INTERVIEW

事例 お客様インタビュー

フリーアドレス導入から半年後の効果と変化|株式会社カジテック様 オフィスリニューアル後インタビュー

リニューアルから半年、新オフィスに生まれた変化を伺いました

株式会社カジテック様は、アパレル資材、靴・鞄資材、文具資材などを取り扱う副資材・パーツ販売の企業です。大阪本社をはじめ、東京支店や海外拠点も展開され、日本と世界のモノづくりを支えてこられました。

同社が取り扱う副資材やパーツは、製品の一部として使われるものが多く、モノとモノを「留める・結ぶ・つなぐ」役割を担っています。カジテック様では、そうした副資材の役割を、人と人、人の心と心をつなぐものとしても捉え、「世界中の笑顔をつなぐ・留める・結ぶ。」という企業理念のもと、事業を展開されています。

黒田生々堂では、2026年1月に実施されたカジテック様の大阪本社オフィスリニューアルをお手伝いしました。今回のオフィスづくりでは、フリーアドレスの導入や、社員同士のコミュニケーションが生まれやすい空間づくり、来客・採用面でも印象に残るオフィスづくりが大きなテーマとなりました。

オフィスづくりの背景やコンセプト、各エリアの特徴については、下記の納入事例ページにて詳しくご紹介しています。

株式会社カジテック様

URL:https://www.kajitech.jp/
場所:大阪府大阪市
業種:副資材専門商社
オフィス内従業員数:40名
物件面積:126.142坪(417㎡)

  

 

今回の記事では、リニューアルから半年が経過した今、カジテック様の新オフィスにどのような変化が生まれているのかをご紹介します。

カジテック様では、リニューアル後半年のタイミングで、自社内の声を集めるためのアンケートを実施されました。今回はその結果をもとに、代表取締役社長の梶浦様と、オフィスリニューアルプロジェクトを担当された津田様(制作/情報システム)にお話を伺いました。

フリーアドレス導入後のコミュニケーションの変化や、来客・採用面での反応、半年間運用したからこそ見えてきたことについてお聞きしています。

(※本記事内のアンケート内容は、カジテック様にて実施された「新オフィス運用半年後アンケート」の回答をもとにしています。)

隣に座る人が変わることで、部署を越えた会話が生まれた

リニューアル後の大きな変化の一つが、フリーアドレスの導入です。
以前は座席が固定されていたため、日々顔を合わせる社員や、会話をする相手もある程度決まっていました。新オフィスでは一部の固定席を除き、フリーアドレスを導入。あわせて「3日連続で同じ席に座らない」という運用ルールも設けられました。

梶浦様からは、フリーアドレスの導入によって隣に座る人が変わり、これまであまり話す機会のなかった社員同士や、部署・グループを越えたコミュニケーションが生まれやすくなっている、というお話をいただきました。
津田様からも、特に営業部門では、フリーアドレス化によって他部署とのコミュニケーションが増えたという声があったと伺っています。リニューアルから半年後にカジテック様が実施された社内アンケートでも、部署を越えた会話の増加を実感する声が寄せられました。

 

リニューアル後半年の社内アンケートでは、部門間コミュニケーションの変化について前向きな回答が見られました。

部署間でのコミュニケーションは格段に上がりました。
他部署とのコミュニケーションは間違いなく以前より増えたと思います。
部署間の垣根を越えた会話が増えました。

 

フリーアドレスは、座席を自由にするだけで効果が出るものではありません。カジテック様では、固定席化を防ぐ運用ルールを設けることで、部署を越えた交流が生まれやすい状態をつくられています。

オフィスを「社員が集う場」として活用する

フリーアドレスによる変化をお聞きする中で、梶浦様からは、オフィスそのものの役割についても印象的なお話をいただきました。オンライン会議や在宅勤務といった働き方が広がる中でも、オフィスは「社員の皆さんが”集う場”であるべき」だと考えておられるそうです。

社員が集まり、自然と顔を合わせる場所であること。さらに、来客の方にも「気持ちいい」と感じてもらえる場所であること。

新オフィスは、単に仕事をする場所ではなく、人が集まり、会話が生まれ、会社の印象を伝える場所として活用されています。 

 

梶浦様からは、オフィスを「社員が集う場」として活用していきたいという思いを伺いました。

 

 

実際に、月に一度の朝礼についても、以前より社員が集まりやすく、話を聞きやすい環境になったというお話がありました。全員が一度に集まれる場所があることで、情報共有の場としてもオフィスを活用しやすくなっています。

