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【OAフロア施工の手順とポイント】設置の流れや種類をご紹介します。

OAフロアは、オフィスの配線を床下に隠し、すっきりとした見た目と安全性を提供します。施工方法を理解し、適切に業者に依頼することは、快適なオフィス環境を整えるために重要です。本記事では、OAフロアの種類や施工方法、業者に依頼する際の手順について詳しく解説します。

目次[非表示]

  1. OAフロアの種類
    1. 置敷タイプ
    2. 支持脚タイプ
  2. OAフロアの素材
    1. 樹脂製(プラスチック製)
    2. 金属製(スチール・アルミ)
    3. コンクリート製
  3. OAフロア工事の種類
    1. OAフロア設置
    2. レベル調整
  4. OAフロアの施工方法
    1. 1.現場調査と設計
    2. 2.清掃・墨出し
    3. 3.下地処理
    4. 4.支柱とパネルの設置
    5. 5.配線作業
    6. 6.仕上げと確認
  5. 業者に依頼する手順
    1. 1.業者選定と相談
    2. 2.打ち合わせと見積もり
    3. 3.契約と施工
    4. 4.完成確認とアフターフォロー
  6. OAフロア・床工事のご相談は実績が豊富なハタラクバデザインへご相談ください

OAフロアの種類

置敷タイプ

置敷タイプのOAフロアは、支柱を設置せずにパネルを床面に直接置くタイプのOAフロアです。このタイプは、簡便さと柔軟性を兼ね備えており、特に既存の床に大きな変更を加えずに設置したい場合に適しています。一般的に、軽量で取り扱いやすい材質でできており、配線作業やメンテナンスを迅速に行えるのが特徴です。また、支柱がないため、安価で交換もしやすいといったメリットもあります。

支持脚タイプ

支持脚タイプのOAフロアは、床材を一定の高さで支えるために、床下に多数の支持脚を設置するタイプのOAフロアです。フロア全体の均一な高さを保ちながら、大量の配線や設備を床下に隠すことができます。支持脚の高さは調整可能であり、オフィスの特定の設計要求に応じて床の高さを自由に設定できる点が魅力です。
また、耐荷重性に優れており、重いキャビネットや設備を配置する場合でも、安心して利用できます。置換タイプと比べると初期費用が少し高くなりますが、長期的な耐久性と低メンテナンス性により、トータルコストで優位に立つケースが多いです。

OAフロアの素材

樹脂製(プラスチック製)

・安価
・軽量で扱いやすい
・施工が簡単

樹脂製のOAフロアは、軽量で施工しやすく、価格も安価といったメリットがあります。ブロック状のパネルを置くだけで設置できるため、原状回復も容易に行えます。注意点としては、歩行感が頼りない点と、重い什器を置くと耐荷重オーバーで破損する危険性があります。

金属製(スチール・アルミ)

・耐荷重が高い
・高さ調整できる
・配線量が多い場合でも収納可能

金属製のOAフロアは、耐荷重が高く、高負荷がかかる環境でも安心して使用できるといったメリットがあります。支柱で高さ調整できるタイプもあるため、配線やケーブルが多い場合でも収納が可能です。注意点としては、樹脂製と比べて初期費用が高くなりやすい点です。

コンクリート製

・音が響きにくい
・歩きやすい
・耐久性が高い

コンクリート製のOAフロアは、劣化や磨耗に強く、日常の使用や環境の影響によって品質が落ちにくいという特性があります。また、普通の床と変わらない歩き心地を提供できます。また、コンクリートは密度が高いため、音が透過しにくく、上下階や隣接するスペースからの騒音を抑制する効果もあります。注意点としては、撤去時に産廃処理費用がかかる点と、パネル自体が非常に重く、搬入・設置・撤去に手間とコストがかかる点です。

