
【オフィスの窓】オフィスの窓・ガラスの種類を紹介します。
オフィスの窓は換気や光を取り入れる機能だけでなく、労働環境にも影響を与える重要な要素の一つです。 オフィスで使用される窓やガラスは種類が豊富で、特徴も様々です。 この記事では、オフィスで使用される窓やガラスの種類について解説したいと思います。
オフィスの窓の重要性
1. 自然光の確保による生産性向上
窓からの自然光は、社員の集中力・幸福度・健康状態に影響を与えると言われています。 自然光のある空間は、目の疲労やストレスの軽減、にも効果的です。
2. 換気・空気循環の確保
空気の入れ替えがしやすく、感染症対策や空気環境の改善にも役立ちます。 定期的な換気は、CO2濃度を下げ、眠気や頭痛の予防にもつながります。
3. 開放感・心理的な安心感
窓があるだけで空間が広く感じられ、閉塞感が減ります。 外の景色が見えることで、気分転換やリフレッシュ効果も期待できます。
4. 企業のイメージ・印象形成
外から見える窓のデザインや清潔さは、来客の第一印象を左右します。 ブラインドやカーテンなどの窓装飾も、ブランディングの一部として重要です。
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オフィスの窓の種類
引き違い窓
引き違い窓とは、2枚以上のガラス戸を左右にスライドさせて開閉する窓です。 障子が左右に開き、開口の調整ができるため、換気や採光がしやすいといった特徴があります。
はめ殺し窓(FIX窓)
サッシ枠にガラスがはめ込まれた、開閉できない窓です。 採光のみのため、暗い場所や景色を楽しみたい場所によく使用されます。 開閉しない分、開閉にかかる負荷がないので、開閉できる窓よりもサイズを大きくでき、様々な形のものがあります。 また、気密性や防犯性が高いといった特徴があります。
上げ下げ窓
上側の窓と下側の窓の両方が開く、上下方向に開閉する窓です。 上下が独立して動くもの、上下連動して動くもの、片方しか動かせないものなど種類があります。 防犯性や換気に優れています。
すべり出し窓
障子が横方向を回転軸に、室外側へすべり出しながら開く窓です。 すべり出し窓には、縦すべり出し窓と横すべり出し窓の2種類があります。 縦すべり出し窓は、障子が縦方向を軸に、すべりながら開きます。 主にトイレなどの狭い場所で使用されています。 横すべり出し窓は、障子が横方向を軸に室外側に滑りながら開きます。 雨が降っても室内が濡れにくいといった特徴があります。
回転窓
窓の中央を軸に180度回転する窓です。 回転窓には、縦軸回転窓と横軸回転窓があります。 縦軸回転窓は、垂直軸で左右に動かす窓で、密閉性が高いといった特徴があります。 横軸回転窓は、水平軸でガラス戸を上下に動かす窓で、換気性能が高く、トイレなどの狭く湿気が籠りやすい部屋によく使用されます。
内倒し窓
窓の下側を軸に障子が内側に倒れて開く窓です。 換気性能が高く、プライバシーを確保しやすいといったメリットがあります。 強風で窓が開閉することがあるため、注意が必要ですが、設置個所がコンパクトなため、こちらもトイレやキッチンなどによく使用されます。
外倒し窓
窓の下側を軸に障子が外側に倒れて開く窓です。 室内の家具やカーテンなどに干渉せずに開閉でき、雨天時でも窓を開けて換気することが可能です。 排煙窓として使用されることが多いです。
ルーバー窓(ジャロジー窓)
ガラス板やアクリル板が複数枚並んだ窓です。 ハンドル操作でガラスの羽が開閉し、角度を調整できます。 換気がしやすく、雨で室内が濡れることを防げるといったメリットがあります。
オフィスのガラスの種類
フロートガラス(透明ガラス)
金属を溶かした上に融解したガラスを薄く浮かべて製造する板状のガラスです。 透明で、採光性や透視性が高いことが特徴です。 最も一般的なガラスで、「強化ガラス」、「防音ガラス」なども、フロートガラスを加工して製作されています。
型板ガラス(凹凸ガラス)
片面に型模様を付けたガラスです。 透明性がないため、外からの視線を遮ることができます。 プライバシーは守りつつ、明るさを保ちたい場合によく使用されます。
フロストガラス(すりガラス)
ガラスの表面を化学処理して滑らかにした半透明のガラスです。 表面が乳白色のため、外からの視線を遮ることができます。 型板ガラスよりも表面の凹凸が少ないため、手入れがしやすく、厚みの種類も豊富なため、使いやすいです。
網入りガラス
ガラスの中にワイヤーが入っているガラスです。 防火・耐火性が高く、ガラスが割れる際に破片が飛散するのを防げるため、防火設備としても利用することもできます。
Low-Eガラス
ガラスを特殊な金属でコーティングしたガラスで、断熱・遮熱効果があります。 通常のガラス色に近い透明なものや、グリーンやブロンズなど様々な色があり、色によって反射率や断熱・遮熱効果が違ってきます。
熱反射ガラス(ミラーガラス)
ガラス表面に薄い反射膜(金属膜)を施したガラスで、遮熱効果があります。 室内からは外の景色が見えますが、屋外からは鏡のように反射するため、外からの視線を遮ることができます。 プライバシーガラスとも呼ばれており、主に高層ビルなどに用いられています。
強化ガラス
フロートガラスの3~5倍の強度があるガラスです。 割れると粉々に砕け散るため、安全で、安全ガラスとも呼ばれています。 パーティションや窓ガラスによく使用されています。
合わせガラス
2枚以上のガラスの間に樹脂膜を挟んだガラスで、割れにくいといった特徴があります。 防音性や防犯性を高められるため、ガラス張りの会議室などに用いられています。
複層ガラス(ペアガラス・トリプルガラス)
2枚以上のガラスの間に中空層を設け、乾燥空気や質量が重いガスを封入したガラスです。 複層ガラスは断熱性能・防音性が高く、結露しにくいといった特徴があります。 初期費用は1枚ガラスよりも高くなりますが、冷暖房費の節約などに効果を発揮します。
カラーガラス
色がついたガラスで、透明なガラスに鉱物を混ぜて色を付けたものとガラスの裏側に塗料を吹き付けたものがあります。 主にオフィスや住宅の壁面装飾など空間づくりのアクセントに使用されます。
曲げガラス
ガラスに熱を加えて柔らかくし、曲げ加工が施されたガラスです。 主にショーウインドウや間仕切り等に使用されています。
ガラスブロック
分厚いガラスの2重構造でできたガラスです。 通常のガラスより断熱性や遮音性に優れています。 自然光を室内に取り込むことができ、デザイン性・防音性が高いため、オフィスの壁面や外壁など様々な場所に使用されます。
まとめ
オフィスの窓ガラスには様々な種類があります。 目的に合ったものを選ぶことでオフィスの快適性や生産性の向上だけでなく、節約にも繋がります。 窓回り工事を検討している方は、ぜひハタラクバデザインへお問い合わせください。 オフィスの設計から導入までお手伝いするハタラクバデザインでは、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できるところが強みです。 現在、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があります。 オフィスにおける各種工事をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ・お見積もりはこちら