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オフィスデザインのレイアウト・内装工事に関するブログ
更新日:2024/10/23
多くのメーカーが、オフィスワーカー向けに開発・改善しているオフィスチェア。充実した機能性やデザインのオフィスチェアばかりで選択肢が多い分、どれが良いか迷ってしまいます。そこで、目的別のオフィスチェア選びのポイントや、ハタラクバデザインがおすすめする最新のオフィスチェアを紹介しますので、是非参考にしてください。
目次
オフィスワーカーにとって、オフィスチェアを使用する時間は長く、躯体がしっかりしていないものを使い続けると、すぐに壊れてしまうケースや、姿勢崩れが悪化して、肩こりや腰痛につながり集中力が低下してしまいます。日本のオフィスワーカー6,178名に意識調査をしたところ、約8割の人たちが姿勢の悪さを自覚しているという結果になりました。
参照:PR TIMES
多くの人が、健康被害に悩まされている中、企業はどのようなオフィスチェアを選ぶべきでしょうか。「長く使える」「疲れない」「集中力を保持できる」という3つの視点から、オフィスチェアを選ぶポイントを解説します。
長く使えるオフィスチェアを選ぶ際は、躯体がしっかりしていて高耐荷重のものを選ぶことが重要です。一般的なオフィスチェアの場合は、約80kg~90kgの耐荷重のものがほとんどです。例えば、耐荷重80kgのオフィスチェアは、85㎏の人間が使うと、重さに耐えられず壊れてしまう可能性があります。また、オフィスチェアの使用期限は、一般的に8~10年ほどのものが多いのですが、長年使い続けると耐荷重以下の体重にも耐えられないほど、耐久性が失われてしまうこともあります。
耐荷重以外にも、クリーニングのしやすさを重視しましょう。布製のオフィスチェアは、人間の肌に直接触れることが多いので、皮脂や手汗などで黒ずんでしまうことや、食べこぼしや飲みこぼしによるシミ跡がついてしまうこともあります。そのため、定期的にオフィスチェアのクリーニングをすることで、新品同様の状態に戻すことができます。しかしながら、スエードタッチやバックスキン、絹製品などの素材はクリーニングできない場合もあるため要注意です。
1日8時間勤務のオフィスワーカーの場合は、疲れないオフィスチェアを選択することも大切です。そのため、姿勢崩れをしないサポート機能があるか確認するとよいでしょう。オフィスチェアを選ぶ際に、確認するべき5つのポイントを解説します。
まずは、背もたれの高さには、ローバック、ミドルバック、ハイバックの種類がありますが、ハイバックを選ぶことで良い姿勢をキープできます。また、S字に曲がったデザインの背もたれにすることで、背筋にフィットし、座り心地の良さを感じられます。
次に、座面の幅や奥行きを確認しましょう。座面幅が狭いと体型にフィットしにくく、アームレストがあるチェアの場合、脚が圧迫されてしまいます。逆に体型よりも大きすぎる場合は、アームレストの距離が合わず、デスクワークがしにくくなってしまいます。標準体型の方で、幅50cm前後の座面幅を目安に選ぶことが多いですが、長く使用すると考えた場合、実際にショールームなどで使用してみることをおすすめします。
3つめは、キャスターの材質を確認しましょう。オフィス内の床材の種類によっては、滑りやすく業務に支障をきたしてしまうことや、反対に床材との相性が悪く、滑りにくく移動がスムーズにいかないこともあります。キャスターの材質は、主に、ナイロン・ウレタン・ゴムの3つがあります。ナイロンのキャスターは素材が硬く、滑りが良いのでフロアカーペットの床材との相性が良いです。ウレタンのキャスターは、ちょうど良いグリップ感があり、どのようなフロアにも適した材質です。ゴムのキャスターは柔らかく、滑りにくい材質です。そのため、滑りやすいフローリングやPタイルの床材のオフィスフロアに向いています。
4つめに、座面の最低高さに注意しましょう。座面の最低値が高すぎると、足がつかず座りにくくなってしまいます。適切な座面の高さを測る計算方法は以下の通りです。