OAフロア工事の種類

OAフロア設置

床下に配線を隠して収納できるよう、床の上にパネルを敷き詰める作業です。

レベル調整

レベル調整とは、オフィスの床の高さを調整し、傾きやがたつきを直す作業のことです。歩くと音がする場合や、床が沈む感覚がある場合、タイルカーペットの目地がズレているなどの不具合がある場合は、レベル調整が必要になる可能性があります。

OAフロアの施工方法

OAフロアの施工は、主に以下のステップで進められます。

1.現場調査と設計

最初に、オフィスの現場調査を行い、床下に収納する配線の量や配置を決定します。この段階で、OAフロアの高さや材料を選定し、設計図を作成します。

2.清掃・墨出し

部屋の寸法を測り、パネルを並べる基準線を引きます。墨出しを行うことで、設備の設置がスムーズになり、施工後の調整や修正が最小限に抑えられます。特にOAフロアでは多くの配線が床下に隠れることになるため、初期段階のズレが後々大きな問題を引き起こさないようにするためにも、墨出しは欠かせません。

3.下地処理

床の凹凸を修正し、OAフロアの土台が安定するよう、下地処理を行います。場合によっては、防湿シートを敷くことで、床下の配線を湿気から守ることもあります。

4.支柱とパネルの設置

支柱を一定の間隔で設置し、その上にOAパネルを敷き詰めます。パネルは多くの場合、取り外しが可能で、メンテナンス時に便利です。設置後、水平を保つため、レーザー機器等で高さを調整します。これにより、床全体の均一な水平性が保たれます。また、部屋の壁際など、パネルが入らない半端な隙間を補助部材で埋めます。

5.配線作業

OAパネルを敷いた後、配線作業を行います。電源ケーブル、通信ケーブルなどを床下に整理して収納します。この時、配線が絡まったり、互いに干渉しないように注意し、トラブルシューティングを容易にするためラベル付けも行います。

6.仕上げと確認

全てのパネルを敷き、配線が完了したら、最終的に仕上げと動作確認を行います。オフィスレイアウトに問題がないか、各機器が正常に作動するか確認します。

業者に依頼する手順

OAフロア施工を業者に依頼する場合、以下の手順を踏むとスムーズです。

1.業者選定と相談

まずは、実績のある業者を選定し、相談を行います。業者の実績や口コミを調べ、複数の見積もりを取ると良いでしょう。オフィスのニーズに応じた提案ができる業者を選ぶことが重要です。

2.打ち合わせと見積もり

具体的なオフィスの状況や施工内容について業者と打ち合わせを実施します。価格だけでなく、施工期間やアフターサービスについても確認することが大切です。

3.契約と施工

見積もり内容に納得したら、業者と契約を結びましょう。契約書には、施工内容、費用、施工期間、保証内容などを明記してもらいましょう。契約後、施工が始まりますが、その際には進捗を定期的に確認し、安全に作業が行われているかもチェックすることが大切です。

4.完成確認とアフターフォロー

施工が完了したら、最終確認を行いましょう。フロアの仕上がりや配線の状態をチェックし、不具合があれば速やかに業者に依頼して修正を依頼しましょう。アフターフォローについても確認しておくと、長期にわたって安心です。

OAフロア・床工事のご相談は実績が豊富なハタラクバデザインへご相談ください

OAフロアの施工には、計画的な設計と緻密な作業が求められます。自社で行う場合と業者に依頼する場合では、作業の流れや注意点が異なるため、本記事を参考に最適な選択をしてください。適切な施工を行うことで、快適で効率的なオフィス環境を実現できます。

OAフロアの設置を検討されている場合は、ぜひハタラクバデザインへお問い合わせください。

オフィスの設計から導入までお手伝いするハタラクバデザインでは、テナント物件のご紹介から内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置にいたるまで、ワンストップで実施できるところが強みです。

複数の有資格者を保有しており、現在、大阪市周辺で年間200件以上のオフィス施工実績があります。オフィスにおける各種工事をご検討されている場合は、ハタラクバデザインへお気軽にお問い合わせください。

ハタラクバデザイン 編集部
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