。オフィスラウンジを華やかにし、人が集まる空間を想像できました。
「OSFA」は背・座・肘・テーブルのパーツを自由に組み替えることができ、ソファのカバーを交換することもできるため、オフィスの印象をガラッと変えることができます。さらに、パーツを買い足して機能やデザインを変えられるので、ワークシーンの変化にフレキシブルに対応します。
写真のように、ソファの背面を内側にしてレイアウトすることで、一人で作業したい場合や、落ち着いて業務に取り組みたい場合に活用できます。
次に目を惹いたのが、コンセントタップの「Energy Line(エナジーライン)」。コンセントタップは差込口が多ければ、便利な反面、その見た目からオフィスの景観を雑多にし、スタイリッシュなオフィス空間を維持したい場合に活用しにくい課題がありました。このような課題を解決する「Energy Line」は、ライン形状を採用し差込口を大きく広げ、クランプ式でどんな机にも対応できるような形状にすることで、シンプルで机上に馴染むデザインにも関わらず、最大5口のプラグを差し込みことができます。また、「ワイヤリングダクト」「横渡し配線カバー」「コードホルダー」などのワイヤリングサポートツールを組み込むことで、配線機能の無いテーブルへ設置する場合も、スタイリッシュな見た目を担保することができます。
天井を見上げると、一瞬スピーカーかと思うような形状のものがありました。こちらはスピーカーではなく、オープンエリアの会議室などに活用できる「SOUND MASKING(サウンドマスキング)」です。サウンドマスキングシステムは、空調音のような背景音をわざと部屋に流して、隣室からの音漏れや遠くからの小さな音を遮断して、オフィスの防音対策や生産性向上に役立つアイテムです。
「SOUND MASKING」は、1日から2日の工事で設置できるので、オフィスが休日の間に導入することができます。
スタイリッシュなデザインとデスク周りの配線を隠す機能性のあるデスク「SAIBI(サイビ)」を発見しました。職場の働きやすさや心地よさを感じさせ、脚部分のデザインにもこだわりぬいています。
4色の木目の天板カラーがあり、比較をしやすいようにしっかりサンプルが用意されているため、自社に合うカラーを選びやすい工夫をされていたのが嬉しいポイントでした。
ショールームでは、特にたくさんの種類のオフィスチェアの試座ができるのでおすすめです。
座りっぱなしによる姿勢崩れや疲れを感じやすいオフィスワーカーにとって、オフィスチェア選びはデザインやオフィス馴染みだけでなく、フィット感や座り心地、機能性が重要なので、ショールームに足を運んで選ぶことをおすすめします。
個人的にお気に入りだった新商品のオフィスチェア「yuimori ym-02 カフェチェアー」。国産木材のヒノキ材やナラ材を使用した暖かみのあるデザイン。背もたれやひじ掛け部分のアーチのデザインを見て、おしゃれなオフィス空間づくりができるイメージができました。
執務室などのワークスペースで長時間使用するオフィスチェアとして導入する場合は、座面をシートクッションの張地にすることも可能。脚は背面固定のキャスター脚や背座回転が可能な固定脚、背座回転が可能な昇降キャスター脚、4本脚のデザインから選べ、ワークスタイルに合わせたオフィスチェア選びができます。
座面はコクヨの知見を最大に活かして、体圧を分散させる3次曲面を採用しているそう。腿裏の血流を阻害せずに座れるのでおすすめです。
今回のコクヨショールームの見学で、見たことがなかったオフィス家具や、最新のオフィスレイアウトづくりの知見が高まりました。
オフィス家具選びやオフィス環境づくりの際に、カタログや写真だけでは分からない、家具の質感や使い心地を知るためにも、ショールームで実際に使用して実感することをおすすめします。
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