適切な座面の高さ(cm) | 身長 × 0.25 |
最適な差尺(cm) | 身長 × 1/6 |
身長に合わせて最適な最低値を図り、適切な座面の高さ調節ができるオフィスチェアを選びましょう。
最後に、ロッキング機能があるか確認しましょう。ロッキング機能とは、体の動きに合わせてチェアが動く機能です。座りっぱなしの業務の場合、同じ姿勢でい続けることで、筋肉が緊張し、肩こりや腰痛などの原因になります。ロッキング機能があることで、定期的に背筋を伸ばしたり、姿勢を変更してリラックスすることができます。
オフィスで使用するチェアは、集中力を保持できるもの選ぶことが大切です。座り心地が気になり、業務に集中できないオフィスチェアに座り続けると、業務効率も低下してしまいます。疲れないオフィスチェアを選ぶ基準であるロッキング機能や、座面の高さや奥行きを調節できる機能に加えて、ヘッドレストがあるオフィスチェアを選ぶことで、特に首への負担が軽減されることで、疲れにくく業務に集中できます。
また、ランバーサポート機能の有無も確認しましょう。ランバーサポートとは、着座時の腰部分をサポートして、姿勢を正すための機能のことを言います。長時間座りっぱなしのオフィスワーカーにとって、ランバーサポート機能があるかないかで、業務後の体の疲労感の違いを感じられるでしょう。
短時間に集中して業務を行いたい場合や、長時間の座りっぱなしを避けたい場合は、スタンディングデスクでの業務をお勧めしています。スタンディングデスクにすることで、座りっぱなしによる眠気で集中できなくなることや、同じ姿勢でいることによる身体への負担を軽減できます。しかしながら、スタンディングデスクの場合、足に疲労が溜まりやすく、長時間の業務には向きません。そのため、スタンディングデスクの場合は、定期的にハイチェアに座ってサポートすることが大切です。
長く使えて、疲れにくく、集中力を保持できるオフィスチェアはどのような種類があるのでしょうか。ハタラクバオフィスがおすすめする2024年最新版のオフィスチェアを紹介します。
コクヨ製品の「インスパイン」は、先進のワークスタイルの傾向から利用者の健康を考え、WELL認証取得支援の多くの実績を持つ株式会社アイディアシップの監修のもと作られたWELL UP製品です。前傾姿勢に対するサポートや、使う人が最適なポジションで作業ができる可動式のアームレストが特徴です。
耐荷重 | 不明 |
素材 | 背/強化ナイロン・ポリエステル弾性メッシュ 座面/強化ナイロン・PP・ポリエステル(本革の選択も可能) |
背もたれタイプ | ハイバック・ローバック・ヘッドレスト付きの選択可能 |
座面幅・座面奥行 | 幅500×奥行410~460mm |
キャスター素材 | ナイロン、ポリウレタンの選択可能 |
座面最低高さ | 425mm(~515mmに調節可能) |
ランバーサポート機能 | ワイヤーランバーサポート |
その他機能 | ガス圧式昇降 シンクロロッキング(ロッキング角度:20°) ロッキング固定(任意位置) ロッキングの強さ調節 座の高さ調節(ストローク:90mm) 座の奥行き調節(ストローク:50mm)など |
参照:KOKUYO
座る姿勢や身体の動きに柔軟に順応するイトーキの「アクトチェア」。背中と腰を支えるランバーサポートはもちろん、ロッキングの角度を5カ所で固定することも可能です。S字カーブの理想的な姿勢をサポートして、腰の負担を軽減します。座面には、奥行調節の機能があり、座面下のレバーで、体格に合わせたポジショニング設定ができます。インテリアにも馴染むデザインで、豊富なカラーバリエーションが特徴のオフィスチェアです。
耐荷重 | 不明 |
素材 | 背/エラストマー樹脂・ポリエステル 座面/ポリエステル |
背もたれタイプ | ハイバック・エクストラハイバック(ヘッドレスト付)の選択可能 |
座面幅・座面奥行 | 幅540×奥行540~615mm |
キャスター素材 | ナイロン、ウレタン・ゴムの選択可能 |
座面最低高さ | 約440mm(~555mmに調節可能) |
