catch-img

災害時の「オフィスの水の備え」とは|必要量・断水時の便利なグッズも紹介

オフィスにおいても、突然の災害に備えた水の備蓄は不可欠です。地震や台風などによる断水時は、飲料水や衛生用途の水の確保が大きな課題となります。本記事では、オフィスで備蓄しておくべき水の必要量や、断水時に役立つ便利なグッズを紹介します。従業員の安心・安全を確保し、災害に強いオフィスづくりにお役立てください。

オフィスの防災用品・備蓄品の無料相談はこちら

目次[非表示]

  1. 災害時にオフィスの水が止まってしまったら
    1. 飲料水の必要量は1人あたり「1日3L」
    2. 生活用水の準備も必須
    3. 水以外に備蓄しておくとよいもの
  2. オフィスで水を備蓄する方法
    1. 防災用ウォータータンクで備蓄する
    2. ペットボトルで備蓄する
    3. ウォーターサーバーを導入する
  3. 水を備蓄・保管する際の注意点
    1. ローリングストックを意識する
    2. 段ボールのまま保存し、高温多湿を避ける
    3. オフィス近くの給水拠点を事前に調べる
  4. オフィスの断水時におすすめのグッズ
    1. 水循環型手洗いスタンド「WOSH」
    2. 水がなくても使える災害用トイレ
  5. オフィスの防災用品・備蓄品のご相談は実績が豊富なハタラクバデザインへご相談ください

災害時にオフィスの水が止まってしまったら


災害によってオフィスの水が断水した場合に備え、日頃からどのような準備が必要なのでしょうか。以下では飲料水・生活用水の必要量と、水以外に備蓄しておくと便利なものを解説します。

飲料水の必要量は1人あたり「1日3L」

農林水産省が公開している「災害時に備えた食品ストックガイド」によると、災害時の備蓄は最低3日分が必要と記載されています。飲料・調理用水では1人あたりの目安は1日3L。これが3日分で、合計9Lが必須の量ということがわかります。自社の従業員の人数にあわせて備蓄量を算出しましょう。 参考:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」

生活用水の準備も必須

飲料水の他に、生活用水も備えておく必要があります。一般的に、大人1人あたりではおよそ20Lの生活用水を使用すると言われています。トイレは水を使わずに済むものをあらかじめ用意しておき、手洗い・洗顔など必要最低限の生活用水はストックしておきたいところです。

水以外に備蓄しておくとよいもの

水以外でオフィスの備蓄品として必要なのは、レトルト・缶詰などの食品です。水と同じく、最低3日分の1人あたり9食は備えておくべきでしょう。さらに医薬品や衛生用品のほか、停電に備えて電灯と予備の電池、就寝時に使用する毛布なども用意します。一か所に複数人が集まって過ごす場合は、段ボールなどでできた間仕切りがあるとプライバシーが確保できて安心です。

オフィスで水を備蓄する方法

オフィスで水を備蓄する方法はいくつかあります。以下で3つご紹介しますので、自社に合った方法で普段から断水時の備えをしておきましょう。

防災用ウォータータンクで備蓄する

防災用ウォータータンクは、水が入っていなくても自立するハードタイプや、空の状態でコンパクトに折りたためるソフトタイプなど様々なものがあります。断水時もウォータータンクを給水所に持っていけば、手軽に水を持ち運べます。 備蓄をする際は普段からウォータータンクに水を貯めておく方法が一般的ですが、水道水の場合は3日ごとに入れ替えが必要です。新鮮な水を使うためには少し手間がかかりますが、ウォータータンクさえ用意すれば低コストで手軽に備蓄ができるでしょう。

ペットボトルで備蓄する

ペットボトルに入った長期保存水は、5年から10年ほど保存できるものが販売されており、入れ替えの手間が最小限に抑えられるのが特徴です。500mlなどの小分けタイプは、災害時にたくさん持ち運ぶ場合は少し不便に感じられるかもしれません。しかし、ペットボトルであれば従業員一人ずつに配りやすいというメリットもあります。

