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プロジェクトマネジメントに役立つ資格7選!取得するメリットも解説

プロジェクトマネジメントとは、「いつまでに・何を・どの段階まで実施するのか」といったプロセスを明確化して、プロジェクトの成功までの過程を構築するスキルです。ソフトウェア開発やシステム構築、商品企画など、幅広い業界・業種において重宝されます。プロジェクトマネジメントの知識やスキルを身に付けるには、資格の取得がおすすめです。 本記事では、国家資格から民間資格まで、プロジェクトマネジメントに役立つさまざまな資格を7つご紹介します。 プロジェクトマネジメントに役立つ資格 ※2025年1月時点

プロジェクトマネジメントに役立つ国家資格3選

  数ある資格の中でも、国家資格は信頼性の高さに強みがあります。ここでは、プロジェクトマネジメントに役立つ国家資格を3つご紹介します。  

プロジェクトマネージャ試験

  プロジェクトマネージャ試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験「情報処理技術者試験」の1つであり、高度IT人材としてのスキルを認定する試験です。合格率は13~15%(※)と難関資格であり、取得することでプロジェクトマネジメントに関する高度な専門知識を持つ人材として、客観的な証明を得られます。   プロジェクトマネージャ試験の概要  

試験時期
年1回(例年10月)
出題形式
●  午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一) ●  午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一) ●  午後Ⅰ:記述式 ●  午後Ⅱ:論述式
出題範囲
●  プロジェクトマネジメント ●  サービスマネジメント ●  開発技術 ●  セキュリティ ●  企業と法務 ●  経営戦略 など
合格率
13~15%(※)
受験料
7,500円(税込)

  ※参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構.「令和5年度秋期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)及び情報処理安全確保支援士試験の合格発表について」.https://www.ipa.go.jp/news/2023/shiken/ex20231221.html ,(2023-12-21).  

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験は、プロジェクトマネージャ試験と同じく、IPAが実施する「情報処理技術者試験」の1つです。高度IT人材として経営戦略に基づいたIT戦略を立案し、実行を推進する能力を認定する国家資格であり、合格するにはプロジェクトマネジメントの知識に加え、経営視点を持ち併せている必要があります。合格率は例年15%前後(※)の難関資格ですが、取得すればITを活用して企業の経営課題を解決できる人材として、高い評価を得られるでしょう。   【ITストラテジスト試験の概要】

試験時期
年1回(例年4月)
出題形式
●  午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一) ●  午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一) ●  午後Ⅰ:記述式 ●  午後Ⅱ:論述式
出題範囲
●  セキュリティ ●  システム戦略 ●  経営戦略 ●  企業と法務
合格率
15%前後(※)
受験料
7,500円(税込)

  ※参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構.「令和5年度春期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)及び情報処理安全確保支援士試験の合格発表について」.https://www.ipa.go.jp/news/2023/shiken/ex20230629-2.html ,(2023-06-29).  

基本情報技術者試験

  基本情報技術者試験は、IPAが実施する「情報処理技術者試験」の一つで、IT人材の登竜門ともいえる国家資格です。これまで紹介した2つの資格と比べるとより基礎的なIT知識を問う試験ですが、プロジェクトマネジメントに通ずる知識も出題範囲に含まれています。コンピュータサイエンスやシステム開発、プロジェクトマネジメントなどについて、基礎から学びたい方におすすめです。   【基本情報技術者試験の概要】

試験時期
通年
出題形式
●  科目A:多肢選択式(四肢択一) ●  科目B:多肢選択式
出題範囲
●  基礎理論 ●  コンピュータシステム ●  開発技術 ●  プロジェクトマネジメント ●  経営戦略 など
合格率
35%~50%(※)
受験料
7,500円(税込)

  ※参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構.「情報処理技術者試験 統計情報 令和6年12月分 基本情報技術者試験」.https://www.ipa.go.jp/shiken/reports/ps6vr70000016ew6-att/202412_fe_toukei.pdf ,(参照 2025-01-30).  

プロジェクトマネジメントに役立つ民間資格4選

国家資格以外にも、プロジェクトマネジメントのスキルを証明する民間資格は数多く存在します。ここでは、その中でも特に知名度が高く、実務に役立つ資格を4つ厳選して紹介します。  

PMP(Project Management Professional)

PMPは、一般社団法人 PMI(Project Management Institute)日本支部が認定する、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。世界的に広く認知されており、プロジェクトマネジメントの専門家として、高いスキルがあることを証明できます。外資系企業や海外でのプロジェクトに携わる方、今後グローバルに活躍するプロジェクトマネージャーを目指したい方などにおすすめの試験です。   【PMPの概要】

試験時期
通年
出題形式
四肢択一(180問)
出題範囲
領域Ⅰ:人 領域Ⅱ:プロセス 領域Ⅲ:ビジネス環境
合格率
非公開
受験料
PMI会員:405USドル PMI非会員:655USドル


P2M試験

P2M試験は、特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)が認定する、日本発のプロジェクトマネジメント資格です。日本のビジネス環境に最適化されており、実践的なプロジェクトマネジメント能力の向上に役立ちます。日本国内での実務に即した内容を学びたい方におすすめです。 P2M試験はPMC(プロジェクトマネジメント・コーディネーター)やPMS(プロジェクトマネジメント・スペシャリスト)、PMR(プログラムマネジャー・レジスタード)などに分かれており、それぞれに難易度や受験資格が異なります。ここでは入門者向けの試験であるPMCの概要をご紹介します。   【P2M試験の概要(PMCの場合)】

試験時期
年6回(5,7,9,11,1,3月)※2024年度
出題形式
四肢択一(50問)
出題範囲
P2Mガイドブック第3版から出題 ●  プロジェクトマネジメント ●  プロジェクト組織マネジメント ●  情報マネジメントと情報インフラストラクチャー ●  人材能力基盤 など
合格率
57~77%(※)
受験料
17,050円(税込)

  ※参考:日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ).「P2M資格試験合格者推移」.https://www.pmaj.or.jp/p2m/exam/goukaku_suii.html ,(参照 2025-01-30).  