梶浦様のお話からは、新オフィスを「集う場」として大切にしていきたいという思いが感じられました。

窓面を活かした空間づくりで、職場の印象も前向きに

新オフィスでは、窓面を活かした明るく開放的なゾーニングを取り入れています。以前のオフィスでは、窓際は「暑い場所」という印象が強く、必ずしも積極的に活かしきれている場所ではなかったそうです。

新オフィスでは、その窓面を開放感につながる要素として活用。自然光が入り、オフィス全体を見渡しやすい空間になったことで、職場の印象も大きく変わりました。津田様からは、オフィス全体が明るくなり、社員の表情も以前より明るくなったように感じるというお話がありました。
梶浦様からも、表情を含めて職場全体の雰囲気が明るくなったと感じている、というお話をいただいています。

 

 

オフィスのきれいさ・整理整頓については、多くの社員が改善を実感されています。

 

空間面の変化は、社内アンケートにも表れています。自由記述でも、明るさや清潔感について次のような声が寄せられました。

 

綺麗で明るく開放的になった。
オフィスをきれいに使おうと、みんなの意識も変わったように思います。

 

見た目のきれいさや開放感は、来客時の第一印象だけでなく、日々働く社員の気持ちにも影響します。カジテック様では、見通しのよい空間になったことで、職場全体にも前向きな変化が生まれています。

来訪者にも伝わる、カジテック様らしいオフィスへ

リニューアル後の変化は、社員だけでなく、来客や学生にも伝わっています。以前のオフィスを知っている来訪者からは、エントランスに入った瞬間の変化に驚かれることも多いそうです。

社内アンケートでも、まるで別の会社に来たようだという声や、エレベーターを降りた瞬間に階を間違えたのかと思ったという声が寄せられており、来客にとっても印象に残る空間になっていることがうかがえます。

受付まわりの装飾や空間全体の雰囲気についても好評で、以前のオフィスを知る来訪者ほど、リニューアルによる印象の変化を強く感じられているそうです。

また、リニューアル時期が新卒採用の時期と重なっていたこともあり、津田様からは、リニューアル後のオフィスによって、学生に会社の雰囲気や働く環境を伝えやすくなったというお話も伺いました。

カジテック様の新オフィスは、採用活動や来客対応の場面でも、カジテック様らしさや会社の魅力を伝えやすい空間として活用されています。

来訪者にも印象に残るエントランス空間。採用・広報用の撮影場所としても活用されています。

「アトリエ」を起点に、作業内容に合わせて場所を選ぶ働き方が少しずつ定着

リニューアルから半年が経ち、新オフィスの各エリアでは、実際の業務に合わせた使い方が少しずつ定着してきています。その一つがアトリエです。商品や機械を扱う作業の際に利用されることが多く、日常的な作業場所として活用されるようになってきました。
今後は、採用活動におけるインターンシップや仕事体験の場としても、アトリエの活用を検討されているとのことです。普段はなかなか商品や機械に触れる機会が少ない中で、アトリエであれば実際の商品に触れながら、仕事の一部を体験してもらえる場にできるのではないか、というお話もありました。 

 

商品や機械を扱う作業にも活用されているアトリエ。今後は仕事体験の場としての活用も検討されています。

  

一方で、アトリエは来客や学生の目にも触れる場所です。梶浦様からも、アトリエは単なる荷物置き場ではなく、名前の通り「アトリエ」としてふさわしい場所にしていきたいというお話がありました。
作業のしやすさを保ちながら、カジテック様の事業内容や仕事の魅力を伝えられる場所として整えていくことが、今後の活用のポイントになりそうです。

 

アトリエ以外のエリアにも、業務内容に応じた使い分けが見られます。
ハイタイプデスクは、営業社員を中心に作業場所として活用されており、固定席やフリーアドレス席とは異なる選択肢の一つになっています。また、集中ブースは、資料作成など一人で集中したい作業に使われているとのことでした。
新オフィスでは、作業内容やその時の状況に応じて、働く場所を選べる環境が整えられています。半年間の運用を通じて、それぞれのエリアが日々の業務の中で使われるようになり、カジテック様らしい働き方として少しずつ根づいてきています。

使いながら整えていく、オフィス運用の次のステップ

実際に半年間使ってみることで、完成時には見えにくかった日常業務における課題も少しずつ見えてきました。

カジテック様では、業務上、荷物やサンプルなどを扱う機会も多くあります。リニューアルを機に物量は大きく削減された一方で、収納や共有スペースの使い方など、日々の業務に合わせてさらに整えていけるポイントも見えてきたそうです。

