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更新日:2024/12/16
近年、企業における働き方改革が叫ばれる中、特に注目されているのが「Z世代」と呼ばれる1990年代後半から2000年代生まれの世代です。デジタルネイティブ世代であるZ世代は、従来の働き方とは異なる価値観を持っており、企業が彼らを惹きつけ、定着させるためには、彼らのニーズに合わせたオフィス環境を提供することが重要です。
多様性や個性を尊重し、働き方改革を強く求めるZ世代にとって、どのようなオフィス環境で働くことが求められるのでしょうか。
本記事では、Z世代の離職率が高い理由や、Z世代が働きやすいオフィスの条件などを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
2023年10月に厚生労働省が発表した調査結果では、2020年に新卒で就職後、3年以内に離職した就職者は大卒で32.3%、高卒で37.0%にも上り、前年よりも大きく上回っています。若手社員のおよそ3人に1人が、就職後3年以内に会社を辞めているという結果になりました。
このように、Z世代の離職率が高いことが社会問題となっており、企業側は、自社の次代を担う人材の確保をしなければいけないため、対策しなければなりません。
では、なぜZ世代は早期に離職をしてしまうのでしょうか。主な理由は以下の通りです。
どの世代にも通ずる職場における人間関係の悩みや、給与への不満による離職に加えて、モチベーションや企業文化、労働環境が原因で仕事を退職するZ世代が増加しています。
Z世代は、仕事を通じて自己成長をしたいという欲求が強い一方で、仕事内容が単調であったり、キャリアアップの機会が少ないと、すぐにモチベーションを失ってしまう傾向にあります。また、自由な働き方や多様な価値観を認めない企業文化は、Z世代の価値観と合致せず、早期離職につながります。
さらに、Z世代は働く場所や時間にとらわれない働き方を重視する傾向にあります。長時間労働や残業が当たり前であったり、働き方が非効率であったりすると、Z世代は不満を感じてしまう可能性があります。
では、Z世代が働きやすいと感じるオフィスには、どのような特徴があるのでしょうか。Z世代が重視する働きやすいオフィスの3つの条件について解説します。
Z世代は、場所や時間に縛られない自由な働き方を求める傾向が強いと言われています。そのため、リモートワークやフレックスタイム制など、多様な働き方を柔軟に選択できる環境が整っていることが重要です。また、テレワーク用の設備やツールが充実していることも、Z世代にとって魅力的なオフィスと言えるでしょう。
Z世代は、上下関係にとらわれず、フラットな組織で働きたいと考えています。意見交換が活発に行われ、誰もが自由に発言できるようなオープンなコミュニケーションが図れる環境が理想です。また、メンター制度やキャリア相談など、キャリアアップを支援する仕組みも重要です。
Z世代は、仕事を通じて自己成長をしたいという欲求が強い一方で、企業のビジョンやミッションに共感し、組織の一員として貢献したいと考えています。そのため、個人の成長と組織の目標が一致するような、両立できる環境が求められます。具体的には、研修制度の充実や、社員のアイデアを積極的に取り入れるような仕組みなどが挙げられます。
Z世代が求める働き方の自由化を目指し、リモートワークとオフィスワークを適度なバランスで組み合わせたハイブリッドな働き方が注目されています。
オフィスで業務を行う場合、集中しづらく生産性や業務効率の悪さを感じてしまうこともあります。リモートワークを導入することで、自宅など静かな環境で集中して作業できるため、生産性が向上すると考えてられています。また、時間や場所にとらわれずに働けるため、プライベートな時間を確保しやすくなることも魅力の一つです。
反対に、完全リモートワークの働き方では、社内コミュニケーションが取りづらいことから、意見やアイディアを伝えられないデメリットや、自然なコミュニケーションが減り、孤独感を感じてしまうデメリットがあります。また、先輩社員との関係構築が難しく、キャリア形成に不安を感じてしまう傾向にもあります。
一律のルールではなく、業務内容や状況に合わせて、社員一人ひとりが柔軟に働き方を調整できるハイブリットワークを採用することで、Z世代のニーズに応えたオフィス環境にすることができます。
多様性や柔軟性を重視し、仕事とプライベートのバランスを大切にしながら、自己成長を図りたいと考えているZ世代。では、実際にZ世代が働きたいと思うようなオフィスとはどのようなものなのか、具体例を交えて解説していきます。
Z世代は、場所や時間に縛られない働き方を求める傾向が強いため、リモートワークに対応したスペースが必須です。完全個室型のテレワークブースや、集中して作業できる静かなコワーキングスペースなどが挙げられます。また、オンライン会議に最適な設備を備えた会議室も重要です。さらに、フリーアドレス制を取り入れ、社員がその日の気分や業務内容に合わせて自由に席を選べるようにするのも効果的です。
環境問題や多様性を重視するZ世代にとって、サステナブルな取り組みやジェンダー平等な職場環境は魅力的です。再生可能エネルギーの利用、リサイクルの促進、グリーンオフィス認証の取得などが挙げられます。また、男女平等な昇進機会や育児・介護休暇制度の充実も、働きやすい環境と言えるでしょう。ジェンダーニュートラルなトイレや授乳室の設置も、多様性を尊重する姿勢を示す上で重要です。
Z世代は、同僚とのコミュニケーションを重視するため、交流を促すような空間が求められます。カフェスペース、ラウンジ、オープンスペースなど、気軽に立ち寄って会話ができるような場所が理想です。また、バーチャルオフィスツールを活用し、リモートワーク中の社員ともコミュニケーションが取りやすい環境も重要です。さらに、定期的な社内イベントやチームビルディング活動を開催することで、社員間の親睦を深めることができます。
Z世代は、新しいアイデアを生み出すことを楽しみたいと考えています。そのため、ホワイトボードやプロジェクターが設置されたコラボレーションスペース、アート作品が飾られたリフレッシュスペースなど、創造性を刺激するような空間が求められます。また、自然光が差し込む窓や緑を取り入れた空間は、リラックス効果を高め、アイデア創出を促します。
長時間集中して仕事をするためには、適度な休憩も大切です。マッサージチェアや仮眠室、リフレッシュルームなど、リラックスできるスペースを用意することで、社員の心身の健康をサポートできます。また、ヨガや瞑想などのリフレッシュプログラムを提供することも効果的です。
Z世代はテクノロジーに慣れ親しんでいるため、最新のIT設備が導入されたオフィスを好みます。AIアシスタントによる業務効率化、IoTを活用したスマートオフィス、VR/AR技術を用いたトレーニングなど、先端技術を取り入れることで、Z世代の興味を引きつけ、生産性を向上させることができます。また、セキュリティ対策を徹底し、情報漏洩のリスクを軽減することも重要です。
次世代につなげるオフィスづくりは、単なる物理的な空間の設計を超えて、企業文化や働き方そのものを変革する取り組みです。Z世代の価値観を理解し、彼らの意見を取り入れることで、より魅力的な職場を作り上げることができます。多様性とイノベーションが融合したオフィスは、社員のモチベーションを高め、企業の成長に貢献するでしょう。
ハタラクバデザインでは、オフィスのデザイン・レイアウト作成だけでなく、働きやすいオフィスづくりに関する総合的なご相談を承っています。ハイブリットワークを実施するために最適なオフィス環境づくりや、Z世代が働きやすいオフィスに必要なオフィス家具やスペースを導入したいと考える方は、お気軽にお問い合わせください。
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