
オフィス床工事の種類や費用、業者に依頼する場合の手順を解説。
オフィスの床は、見た目の美しさと実用性を兼ね備えた重要な要素です。床工事を行うことで、オフィス環境全体を刷新し、業務効率や社員の満足度を向上させることが可能です。本記事では、オフィスの床工事の種類やそれにかかる費用、業者に依頼する際の手順について詳しく解説します。
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床工事とは?
床工事とは、建物の床部分を構築、修繕、または改良するための一連の作業を指します。これは、新たに床を設置する場合や、既存の床をリニューアルする際に行われます。適切な施工により、耐久性が高く、快適な使用感が得られる床を作ることができます。
オフィス床工事の種類
オフィスの床工事には、さまざまな種類があり、その選択が室内環境に大きな影響を与えます。以下に主な床工事の種類を紹介します。
床シート張替
床シート張替とは、既存の床材を新しいシート材に交換する工事のことを指します。この工事は、古くなった床材を撤去し、新たなシートを敷設することで、オフィスの見た目と機能を向上させることを目的としています。
床ひび割れ補修
床ひび割れ補修は、オフィス内の床に発生したひび割れを修復するプロセスを指します。ひび割れが発生すると、見た目に悪い影響を与えるだけでなく、靴や備品を引っ掛ける危険があり、修繕が必要になります。適切な補修を行うことで、床の耐久性を高め、さらに意図しない事故を防ぐことができます。
タイルカーペット張替
タイルカーペット張替とは、既存のカーペットタイルを新しいものに交換する工事のことです。張替えを行うことで、床面を清潔で安全な状態に保ち、オフィスの印象を一新できます。タイルカーペットは個別に交換できるため、一部の部分的な修繕も容易に行えます。
タイル張替
タイル張替とは、既存の床タイルを撤去し、新しいタイルを設置する工事のことです。この方法は、床の見た目を一新し、機能性を向上させるために行われます。タイルの張替えは、特に傷や剥離が目立つ箇所やデザインを刷新したい場合におすすめの工事です。
OAフロア工事
OAフロア工事とは、オフィスの床下に空間を設けて、その中に通信ケーブルや電源ケーブルを収納できるようにする工事です。OAフロアを導入することにより、オフィス内の配線を整理整頓し、機能的で安全な作業環境を提供します。多くのデジタル機器を使用する現代のオフィスにおいて、OAフロアはますます重要視されています。
バリアフリー工事
バリアフリー工事とは、障壁(バリア)を取り除き、全てのユーザーにとって利用しやすい環境を整備するための工事を指します。具体的には、段差の解消やスロープの設置、床材の選定が主な内容です。これにより、エントランスから会議室に至るまで、オフィス全体を通じて安全性と快適性が確保されます。
オフィス床工事の費用の相場
オフィスの床工事費用は、選択する材料と施工面積により大きく異なります。一般的な参考価格としては、以下のようになります。
・タイルカーペット: 約3,000円〜5,000円/㎡
・ビニールタイル: 約2,000円〜4,000円/㎡
・フロアタイル: 約4,000円〜9,000円/㎡
・フローリング: 約5,000円〜10,000円/㎡
費用には、材料費の他に施工にかかる人件費も含まれるため、見積もりを依頼する際は詳細な内訳を確認することが重要です。
床工事を業者に依頼する場合の流れ
オフィスの床工事を業者に依頼する際は、以下のステップを踏むことでスムーズに進められます。
ニーズの明確化
床工事を依頼する前に、まずオフィスのニーズと目的を明確にします。新しい床に求める機能(防音性、耐久性、美観など)や、設置したいエリア、予算などを具体的に整理しておくことで、スムーズに進められます。また、事前におおよその予算を決めておき、業者との打ち合わせ時に希望のプランが提示できるように準備しておくことも大切です。
見積もりの取得
業者を決定したら、現地調査を依頼します。専門の担当者が訪問し、現状の評価と具体的な工事計画の策定を行い、どのような床材が最適か、施工の不備や注意点なども確認しましょう。見積もりが提示された後は、曖昧な点がないかしっかり確認を行いましょう。
業者の選定
適切な業者を選ぶことは、床工事を成功させるための鍵です。複数の業者から見積もりと施工プランを取り寄せ、比較検討しましょう。また、打ち合わせ時の対応や提案内容の理解度も選定基準にし、施工中のやり取りがスムーズに行える相手かどうかを確認することが大切です。
契約と施工開始
契約書に施工日程、費用、工事内容、保証についての詳細が記載されていることを確認し、納得ができたら契約を結びましょう。また、工事のスケジュールについても確認し、業務運営や生活への影響を最小限にするために、適宜計画を調整しましょう。
施工後の確認
契約が結ばれたら、いよいよ施工が始まります。工事期間中は、進捗状況を定期的に確認し、問題があれば早急に業者と相談して対応策を講じましょう。また、工事が完了した後、仕上がりを確認し、不具合があれば速やかに対応を依頼しましょう。
床工事の手順
設計と計画
床工事は、まず初めに建物の使用用途に応じた設計プランの策定から始まります。どのような素材を用いるか、デザインはどうするかを決める段階です。
床材の選定
利用目的に応じた床材を選びます。選択肢には、ウッドフローリング、カーペット、タイル、ビニール、ラミネートなどがあります。それぞれ特性が異なるため、必要な機能を取り入れた材料を選びます。
下地処理
床を施工する前に、しっかりとした下地を作ります。これには、表面の平滑性を出すための補修や、湿気対策としての防湿シートの敷設が含まれることがあります。
床材の施工
選択した材料を敷設し、固定します。施工は厳密な技術が求められ、正確な敷設で安定性を確保し、各パーツの隙間をきちんと調整します。
仕上げと確認
施工終了後、仕上げ作業を行い、施工品質を確認します。問題があれば修正を行い、完璧な状態にしてから引き渡します。
業者選びのポイント
実績と経験の確認
施工経験が豊富で、実績のある業者を選ぶことが大切です。業者のホームページやパンフレットで過去の工事例をチェックし、類似のプロジェクトにおける成功事例があるかどうかを見極めます。また、業界での評判や口コミも参考にすることができます。
ライセンスと資格の確認
床工事を行う際には、適切なライセンスや資格を持つ業者に依頼することが求められます。これにより、認定された品質で施工が行われ、法的な問題も未然に防ぐことができます。
見積もりの透明性
見積もりは詳細な内訳が明示されていることが重要です。すべての費用や施工内容を明確にし、追加費用が発生する可能性についても事前に確認しておきます。複数の業者から見積もりを取って比較検討することで、適正価格を把握することができます。
オフィスの床工事は実績が豊富なハタラクバデザインへご相談ください
オフィスの床工事は、見た目の改善だけでなく、オフィス環境の機能性を向上させる要素でもあります。材料選びから業者選定、施工までの手順をしっかりと把握し、計画的に進めることで、満足のいく結果を得ることができます。この記事を参考に、オフィス環境を一新し、業務効率の向上を目指してください。
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