ランバーサポート機能 | ランバーサポート有・無の選択可能 |
その他機能 | ガス圧式昇降 シンクロロッキング(ロッキング角度:20°)・ロッキング固定(任意位置) 座面奥行は7段階調節 座の高さ調節(ストローク:約115mm) 座の奥行き調節(ストローク:75mm)など |
グッドデザイン賞をはじめとした数々の賞を受賞した「コンテッサ」のデザインはそのままで、世界クラスの強度と耐久性に大幅グレードアップさせたオカムラの「コンテッサ セコンダ」。体格の大きい人も問題なく使用できる海外のグローバルな強度基準である「BIFMA X5.1-2017」の認証を取得しています。薄さを追求した背フレームと、柔軟性のある座フレームが特徴。オカムラ独自技術の異硬度クッションを使用した「コンテッサ セコンダ」は、上質な座り心地を感じられます。
耐荷重 | 150kg |
素材 | 背/ポリエステル・皮革(牛革) 座面/ポリエステル |
背もたれタイプ | ハイバック(ヘッドレストはオプションで取り付け可) |
座面幅・座面奥行 | 幅520、530×奥行400~450mm |
キャスター素材 | ナイロン、ウレタン・ゴムの選択可能 |
座面最低高さ | 約420mm(~520mmに調節可能)※高さの違う脚の選択可 |
ランバーサポート機能 | ランバーサポート有・無の選択可能 |
その他機能 | ガス圧式昇降 ロッキング機能あり・ロッキング固定(5カ所) 5段階のリクライニング調節可能・固定、強弱調節可能 座の高さ調節(ストローク:100mm) 座の奥行き調節(ストローク:50mm)など |
参照:OKAMURA
フレームのない背もたれとYタワーサスペンションが特徴的なハーマン・ミラーの「セイルチェア」。メッシュ状の背面は通気性も良く、デザイン性の高さが人気のポイントです。耐荷重は159kgで丈夫な躯体のため、長年使うことが可能なオフィスチェアです。
通常の座姿勢を安定して支えるために、しっかり骨盤を支えることが重要だというアクティブ・バランス・シーティング(ABS)理論のもとに背もたれとシートを開発し、作られた内田洋行の「パルス」。
腰から背中のカーブを、他のオフィスチェアより若干下方に設計し、お尻の後方が少し沈むようなシート形状を採用しています。着座位置のズレを防ぎ、上体を安定させる背もたれで、長時間座りっぱなしのオフィスワーカーにぴったりのオフィスチェアです。
参照:UCHIDA
チェアとデスクが一体型のコクヨの「オールインワン」は、大人数の研修などを行う大会議室の利用や、省スペースで行うミーティングに最適です。カップホルダー付きのデスクは、A3用紙が平置きでき、タブレットスタンドもついています。2019年度グッドデザイン賞にも受賞しているスタイリッシュなデザインで、人気を博しています。
参照:KOKUYO
外部からの来訪で案内することの多い応接室や、オフィスの顔となるエントランスなどに最適なデザイン性の高い「ステラワークスキューティ」。スペインブランド「esPattio(エスパティオ)」の製品をイトーキが取り扱っています。地中海の雰囲気からインスピレーションを得た現代的なデザインは、刺激的で居⼼地の良いオフィス環境をつくります。
商品記号:STL-QTS121NWFC1
参照:ITOKI
個性的でデザイン性の高いオフィスルームには、イトーキの「バーテブラゼロサン(vertebra03)」がおすすめです。3000通りを超える豊富なラインナップのデザインから選択でき、オリジナル性の高いオフィス空間を再現できます。木の温もりにイトーキのエルゴノミクスを搭載した「バーテブラゼロサン ウッド(vertebra03 WOOD)」は、モダンな雰囲気にも、クラシックな雰囲気にも馴染むオフィスチェアです。
ロンドンとニューヨークに拠点を置いたデザインスタジオとオカムラのコラボレーションで誕生した「フロックスチェア」。柔らかな曲線のフォルムが美しく、シーンに合わせて選べるカラーバリエーションが魅力です。また、チェアのインナーシェル素材には、100%再生ポリプロピレン樹脂が使用されており、CO2排出量の削減に貢献しています。さらに、オカムラが開発した再生ナイロン「REAMIDE(リアミド)」の糸と、再生PET糸を編み込んだニット生地が使用されており、サスティナブルな設計でつくられています。
