
オフィスデザイン会社の選び方とは?判断軸・依頼の流れ・費用相場を解説
オフィスのデザインを外部に依頼したいと考えたとき、依頼先となるオフィスデザイン会社は数多くあり、対応範囲や得意とする領域は会社ごとに異なります。何を基準に選べばよいかがわからず、最初の一歩で迷う担当者は少なくありません。
オフィスデザイン会社は、ただ見た目をきれいにするだけの存在ではありません。働き方や経営課題に合わせて空間を設計し、採用や生産性の向上につなげる役割を担います。だからこそ、依頼先を選ぶ段階で判断を誤ると、完成したオフィスが期待した効果を生まないこともあります。
本記事では、オフィスデザイン会社の役割や会社のタイプ、選ぶときに見るべき判断軸、依頼の流れ、費用相場、注意点、よくある質問までを解説します。特定の会社を比較してランキングするのではなく、依頼先選びの基準そのものを整理する内容です。自社に合った依頼先の条件を見極める手がかりとして参考にしてください。
オフィスデザイン会社への依頼をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。
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オフィスデザイン会社とは?

オフィスデザイン会社とは、企業のオフィス空間を、働き方や目的に合わせて設計する会社です。レイアウトの設計から内装のデザイン、家具の選定まで、オフィスづくりに関わる幅広い領域を扱います。
依頼する前に、オフィスデザイン会社がどこまでを担う存在なのかを理解しておくと、自社の課題に合った依頼先を選びやすくなります。
オフィスデザイン会社の役割
オフィスデザイン会社の主な役割は、企業の要望や課題をヒアリングし、それを空間として形にすることです。単に図面を引くだけでなく、働き方の方針やブランドの考え方を踏まえて、コンセプトから空間を組み立てます。
レイアウトや動線の設計を通じて、社員が働きやすく、来訪者にもよい印象を与えるオフィスを実現することが期待されます。
設計事務所・内装業者との違い
オフィスづくりに関わる会社には、設計を専門とする事務所や、工事を担う内装業者などもあります。設計事務所は図面の作成に強みを持ち、内装業者は工事の実行を担います。
オフィスデザイン会社は、コンセプトの策定からデザイン、会社によっては施工までを一貫して扱う点に特徴があります。どこまでの範囲を担うかは会社によって異なるため、依頼前に確認しておくことが大切です。
オフィスデザイン会社に依頼するメリット
専門のオフィスデザイン会社に依頼するメリットは、自社だけでは気づきにくい課題を、空間の視点から解決してもらえることです。働き方の変化やコミュニケーションの活性化など、経営に関わるテーマをオフィスに反映できます。
経験を踏まえた提案を受けられるため、限られた予算でも効果的なオフィスづくりがしやすくなります。
オフィスデザイン会社の4つのタイプ

オフィスデザイン会社と一口にいっても、得意領域や対応範囲によっていくつかのタイプに分かれます。タイプを知っておくと、自社の希望に合う依頼先を見極めやすくなります。
ここでは、代表的な4つのタイプを整理します。
デザイン専門タイプ
デザインや設計を専門に行い、施工は別の業者が担当するタイプです。デザインの自由度が高い一方で、工事は別途手配が必要になり、窓口が複数に分かれます。
設計・施工を一括で行うタイプ
デザインから内装工事までを一つの会社で対応するタイプです。窓口が一つにまとまるため、工程管理がしやすく、設計の意図がそのまま施工に反映されやすいという利点があります。家具やICTまで対応できる会社であれば、オフィスづくり全体を任せられます。
オフィス家具メーカー系列のタイプ
家具メーカーの系列で、自社製品を中心にオフィスを提案するタイプです。家具の品質や選択肢に強みがある一方で、提案が自社製品中心になる場合があります。
内装施工会社のデザイン部門のタイプ
内装工事を本業とする会社が、デザイン部門を持つタイプです。施工の知見を踏まえた現実的な設計が期待できます。
オフィスデザイン会社の選び方で見るべき判断軸