また、フリーアドレスの運用についても、社員の居場所を把握しやすくする仕組みを活用しながら、日常業務の中で無理なく定着させていくことが大切になります。今回、カジテック様ではリニューアル後半年のタイミングで、自社内の声を集めるためのアンケートを実施されました。実際に使っている社員の声を確認しながら、より働きやすいオフィスへ整えていこうとされている点も、今回の取り組みの特徴です。 

 

リニューアルから半年が経った今、新オフィスは多くの社員に前向きに受け止められています。

社員の声を整理し、実現できる形へ落とし込む

今回のオフィスリニューアルを進める中で、大きなポイントとなったのが、社員の意見をどのように整理し、実際のレイアウトへ反映していくかというプロセスです。

カジテック様では、リニューアル前に社員の働き方やオフィスに対する要望を整理するため、社内アンケートを実施されました。その結果をもとにレイアウト案を作成し、分科会メンバーで何度も話し合いを重ねながら、各エリアの使い方や必要な家具、スペースの取り方を検討されました。

また、2025年6月には黒田生々堂の大阪本社オフィス「MELANGER」をはじめ、黒田生々堂が代理店を務めるオフィス家具メーカーのオフィスもご見学いただきました。実際のオフィス運用や家具の使い方をご覧いただくことで、フリーアドレスやコミュニケーションエリア、集中スペースなど、新オフィスで実現したい空間のイメージを具体化していきました。

一方で、社員によって立場や業務内容が異なるため、すべての要望をそのまま反映することはできません。何を優先し、どこを調整するのか。ビルの制限や設備条件も踏まえながら、実現可能な形へ落とし込んでいくことが、今回のオフィスづくりにおける重要な工程でした。

 

リニューアルプロジェクトの進め方や、完成後の使われ方についても詳しくお聞きしました。

 

津田様からは、空調などの設備条件による制限がある中でも、専門的な視点を交えながらレイアウトへ反映できたことが良かった、というお話がありました。必要なスペースの取り方やエリア同士のつながりを検討しながら、カジテック様のご要望と建物側の条件をすり合わせ、実際のオフィスとして使いやすい形へ調整していきました。


梶浦様からは、黒田生々堂の対応について、提案やデザインに加え、工事現場での対応まで一貫して相談できたことに安心感があった、というお言葉をいただきました。計画段階から現場対応まで相談先が分かれていなかったことも、安心して進められた理由の一つだったと振り返られています。 

家具や什器についても、特定のメーカーに偏らず、複数の選択肢から提案できたことが、使い勝手や空間づくりを検討するうえで役立ったと伺いました。社員の声、建物側の条件、法令や設備、家具・什器、そして施工まで。オフィスづくりには、さまざまな要素を一つひとつ整理し、形にしていくプロセスが欠かせません。今回のお話からは、計画段階から現場での調整まで一貫して相談できたことが、カジテック様にとっての安心感につながっていたことがうかがえました。

完成後も相談できるパートナーとして、オフィスをより良い場所へ

今回のインタビューでは、リニューアルによって生まれた変化と、半年間運用したからこそ見えてきたことの両方を伺うことができました。新オフィスでは、部署を越えた会話が生まれやすくなり、社員が集まる場としての役割や、来客・採用面での印象づけにもつながっています。一方で、日々の業務に合わせた収納や運用面については、今後さらに工夫できるポイントも見えてきました。

オフィスは、完成した時点がゴールではありません。実際に使いながら社員の声を聞き、業務に合わせて見直していくことで、より働きやすく、より会社らしい場所へ育っていきます。

黒田生々堂では、オフィス移転・リニューアルの計画から施工、家具・什器の選定までを一貫して支援するだけでなく、完成後の使われ方や運用面にも寄り添いながら、お客様の働き方に合わせたオフィスづくりをサポートしています。

 

カジテック様の新オフィスにて。リニューアルから半年後の変化や今後の活用についてお話を伺いました。


編集後記 ─インタビュアーの視点から─

今回の取材では、リニューアルから半年が経った新オフィスについて、実際に使ってみて感じている変化や、日々の運用の中で見えてきたことを率直にお話しいただきました。

特に印象的だったのは、フリーアドレスの導入によるコミュニケーションの変化や、オフィスを「社員が集う場」として大切にされている梶浦様のお考えです。リニューアル後半年のタイミングで社員の声を確認されていることからも、オフィスを使いながらより良い場所へ整えていこうとされていることが感じられました。

こうしたオフィスづくりに黒田生々堂がご一緒できたことに、心より感謝申し上げます。今後も、日々の運用や改善も含め、より働きやすいオフィス環境づくりを丁寧にサポートしてまいります。 

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