ウォーターサーバーを導入する

ウォーターサーバーのメリットは、電源があればいつでも水が得られることと、大型タンクで常に複数の水のストックがあることから、水が底をつきる心配が少ない点です。従業員の多い企業では、水の備えが豊富にあれば大きな安心感につながるでしょう。ただし、通常時にサーバーのランニングコストがかかる点には留意しておく必要があります。

水を備蓄・保管する際の注意点

水を備蓄・保管する場合は、3つの注意点があります。 ・ローリングストックを意識する ・段ボールのまま保存し、高温多湿を避ける ・オフィス近くの給水拠点を事前に調べる 以下でそれぞれ詳しく解説します。

ローリングストックを意識する

ローリングストックとは、日頃から多めに水や食材を購入し、使った分だけを買い足しながら備蓄し続ける方法です。備蓄したものを普段から使うため、定期的に水の消費期限をチェックする習慣にもつながります。古くなったものを捨てるといった無駄がなくなり、地球にもやさしい消費・備蓄スタイルです。

段ボールのまま保存し、高温多湿を避ける

ペットボトルの長期保存水の場合は、必ず購入時の段ボールのまま保存しましょう。段ボールは断熱性に優れており、水の品質を長く保つことができます。保管場所は高温多湿を避け、できる限り1年を通して一定の温度が保たれる場所にします。 また、一か所にまとめて備蓄するのではなく、オフィスの各階に分散して備えることで「地震によってドアが開けられず、備蓄品が取り出せない」といったリスクを避けられます。

オフィス近くの給水拠点を事前に調べる

災害対策においては、自社のオフィスに近い給水ポイントを事前に把握しておくことも重要です。各市町村が災害時の給水拠点をWEBサイトなどで公開しているため、近隣の避難所情報もあわせてしっかりと確認し、日頃から社員に周知しておくと安心です。

オフィスの断水時におすすめのグッズ

オフィスで断水が発生した場合に使える、便利なグッズについて解説します。自社の備えで忘れているものがないか、しっかりチェックしましょう。

水循環型手洗いスタンド「WOSH」

水循環型手洗いスタンド「WOSH」は、水を入れて電源を確保するだけで、節水しながら繰り返し手洗い・洗顔などに水を使用できる製品です。使用した水のうち98%以上はその場で循環され、いつも清潔な状態で使えるだけでなく、コンセントさえあれば水道のない場所にも簡単に設置できます。わずか20リットルの水で手洗い500回が可能で、大人数が集まるオフィスの災害時にも大活躍する設備です。 水循環型手洗いスタンド「WOSH」

水がなくても使える災害用トイレ

災害時の備えとして忘れがちなのがトイレです。断水時は水洗トイレが使用できなくなるため、多くの人が水を飲むことを我慢してしまい、結果として様々な健康被害を起こす事例が多発しています。 災害用トイレはコンパクトに収納できて備蓄に適したものや、吸水シート・凝固剤が入った使い切りタイプなど、水がなくても清潔に使えるものが多数販売されています。従業員の健康を守るためにも、オフィスの規模にあわせてしっかりと準備しておくことが大切です。

オフィスの防災用品・備蓄品のご相談は実績が豊富なハタラクバデザインへご相談ください

災害時のオフィスにおける水の備えは、従業員の健康と安全を守るために欠かせません。飲料水は1人あたり1日3L、最低3日分の量を確保し、適切に保管することが重要です。また、断水時に役立つウォータータンクや手洗いスタンド、災害用トイレなどのグッズもあわせて用意しておくと安心です。日頃からしっかり準備し、緊急時もスムーズに対応できる環境を整えましょう。 黒田生々堂では、災害備蓄やオフィスの地震対策といったご相談にお応えしています。従業員の命を守るオフィス環境を実現したい方、オフィスの災害対策が十分かどうか相談したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

オフィスの防災用品・備蓄品の無料相談はこちら

ハタラクバデザイン 編集部
ハタラクバデザイン 編集部
ハタラクバデザインはオフィスデザインやオフィスレイアウトに関するノウハウを提供しています。

ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください

●●のお役立ち資料は
こちらから

オフィスデザインの関連記事

メルマガ登録

人気記事ランキング

タグ一覧

ハタラクバデザイン
ページトップへ戻る