オフィスデザイン会社を選ぶときは、デザインの見た目だけで判断しないことが大切です。対応範囲や提案力など、複数の観点から見極めることで、自社に合った依頼先を選べます。ここでは、確認しておきたい7つの判断軸を整理します。
対応範囲
デザインだけでなく、内装工事、家具の選定、電気・通信工事まで、どこまで対応できるかを確認します。対応範囲が広い会社であれば、複数の業者に分けて依頼する手間が省け、窓口を一つにまとめられます。
経営課題への提案力
オフィスは、採用や定着、生産性といった経営課題と深く関わります。きれいな空間をつくるだけでなく、こうした課題の解決につながる提案ができるかどうかは、重要な判断軸です。
自社の業種・規模に近い実績があるか
業種や企業の規模によって、オフィスに求められる要件は異なります。自社に近い条件での実績がある会社であれば、課題の勘どころを押さえた提案が期待できます。
デザインのテイストとコンセプト力
過去の事例を見て、デザインのテイストが自社の方向性に合うかを確認します。あわせて、要望を一つのコンセプトにまとめ上げる力があるかも見ておきたいポイントです。
スケジュール対応力
オフィスを使いながら工事を進める場合、業務への影響を抑えた工程が求められます。希望する時期に合わせて、無理のないスケジュールを組めるかを確認します。
対応エリア
複数の拠点を持つ企業の場合、全拠点を同じコンセプトで設計できるかが課題になります。広いエリアに対応でき、アフターサポートの体制が整っている会社であれば、多拠点でも統一感のあるオフィスづくりが可能です。
見積もりの内訳の透明性
見積もりの内容が項目ごとに明確に示されているかも、信頼できる会社を見極める材料になります。内訳がわかりやすいほど、予算の検討や比較がしやすくなります。
オフィスデザイン会社への依頼の流れ

オフィスデザイン会社に依頼してから完成までは、いくつかの段階を経て進みます。流れを把握しておくと、各段階で何を準備すればよいかが見えてきます。
問い合わせとヒアリング
まず問い合わせを行い、現状の課題や要望、予算感を伝えます。この段階で、会社の対応や提案の方向性を確認できます。
現地調査と実測
実際のオフィスを調査し、寸法や設備の状況を確認します。正確な現状把握が、無理のない設計につながります。
コンセプト策定と図面作成
ヒアリングと調査をもとに、コンセプトとレイアウトの案を作成します。デザインの方向性をここで固めていきます。
見積もりと契約
プランに基づいて見積もりが提示されます。内容と費用に納得できたら契約に進みます。
工事と引き渡し
契約後、内装工事や家具の搬入が行われます。完成後に内容を確認し、問題がなければ引き渡しとなります。
オフィスデザイン会社に依頼する費用相場

オフィスデザイン会社に依頼する費用は、デザインの範囲や工事の内容によって変わります。検討の出発点として、費用の目安を整理します。
ここで示す金額は目安です。実際の費用はオフィスの規模や仕様によって変動するため、正確な金額は見積もりで確認することをおすすめします。
デザイン料の目安
デザイン料は、設計のみを依頼するか、施工管理まで含めるかによって変わります。設計と施工を一括で依頼する場合は、工事費に含まれる形になることもあります。
内装工事費の坪単価
内装工事の費用は、坪単価で示されることが一般的です。工事の範囲や使用する素材によって幅があり、簡易な工事と本格的な改装では大きく異なります。
家具・什器の費用の目安
デスクや椅子、収納などの家具の費用も予算に含めて考えます。新規にそろえるか、既存のものを流用するかでも費用は変わります。
予算の組み立て方
費用を抑えるには、どこに力を入れ、どこを抑えるかの優先順位を決めることが大切です。すべてを最高水準にするのではなく、目的に沿って配分を考えると、限られた予算でも効果的なオフィスづくりができます。
オフィスデザイン会社に依頼する際の注意点

