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オフィスデザイン事例集
休憩室レイアウトのデザイン事例
職場でのストレスが多いと、労働者は心身症による症状として、頭痛や高血圧、過敏性腸症候群等の健康障害が現れる場合があります。
また、症状が悪化し、鬱や不眠症、精神的な不安定さが生じることもあります。
最悪の場合、アルコールやギャンブル、買い物などの依存症や家庭内暴力の原因になるケースもあります。
このように労働者の不健康を招かないためにも、ストレス解消ができる休憩室のレイアウトが必要です。
2007年に発表された厚生労働省の「労働者健康状況調査」によると、労働者の58.0%が職場でストレスを感じているそうです。[注1]ストレスが高い人労働者は、そうでない労働者と比べて約5%も生産性が低くなることが分かっています。
例を挙げてみると、年収450万円の労働者の場合は、年間22万5,000円の損失ということです。
労働者が多く、ストレスレベルが高い職場ほど、休憩室レイアウトの見直しの効果が高いことが分かります。
休憩室のレイアウト改善により、労働者のストレスが減れば、職場に対する満足度が向上します。
労働者の満足度の向上は、生産性が高まり、優秀な人材が定着したり、顧客満足度が上がる等のメリットがあります。
そもそも軽減させるべきストレスが少なくなるので、ストレスを感じにくい職場に変わっていきます。
心理学や経営学では、効果的に休憩を取る方法の研究がされていますが、完全に仕事のスイッチをオフにするのが基本とされています。
休憩室のレイアウトでは、仕事を連想させない、全く異なった空間にするのが有効です。
職場によっては、休憩室に和室のレイアウトがされている場合がありますが、完全に仕事モードをオフにするために考えられているのです。
執務室と休憩室は、できるだけ離れた距離にある方がストレス軽減に効果的です。
職場によっては、距離を離すのが難しいこともありますが、オフィスから出てウォーキングをするなどすれば、同じ効果が得られます。
やむを得ず執務室の一部を休憩スペースに使う場合は、パーテーションで仕切るなどして、仕事に関わる情報が目に入らないようにするといった工夫をしましょう。
メルボルン大学の研究によると、休憩の際に自然を眺めると、より高い集中力が維持できるのだそうです。
日本でも、昔から緑は目に癒しの効果があるといわれており、ストレス解消にも効果があります。
可能であれば観葉植物や花の設置が良いですが、困難な場合は、写真や絵でも効果があるそうです。
パソコンのデスクトップの背景に自然の画像を使うなどの工夫をすれば、仕事中に適宜ストレス発散ができるようになります。
コーヒーの香りには、脳にα波を出現させてリラックスさせる効果があります。
コーヒー豆の種類によっては、香りで仕事の生産性アップにつながることもあるそうです。
ストレスの解消では、ローズやラベンダー、ペパーミントなどの香りにも効果があることが分かっています。
コーヒーにこだわる必要はありませんが、休憩室の「香り」にも意識を向けて、レイアウトの改善ができないか検討してみてください。
休憩室のレイアウトに完璧な正解というものはありませんので、少しずつ改善をしていく必要があります。
この際、労働者の意見も取り入れることが大切です。
経営者側だけで、熱心に労働者の健康やストレスの回復を考えるよりも、労働者それぞれが自分の健康に関心を持つ方が効果が大きいからです。
必要に応じて、休憩室レイアウトに詳しい専門家にアドバイスしてもらうことも必要になるでしょう。
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