
壁紙でオフィスをおしゃれにする方法を解説。色の効果や注意点についてもご紹介します。
オフィスデザインやレイアウトを大幅に変更しなくても、壁やチェアの色を変えたり、インテリアをアクセントとして取り入れたりするだけでオフィスのイメージを変えることはできます。 中でも、色が人に与えるイメージ効果は大きいといわれており、オフィスをイメージチェンジする際に色を変更することは効果的であると言えます。
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オフィスの壁紙や床の色をだわった方がいい理由とは?

オフィスレイアウトを考えるとき、見た目にも気を配ることは大切なポイントの一つです。 人の第一印象は、見た目で55%が決まる(※メラビアンの法則)と言われており、オフィスにおいても同じことが言えます。 オフィスに対する来客者の第一印象が良ければ、良好な企業イメージを印象づけることができるでしょう。 ※メラビアンの法則とは? 相手の印象に影響を与えるのは言語情報が7% 、聴覚情報が38% 、視覚情報が55% の割合と言われており、視覚から多くの影響を受けています。
事例はこちら:フィルメック株式会社様 オフィスデザイン事例
壁紙が与える色の効果
目から入った色は、脳を刺激してホルモン分泌を促す効果があり、人の心理や行動に大きな影響を与えるといわれています。 この色の効果を活用したビジネスや美容、健康、犯罪防止などあらゆる場面ですでに取り入れられています。高さや広さへの影響
例えば、天井の色と壁を明るくして床を暗くすると、天井が高く見えるためスペース全体を広く見せることができます。 逆に、天井の色を暗くすると実際の高さより20cm低く見えると言われているので、スペース全体が狭く見える効果があります。 一般的に、人は天井が高く見えたほうが快適に感じると言われているので、色の組み合わせ方には気をつけるようにしましょう。
生産性や意欲への影響
色は生産性や意欲にも影響します。 色が鮮やかな環境では、作業の質や速度も高まり、ミスが減る一方で、壁が白く色合いのない部屋は従業員の疲労感を長引かせ、仕事の効率も下がりやすいと言われています。 また、暖色を使っている部屋で作業をすると積極性や生産性、仕事への満足度を高める効果があることもわかっています。 しかし、無彩色の環境(白・黒・茶色のみ)はあまり良い影響力がなく、学習能力を下げることがわかっているので、あまりにシンプル過ぎるオフィスも避けた方がよいでしょう。
体感や集中力にも影響が
色は体感温度にも影響を与え、赤やオレンジは暖かさを、青や緑は涼しさを感じさせると言われています。 また、使用した色によっては、オフィスが狭く重苦しさを感じたり、集中力を低下させたりしてしまう可能性もあります。 そのため、床・壁・天井の色やオフィス家具などを変更する際は、価格や機能性だけではなくそれぞれの色のもたらす視覚効果や色の組み合わせ方にも注意して選ぶようにしましょう。
目的別壁紙にオススメな色
赤
赤色は視覚的に強いインパクトを持ち、注意を引きやすく、刺激的な雰囲気を作り出せます。そのため、部屋を活気づけるのに有効ですが、一方で過剰な刺激を与えないようにバランスが重要です。
議論を活発にする、活動促進、発言の促進、反復作業における集中力・注意力の向上、寒さを和らげるなどの効果があるため、エントランスや会議室などにもおすすめの色です。
青
青色は、心拍数を落ち着かせ、リラクゼーション効果を促す色です。
創造力を高める、部屋を広く見せる、催眠効果、気持ちを落ち着かせる、熱さを和らげるなどの効果があります。
そのため、リラックスが必要な仮眠室やクリエイティブスペースなどにおすすめの色です。
一方で、青色を全面的に使いすぎると、冷たく感じたり、孤立感を抱かせたりすることもあります。これを避けるためには、アクセントとなる温かみのある色や素材を取り入れることが重要です。ウッド素材や赤やオレンジなど、暖色系の小物を合わせて活用することで、バランスの取れた空間を作ることができます。
黄色
黄色は明るく元気な印象を与える色です。
新しいアイデアの促進やコミュニケーションの活性化などの効果があります。
そのため、休憩スペースや会議室、エントランスなどにおすすめのカラーです。
ピンク
ピンク色は、優しさや愛情を象徴する暖かみを感じさせる色です。
リラックス効果もあり、ストレスを軽減するのに役立つとされています。
そのため、リフレッシュスペースやアクセントカラーとしての利用におすすめの色です。
緑
緑色は自然を連想させ、心理的にリラックス効果をもたらすと言われています。
安心感を与える、気持ちを落ち着かせる、ストレス緩和、視覚的な疲労の軽減、信頼感を生み出すといった効果があり、 長時間過ごす執務室や応接室、リフレッシュスペースなどにおすすめの色です。
茶色
茶色は自然を連想させる色であり、土のぬくもりや木の質感を思い起こさせます。
この色は心理的に安定や安心感を生み出し、オフィスに温かみと信頼性を与えられます。また、茶色の環境に身を置くことで、集中力が高まり、ストレスを軽減する効果が期待できます。
他の自然色とも相性が良く、植物やウッド調のインテリアとも調和しやすいカラーです。
グレー
グレーは心理的に落ち着きや安定感をもたらす色として知られています。
グレーの壁紙を採用することで、従業員がリラックスして業務に集中できる環境を作り出すことができます。
また、グレーは無機質で控えめな色調のため、他の色と調和しやすく、アクセントとして取り入れることでさらに効果的な空間を作り出せます。
オレンジ
オレンジ色は、活気や温かみを感じさせ、働く人々にポジティブな影響を与える効果があります。
他にも、コミュニケーション促進、自己表現促進、安心感・注意力の向上などの効果も期待できるため、会議室、リフレッシュスペースなどにもおすすめのカラーです。
色選ぶ際の注意点

組み合わせる場合の注意点
オフィスデザインは、色の組み合わせ方も重要です。 オフィス内全てに寒色系の色ばかり使用すると気分が落ち着きすぎて逆に仕事がはかどらなくなってしまい、作業効率が下がってしまうことにもなりかねません。 なので、アクセントに赤やオレンジなど暖色系を取り入れ、モチベーションが下がらないように全体の色のバランスを考えて組み合わせるようにするとよいでしょう。 おすすめは活性化作用のある暖色と、リラックス効果のある寒色を組み合わせて使用することです。 1つの部屋で組み合わせる場合には「補色」を使用されるとよいでしょう。 補色とは、色相環で正反対に位置する関係の色で、互いの色を最も目立たせる色の組み合わせのことを言います。 例:青とオレンジ、赤と緑、黄色と紫など 逆に複数スペースがある場合には暖色系と寒色系の空間を交互に作つなど、部屋ごとに色を変えることで色を増やすことができます。
オフィスデザインは実績が豊富なハタラクバデザインへご相談ください
色は私たちの想像以上に影響を与えます。 もし、今使用されているオフィスが白や黒などの無彩色だけで作られている場合は、まずは家具やカーペットなど、取り入れやすい部分に色を取り入れられてみてはいかがでしょうか。
オフィス移転を検討されている場合は、ぜひハタラクバデザインへお問い合わせください。
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