オフィスデザイン会社への依頼をスムーズに進めるために、事前に押さえておきたい注意点があります。ここでは3つの点を整理します。
要望とコンセプトを事前に整理して伝える
依頼の前に、何を実現したいのかを社内で整理しておくことが大切です。要望が明確であるほど、提案の精度が高まります。
完成イメージと予算を早めにすり合わせる
デザインのイメージと予算は、早い段階で会社とすり合わせておきます。後から大きな変更が生じると、費用や工期に影響が出やすくなります。
施工中の業務への影響と原状回復のルールを確認する
オフィスを使いながら工事を進める場合は、業務への影響を事前に確認します。あわせて、賃貸物件では退去時の原状回復のルールも確認しておくと安心です。
オフィスデザイン会社に関するよくある質問
オフィスデザイン会社への依頼を検討する際に、よく寄せられる質問をまとめました。
デザインだけを依頼することはできる?
会社によっては、デザインや設計のみの依頼にも対応しています。ただし、施工を別の業者に依頼する場合は、窓口が複数に分かれる点に留意が必要です。
小規模なオフィスでも対応してもらえる?
多くの会社が、規模に関わらず相談を受け付けています。狭いオフィスでも、レイアウトの工夫によって働きやすさを高めることは可能です。
移転前と移転後のどちらでも相談できる?
移転に合わせた新オフィスの設計だけでなく、既存オフィスの改装にも対応できる会社があります。どちらの状況でも相談は可能です。
全国の拠点に対応してもらえる?
複数の拠点を持つ企業の場合、全国に対応できる会社であれば、各拠点を統一したコンセプトで設計できます。対応エリアは会社によって異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
オフィスデザイン会社の施工事例
ここでは、実際にハタラクバデザインが手がけたオフィスデザインの事例を紹介します。
採用とブランドを意識したオフィスデザイン事例

白石工業株式会社・白石カルシウム株式会社 東京本社様(東京都中央区/炭酸カルシウム製造/90名/250坪)の事例です。
内勤の社員は固定席で業務効率を高め、営業はその日の仕事内容に応じて場所を選べるよう、フリーアドレスエリアやリフレッシュエリア、集中エリアを設けました。出張で訪れる社員にも対応できるゾーニングとし、執務室は背の高い書庫を避けて見通しのよい空間としています。受付カウンターやエントランスの壁には自社の取扱商材を素材として活用し、企業らしさを空間で表現しました。
参考:白石工業株式会社 東京本社様 施工事例|ハタラクバデザイン
コミュニケーション活性化を実現したオフィスデザイン事例

フィルメック株式会社様(愛知県/医療機器の製造・販売/約40名/511坪)の事例です。
移転前は部門ごとに部屋が分かれ、部門間のコミュニケーション不足が課題でした。新オフィスではワーキングエリアをワンフロアに集約し、中心部に電源とインターネット環境を備えたカフェカウンターを設置しています。他部署のメンバーと自然に交流が生まれる場をつくることで、新しい発想が生まれる環境を実現しました。完成後は、面接に訪れた求職者からの印象が向上し、人材採用率が上がったとの評価を得ています。
小規模オフィスを働き方に合わせて設計した事例

株式会社黒田生々堂 名古屋支店(愛知県名古屋市/19坪)の事例です。
収納スペースに限りがあり、効率的に働きにくかった狭いオフィスを、ミーティング・ワーキング・集中・リラックス・カフェの5つのエリアに分け、社員が仕事内容や気分に合わせて場所を選べる空間へと設計しました。狭いオフィスでも、設計の工夫によって生産性を高められることを示した事例です。
参考:株式会社黒田生々堂 名古屋支店 施工事例|ハタラクバデザイン
まとめ:自社に合うオフィスデザイン会社を選んで理想のオフィスを実現しよう
オフィスデザイン会社を選ぶときは、デザインの見た目だけでなく、対応範囲や経営課題への提案力、実績、見積もりの透明性といった複数の判断軸で見極めることが大切です。きれいな空間をつくるだけでなく、採用や生産性といった課題の解決につながる提案ができる会社を選ぶことで、オフィスづくりの効果が高まります。
複数の拠点を持つ企業であれば、全国対応とアフターサポートの体制も確認しておきたいポイントです。本記事で紹介した判断軸を参考に、自社に合った依頼先を見極めてください。
オフィスデザイン会社への依頼をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。









