
オフィスでLAN工事が必要になった場合の注意点とは?費用や業者の選び方についても解説します。
LAN工事とは、オフィスや工場などの施設内でネットワーク機器を設置・設定し、通信ケーブルを配線する工事です。 安定したネットワーク環境を提供するためには、LAN(Local Area Network)工事が不可欠です。LAN工事を適切に行うことで、ネットワークの速度やセキュリティが大きく向上し、業務がよりスムーズに進行します。 この記事では、LAN工事の種類や費用、設置の流れについて解説します。
LAN工事とは?
ローカルエリアネットワークの略称で、オフィス内のPC同士を共有して利用するためのネットワークのことを言います。 LAN(Local Area Network)工事は、ネットワークをを構築するための工事です。
LANの種類

有線LAN
LANケーブルを使い、有線ルーターとパソコンを接続する方法のことを言います。 電波の影響を受けにくく、通信速度が安定している点や、高速通信、大容量データのやりとりも可能な点が利点です。 また、設定方法が容易で、セキュリティ面でも比較的安全といった特徴があります。
無線LAN
ケーブルの代わりに無線(電波)を使って通信を行うのが無線LANです。 LANケーブルを使用しないため、電波の届く場所であればどこでもネットワークを利用できます。 しかし、有線と比べ、通信が不安定になりやすい点やセキュリティリスクがあるため、注意が必要です。
LAN工事の費用の目安
オフィスのLAN工事の費用は、1坪あたり10,000~20,000円程度が目安です。 無線LAN環境が必要な場合やフロアをまたぐ場合は、別途費用が必要になるため、相場はやや高額になります。 費用は工事の規模や内容、設置環境などによって異なるため、依頼内容決定後に業者に見積もり依頼することをおすすめします。
LAN配線工事の流れ
LANの配線やレイアウトを考える
現状のオフィスのネットワーク機器(PC、プリンター、サーバーなど)の配置や、ケーブルの配線経路、アクセスポイントの設置場所などを確認しましょう。 PC、プリンター、サーバー、Wi-Fiアクセスポイントなどの配置を考え、どのエリアにネットワークを配線するか、どのデバイスを接続するのかなど、具体的な要件を洗い出します。 事前に機器の配置場所を考えることで、スムーズに工事を実施できます。
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業者を選定する
複数行に相見積もりをとり、業者を選定しましょう。 価格だけでなく、サービス内容や実績もホームページや口コミなどから事前に確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。
工事を実施する
依頼する業者が決まれば、日程調整を行い、工事を実施しましょう。 オフィスのLAN工事に必要な工事期間は、おおよそ数日~1週間程度です。 工事が無地に完了したら、ネットワークテストを行いましょう。
LAN工事を業者に依頼する場合の注意点
今後のレイアウト変更を視野に入れる
LAN工事を依頼する場合は将来レイアウト変更をを行うことを視野に入れ配線方法を決めましょう。 増床やレイアウト変更を行う場合、変更するたびに大規模な工事が必要になります。
ケーブルが多くなりそうならOAフロアの設置を検討する
OAフロアとは、床下に空間を設けて配線を収納できる二重床です。 配線が多い場所に設置することで、怪我の防止や見た目がスッキリするといったメリットがあります。。
開通までの期間
インターネット回線の手続き、ビル調査、開通まで約1ヶ月程度かかります。 手続きが遅れ、移転初日にインターネットが繋がらないという事態も少なくありません。 業務開始時にスムーズに使用できるようにするには、1カ月以上前に依頼しておく必要があります。
まとめ
LAN工事は、ネットワーク環境を整えるために欠かせない作業です。安定したネットワークを構築することで、業務効率が向上し、快適なインターネット環境が手に入ります。必要な準備やポイントを押さえ、プロの技術者と協力して工事を行うことが、成功への鍵となります。 LAN工事からレイアウト、移転までお手伝いするハタラクバデザインでは、オフィスのデザイン・レイアウト作成だけでなく、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できるところが強みです。 現在、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があります。 LAN工事や各種工事をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ・お見積もりはこちら