PMOスペシャリスト認定試験

PMOスペシャリスト認定資格は、一般社団法人日本PMO協会(NPMO)が認定する資格で、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の専門家としてのスキルを証明するものです。 近年、企業において複数のプロジェクトを統括し、組織全体のプロジェクトマネジメント力を強化する役割を担うPMOの重要性が高まっています。より組織横断的な業務に携わりたい方や、企業のプロジェクトマネジメント力向上に貢献したい方に適した資格といえます。   【PMOスペシャリスト認定資格の概要】

試験時期
教材学習修了後、受験期限内の任意のタイミング
出題形式
択一式(50問)
出題範囲
●  プロジェクトマネジメントの概要 ●  プロジェクトマネジメント課題の抽出 ●  目標・管理指標の策定 ●  具体的支援内容の策定 ●  PMO組織の位置付け策定 など
合格率
要問い合わせ
受験料
会員:9,900円(税込) 一般:14,300円(税込)


ITコーディネータ試験

ITコーディネータ試験は、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会(ITCA)が認定する資格です。経営者の立場に立ち、経営とITの両面から企業の経営課題を解決できるプロフェッショナル人材を認定するものです。 試験の合格率は比較的高いものの、計6日間のケース研修の受講が必須であり、資格取得のハードルはやや高めです。しかし、取得すれば経営とITの双方に精通した市場価値の高い人材として、キャリアの幅が大きく広がるでしょう。   【ITコーディネータ試験の概要】

試験時期
年2回(7~9月、1~3月)※2024年度
出題形式
多肢選択問題(100問)
出題範囲
●  PGL全体の領域から出題される基本問題 ●  PGLのIT経営共通領域から出題の応用問題 ●  経営系問題(経営戦略・業務改革・IT戦略) ●  情報系問題(IT戦略・IT利活用)
合格率
50~75%(※)
受験料
19,800円(税込)

  ※参考:ITコーディネータ協会(ITCA).「合格者数及び合格率発表」.https://www.itc.or.jp/authorize/exam/announce/ ,(参照 2025-01-30).  

プロジェクトマネジメントに関する資格を取得するメリット

プロジェクトマネジメントに関する資格を取得することには、さまざまなメリットがあります。ここでは、その中でも特に重要な3つのメリットについて詳しく解説します。  

体系的な知識を学べる

資格を取得する過程で、プロジェクトマネジメントに関する知識を体系的に学べます。実務経験から得られる知識とは異なり、より根本的な理解につながるでしょう。 また体系的な学習をすることで、自身の知識の偏りや不足している部分を明確にできることもメリットです。実務経験から得られる知識は、どうしても経験したプロジェクトの範囲内に限定されます。資格勉強を通じて、これまで経験したことのない分野についても学ぶことで、プロジェクトマネージャーとしての対応力を高められます。  

クライアントの信頼を得やすくなる

プロジェクトマネジメントの資格を持っていると、自身の専門性を客観的に示せるため、クライアントからの信頼を得やすくなります。プロジェクトマネジメントは成果が目に見えにくく、評価が難しい業務です。そのため、発注する企業は資格の有無を判断材料とするケースもあります。 資格を保有していることは、一定の専門性を持っている証拠となり、クライアントに信頼感を与えるポイントになるでしょう。  

キャリアアップや転職に役立つ

プロジェクトマネジメントの資格を取得することで、キャリアアップや年収アップといったメリットが期待できます。資格手当を支給する企業もあり、昇進や昇給のチャンスが広がるだけでなく、社外での評価も高まるため、好条件での転職にも有利です。 さらに、資格を持つことで周囲からの信頼を得やすくなり、新しい仕事に挑戦する機会が増える可能性もあります。多くの経験を積むことで、プロジェクトマネージャーとしての成長にもつながるでしょう。  

キャリアプランに合った資格の取得を目指そう

  本記事では、プロジェクトマネジメントに役立つ資格として、国家資格であるプロジェクトマネージャ試験、ITストラテジスト試験、基本情報技術者試験、また民間資格であるPMP、P2M試験、PMOスペシャリスト認定試験、ITコーディネータ試験の計7つの資格を紹介しました。 これらの資格を取得することで、体系的な知識やクライアントからの信頼の獲得、キャリアアップといったさまざまなメリットが得られます。ご自身のキャリアプランに合わせて、ニーズに合った資格取得を目指しましょう。 ハタラクバデザインでは、大阪でオフィスデザインや内装工事、オフィス家具の設置などを手掛けています。オフィスの開設や移転、改装をお考えの際には、ぜひお気軽にご相談ください。

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