参照:OKAMURA
現代のオフィス環境の主役を目指してデザインされたオカムラの「キュビスト」は、300mmのキュービック・モデュールで構成されています。長さも幅もシングルとダブルの使い方にどちらにも対応しており、ソファのようにもベンチのようにも使えるデザインが特徴です。張地も最新の人工皮革やモダンなフェルト生地など豊富に用意されていて、家具職人の丁寧な手仕事で優しい座り心地を作り出しています。
参照:OKAMURA
スタンディングデスクで集中力を上げたい場合には、立ちっぱなしによる身体への負担を軽減させるために足載せのついた、オリバーのハイカウンターチェア「S・CS-946 / S・CS-948」がおすすめです。カバーリングタイプと張地を選べる座パットタイプから選べます。身体へのフィット感が心地よい3D形状で、昇降機能付きのためスムーズな高さ調節が可能。オリバーはハイカウンターチェアの種類が豊富にあり、おしゃれで業務効率を上げるオフィスづくりに最適です。
参照:oliver
実際に多くのカフェやレストランでも採用され、木材の柔軟性を活かしたバックレストが特徴のクレスの「マウナ」。飲食空間だけでなく、オフィスのリラックス空間にも馴染むコロンとしたデザインで、あらゆる耐久試験に合格した丈夫なオフィスチェアです。環境負担の少ない商品の優先購入を義務づけた法律である「グリーン購入法」の適合商品です。
参照:CRES
オフィス環境づくりで注目されているリフレッシュスペースづくりや遊び場づくりに最適なニチエスの「デドン キダ ハンギングラウンジチェア」。屋上などに使用するガーデニングファニチャーとしても活用できます。ひときわ目立つアイテムを導入することで、デザイン性が高く、遊び心のあるオフィス空間に進化します。リフレッシュスペースを充実させることで、従業員のエンゲージメントを高め、ストレスフリーの企業を目指せます。
参照:NICHIESU
オフィスチェアはできるだけ長く使用することを想定して購入します。具体的にオフィス空間を改善して、課題解決への計画をするまでは、今すぐに買い替えするのは勿体ないと感じることもあるでしょう。
しかしながら、オフィスチェアは1.2年使い続ければ汚れやシミ跡が目立ち始め、オフィス景観を悪くしてしまうケースもあります。その場合は、オフィスチェアのクリーニングをすることで、新品同様の見た目に生まれ変わり、目に見える汚れだけでなく、消臭効果や防菌効果もあり清潔に使い続けることができます。
プロの業者にクリーニングを頼むと、除菌剤や抗菌剤が入っている特殊な洗剤で、奥の方に沈着した汚れまで乳化させて、水掃除機で吸引し除去します。
毎日使用し、直接肌に触れることの多いオフィスチェアは、手汗や皮脂による黒ずみやカビやダニが発生するケースも多いため、定期的なクリーニングをすることをおすすめします。
長く使えて疲れづらく、集中力を保てるオフィスチェアを選ぶことで働きやすく業務効率が上がるオフィス空間づくりができますが、オフィスチェアを使用する場所やシーンに合わせたデザインを考慮することで、さらに快適なワーキングライフを送ることができます。
オフィスチェアだけでなく、オフィス空間全体を長期的な目的に合わせたデザインにすることで、企業イメージを向上させる最新のオフィスづくりができます。
オフィスデザインからレイアウト、移転までお手伝いするハタラクバデザインでは、豊富な知識と実績を活かし、一つひとつの企業の働き方にぴったりのオフィスデザインを提案いたします。
オフィスのデザイン・レイアウト作成だけでなく、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できるところが強みです。
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